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【千葉】 市原市
の知的障害者支援施設で、
元職員の男(26)が入所者3人に傷を負わせたとして
傷害の容疑で5日逮捕された。
障害者施設での虐待事件はなぜなくならないのか。
行政は問題を起こした職員個人の資質を問題視して再発防止策をとってきたが、
閉鎖性の高い施設の構造的な問題が根本的要因だとの指摘もある。
事件があったのは「千原厚生園」。
同園や市原署によると、
容疑者は約5年前から正職員として勤務していた。
被害者の入浴支援中に他の職員が傷に気がつき、3月26日に市に報告。
傷は物で引っかかれたようで、いずれも軽傷だった。
警察の捜査開始後、
元職員がけがを負わせたと認めたため、5月に 懲戒解雇
された。
同園ではパートも含む職員約30人が交代制で入所者約50人を支援。
夜勤は3人体制で、この元職員が担当することもあった。
同園ではこれまで同様の事例はなかったとし、
「障害者の生活や人生を充実させるために取り組んできたなかで、あってはならないこと」
と謝罪した。
今後、第三者を交えて施設の運営を抜本的に見直すことを検討しているという。
県でも、施設の運営状況について調査する方針。
今回の事件を市町村職員への研修や、
障害者施設に配布するリーフレットの内容に盛り込むことも検討する。
厚生労働省
によると、
2019年度に全国の自治体が確認した障害者施設の職員らによる虐待は547件。
県によると、県内では34件で、うち障害者支援施設では7件だった。
同省の調査によると、自治体が判断した発生要因は、
「教育・知識・ 介護
技術等に関する問題」
「職員の ストレス
や感情コントロールの問題」
「倫理観や理念の欠如」
といった、職員個人の資質を問題視する回答が上位を占めた。
一方で、「組織風土や職員間の関係性の悪さ」「人員不足や多忙さ」といった、
構造的な問題を指摘する回答は2割前後にとどまった。
だが、虐待があった施設の多くでは、
管理者や職員への研修を実施して虐待防止に努めていた。
県内では13年、
障害者施設「県袖ケ浦福祉センター」で知的障害のある入所者の少年(当時19)
が職員の暴行で死亡する事件があった。
県の調査で、
13年までの10年間で15人の職員が入所者23人に暴行をしていたことが判明した。
県の第三者委員会は、人材育成や研修、
外部のチェック体制の不備が背景にあったと指摘。
県は大規模施設での支援を見直し、センターを22年度末に廃止して、
入所者を民間の小規模施設に移す方針を示している。

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