ユーカリの木陰で里の行

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2018.01.31
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カテゴリ: スピリチュアル


1 月 31 日の満月は Super Blue Blood Moon だった。

2 週間ほど前にその名を聞いたときには

なんて大仰なネーミングなんだろう と思った。

「特別に蒼い血の月」だなんて、

あまりに魅惑的で怪しげで

想像力を掻き立てられるゴシックな響き ではないか。

ドラキュラ伯爵だって

ちょっと気後れしちゃいそう だ、とか。

それは、

特別な満月の3要素を同時に満たす

トリプル・スペシャルな満月 のことだった。

月が地球に近づいて大きく見える、スーパームーン。

加えて、一月に満月が 2 度ある、ブルームーン。

更に、皆既月食で月が赤く見える、ブラッドムーン。

なんでも北米では 150 年ぶり、

日本やオーストラリアでも 36 年ぶり の、

珍し~い満月なんだそう。

私の住むメルボルンでも深夜 12 時ごろには

夜空に大きく浮かぶ赤い満月―

スーパーブルーブラッドムーンを楽しめる ということで。

そんなにレアな満月ならば見てみたいぽっ ところだけれど、

真夜中っていうのはなぁ…しょんぼり

ここ ビクトリア州では、 1 月末から1学期が始まる 。

うちの子たちも 1 月 31 日から 長~い夏休みを終えて学校に戻る。

情況的には 二人ともホリデーぼけ しまくっているうえに、

長かった日本滞在で 体内時計は未だに日本時間のまま 。

時差でメルボルンの方が2時間早く なってしまうので

二人とも 未だに朝起きられずにいる のだった。

なのに、学期明けから深夜まで 起きているっていうのは…。

「いやだ、絶対に見る!

今度いつ見られるかわからないんだってよ。

珍しい月なんだから、 何が何でも見たいよ~~~!!! 」

けれど子どもたちは見る気満々、

深夜まで起きている気満々 だった。

この神秘的な月夜のイベントを前に

周囲もちょっと色めき立っていた。

チベ仏仲間のメリリン ( 仮名 ) など、

皆既月食は、パワフルな行ができる特別な夜 だからと

スペシャル行メニューを計画 していたし。

そのうえ断食断飲で浄化の行まで敢行 すると張り切っていたし。

う~む、

皆既月食に断食断飲、密教行―

なんだか素敵 だ。

せっかくのレアなトリプル満月―

自分も何か心にきらきら響くようなスピリチュアルな時間を

過ごしたい かも…。

とはいえ子どもたちは学期明け だし…。

当日、 メルボルンはあいにくの曇り空 だった。

これじゃあ、月なんか見えないだろって、空模様。

それでも子どもたちは 絶対に見たい! と言い張るので、

結局、いつものように就寝して、

深夜、雲が晴れて皆既月食を見ることが できそうだったら、

私が起こす ということになった。

そうして私も せめてものスピ行 を。

夜は地元のチベット仏教センターで開催される

無料の瞑想セミナーに参加することにした。

センターは未だホリデー中 だったれど、

思った以上に人が来ていた。

懐かしい友達の顔を見たとたんに心が躍ってしまった。

日本に一時帰国していたので友達に会うのも、

ゴンパでゆっくり瞑想するのも久しぶり だったから。

1 時間ほど

「 Chenresig Sadhana 」 の瞑想行 を。

チベット仏教の慈悲の仏陀を観想し、真言を唱え、瞑想した。

心が洗われるというよりも、

フェザーのように軽くなって、ふわふわと浮き立って

どこかに消えてしまいそう だった。

あまりに心地良かったせいか、

瞑想する皆やゴンパのエネルギーが安らか過ぎるせいか、

はたまた寝不足からか疲労感からか、

気を抜くと、一瞬で爆睡 してしまいそうだった。

セミナーの後、久しぶりに会ったスピ友たちとお茶をした。

自然、話題は「 Super Blue Blood Moon 」のことに。

空模様が気になっていたので外へ出てみたのだけれど、

センターの中庭からでは月は見えなかった。

夜空の半分は未だ雲に 覆われていた。

中に戻って、みんなとお喋りを続けた。

お茶とケーキを頬張りながら、

それぞれのクリスマス休暇やホリデー中の出来事、

行や神秘体験の話なんか をして盛り上がっていた。

だけど話が

今年オーストラリアで予定されているリトリートの話題 になったとき、

メアリンさん ( 仮名 ) が言ったのだった。

「ダライラマ法王の事務所が

法王のオーストラリアツアーを中止することを発表した 」、と。

びっくり

一瞬、耳を疑ってしまった。

今年
6 月にシドニーとメルボルンで、

法王の講義と講演が予定 されていた。

ダライラマ法王が最後にオーストラリアを訪れたのは

2015 年の 6 月だったから、実に 3 年ぶり 。

私も楽しみにしていたのだった。

それが今日、突然中止が発表されたのだという。

オーストラリアだけでなく

海外ツアーは法王の体力的に難しいからと

今年予定されていた海外訪問は全てキャンセル になったのだった。号泣

「え、私もうチケット買っちゃったけど…」と、

ヘレさん ( 仮名 ) が呆然とした顔で呟いた。

私は、残念な予感が的中したような気もしていた。

というのも、 いつもなら1年前には

ツアーの詳細が発表されチケットも発売されるのに、

今回は半年前になっても法王のオーストラリア事務所から

何の連絡もなかったから。

唯一詳細が決まって一部チケットが発売されたのは

メルボルンの講義だけだった。

それに 去年 11 月の日本訪問も法王の体力的理由から中止になっていたので、
大丈夫なのかな? と心配していたのだった。

ふと思った。

もしかして、3年前のリトリートが

法王の最後のオーストラリアツアー だったのかな?

空気が重くなった、気が した。


長くて一気にアップできなかったので、
続きは「スーパーブルーブラッドムーンの夜に(後編)」で。

写真は1月31日10時半ごろの月です。

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Last updated  2018.02.05 07:59:14
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