ロミオとロミオは永遠に

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黒い椅子

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April 16, 2006
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カテゴリ: 十二国記
魔性の子

十二国記シリーズの番外編ですが、実は十二国記より書かれたのが先です。なので、この時点で小野さんの頭の中で十二国の構想が練り上がっていたのかと思うと凄い、と思いますね。

さて、内容ですが。これはファンタジーなのか、サスペンスなのか、オカルトなのか、はたまたサイコなのか。なんです、これ!?って感じですね。しかし、実に考えさせられる所がたくさんある。
まず、主人公は自分を祖国喪失者だと言う。だからこそ高里の考えを理解出来た。そして仲間だと思った。その時点で、高里と自分は「同じ」であるという連帯意識を持っているわけだから、高里だけが本物の「祖国喪失者」であり、自分は真実仲間ではない、という境遇に置かれた時の彼の行動が「人間」であることだと思った。
人は誰もが祖国喪失者であることを望んでいるのかもしれません。
ここは、私の住むべき世界ではない。どこかに私を受け入れてくれる、本当の場所がある...。そう信じれることが出来たらどんなに楽でしょうね。もちろん、それはただの現実逃避なんですけど。
広瀬と高里の大きな違いは、祖国への意識だと思います。
広瀬はただただ、穏やかな、いわば常世を夢見た。
それに対し、高里はそんな甘い考えを持っていなかった。考える余地がなかったのかもしれませんが。







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Last updated  April 16, 2006 02:42:36 PM コメントを書く
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