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2021.01.20
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カテゴリ: 介護





グループホームのニーズ高まる 親亡き後 障害ある子支える場に




障害のある子を持つ親にとって切実なのが、「親亡き後」の問題。


自分が高齢になって体が動かなくなったり、

亡くなったりした後の子どもの行く末を不安に思う親は多いが、

入所施設の確保は簡単ではない。


残された子を支える場として、

地域の人に見守られながら少人数で共同生活を送る

「グループホーム」のニーズも高まっている。

  
 「このままでは共倒れになると思った」。


約三年前、重度の知的障害がある次女(44)を

障害者施設に入所させた埼玉県の男性(79)は振り返る。


次女は食事や風呂などで全面的な介護が必要。


男性と妻(78)が約四十年間、自宅で世話をしてきたが、

二人とも高齢になり、限界を迎えた。


 近くの社会福祉法人が運営する施設で、

まずは七年ほど前からショートステイを利用してみた。


他に調べた施設と比べて、職員らの対応が良く、

自由度も高いことが気に入り、男性は

「自分たちに万一のことがあったとしても、

ここになら次女を任せられる」

と感じたという。


 だが入所に際し、月約五万円の利用料とは別に、

五百万円の寄付金を求められた。


「入所を希望する皆さんから頂いている」

と施設長。

家庭を持つ長女に、次女の世話で負担をかけることはできない。

男性は「安心料だと思って」五百万円を払い、

次女を入所させた。

「親に金銭的な余裕があるかどうかで、子どもの行く末は変わる」

と話す。


 重い障害のある人は、

主に同居する家族が訪問介護や通所施設などの福祉サービスを利用しながら

在宅で介護している。


だが、親が亡くなれば、子どもは行き場を失いかねない。


そうならないよう、

「グループホーム」が残された子の生活を支えている例もある。



 重度の知的障害がある森ひろみさん(43)は約一年前、

二人暮らしだった母親を亡くした。


今は三重県伊勢市のグループホーム「ぱれっと」で

他の障害者の女性二人と一緒に暮らしている。


ぱれっとは、森さんが約二十五年前から通う

市内の作業所と同じNPO法人「ステップワン」が運営。



森さんの行く末を心配した母親からの相談を受け、

約七年前に開設された。


森さんはその直後に入居していたため、

母親の死後も生活の場に困らずに済んだ。


 森さんは、日中は作業所で働き、夕方、ぱれっとに帰る。

夕飯作りなど身の回りのことは、「世話人」の職員らが行う。

一カ月の利用料は食費や光熱費などを含め約五万円。


月約九万円の障害年金と、

月一万六千円の作業所の工賃もあるため生活費に困ることはない。


入居時の一時金や寄付金なども不要だ。

森さんは「グループホームでの暮らしは楽しい」と言う。

​​  市は二年前から、

重度の障害者を受け入れるグループホームなどに運営費を補助。


同NPOも年間約百七十万円の補助金を受け、

夜間に配置する世話人の人件費などに充てている。


理事の宮崎吉博さん(71)は

「高齢化で親亡き後の問題は深刻になり、

グループホームの重要性が高まっている。

行政からの補助があってこそ成り立つ」

と指摘する。


ぱれっとの設立費用は地元住民から寄せられたバザー品や

チャリティーコンサートの売り上げなどで賄った。


「地元の人たちの支えも大きい」

と話す。

[東京新聞]






親亡き後の暮らし、

やはり地元住民や行政の支えも必要ですね。

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Last updated  2021.02.04 15:14:37
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