さらに、[ 前岳近くにある森吉神社の裏には、奇妙な形で積み重なっている巨岩がある。この巨石は冠岩と言われ、神社のご神体である。巨石の前には江戸時代の学者である菅江真澄の歌碑がある。途中省略。冠岩には隙間があり、胎内潜りができる。] と記されていた。
雪のある時の森吉山も良いが、花の名山としても知られ、豊富な自然が育まれている。北面の黒森と呼ばれる鬱蒼とした原生林やブナ林を中心とした広葉樹林、オオシラビソが繁っている。今回は山スキーで訪れたが、花の季節や紅葉の季節に再訪してみたいと思った。
このあたり一帯はマタギが活躍した地域でもある。ツキノワグマやニホンカモシカ、クマゲラやイヌワシなどの希少種の生息地となっている。
阿仁スキー場のゴンドラ乗り場には秋田犬の)北斗がお出迎えしてくれた。秋田犬はいま人気上昇中である。私たちは登りの片道切符で乗車、山頂だけでなく森吉神社にも立寄った。スキー場終点からの下りコースは閉鎖されていたが、昨日アドバイスを受けていたとおり雪を選びながら降りることができた。