あま野球日記@大学野球

あま野球日記@大学野球

2008.01.22
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カテゴリ: 大定年時代
もちろん 「青年の主張」 という催しがあることは
知っていた。でも 「60歳からの主張」 (主催:
全国老人福祉施設協議会)というイベントがある
ことを、夕刊紙を読むまで知らなかった。


成人の日の1月14日、「もうひとつの成人式」と
銘打って、人生の先輩たちの経験談が披露されたと
いう。論文部門(ほかに川柳部門もある)には

島根県在住の男性(61歳)で、テーマは
『「出会い」が変える』 。


その内容は、波乱に満ちていてとても興味深い。
以下は、夕刊フジ(1月18日付)から一部を引用。


『「出会い」が変える』 (佐々田修次さん)
53歳の時に事業に失敗し、信用も財産もすべて
失ってしまう。以降は、その日暮らしの悪戦苦闘の
日々が続いた。


「家族が気遣い、ひそひそ声での会話」 (佐々田さん)
にツラさが増した。一ヶ月間の臨時雇いから始めた
老人介護施設での仕事も、自分の子供よりも年下の職員

涙を重ねた。


だが、平均90歳超の施設利用者たちに出会い、毎日を
精一杯生きる姿に励まされ、ついに自分にしかできない
役割を見出した。それは 「世代間の橋渡し役」 。自分の

流行りも多少わかることが、自分の武器であることに
気づき、仕事が充実感で満たされていった。


この仕事を始めて8年が経過した。佐々田さんは言う。
「『今日は楽しかった。ありがとう』と、お年寄りが
言ってくれる笑顔が、私は好きなんです」



同じ優秀賞に選ばれた埼玉県在住の男性(66歳)の作品
もある。タイトルは 『私の川柳事始め』 (堀利男さん)。
定年退職になれば、その時に何とかなると高を括っていた
ことが災いし、いざ退職(3年前)してみると、何もやる
ことがない日々の現実に呆然とする。


そんなある日、「妻の運転手」として出かけた公民館で、
たまたま川柳講座に誘われたことがキッカケとなり、
「その仲間たちとの出会いに夢中」 になった。


今では、常にメモ帳と鉛筆を携行して街をさまよい句を
ひねる毎日。新聞への投句で入選し、掲載された経験もある。
「活字になった時の喜びは、何ものにも変えがたい・・・」
(堀さん)




充実したセカンドライフを過ごされているお二人に共通
するのは、そのキッカケが「人との出会い」にあるようだ。
ヤフーセカンドライフに、ボクは以前 「ある団塊サラリ
ーマンが始める地域活動」
というブログを書いた。


そこで登場していただいたYさん(60歳)も、地域に
知り合いがいないことから、仲間作りを始めたことが自治体
と連携する福祉活動にいたる起点になっていた。


そのYさんのことを、別の定年直後の「団塊(元)サラリー
マン」の方たちに話したことがある。すると、彼らの関心を
引いたのは、Yさんの活動内容ではなく、定年後に会社を
離れて感じる「寂しさ」への共感だった。


「地域に仲間が居ないのは寂しいもんだよ・・・」


定年後、行動範囲はどうしても地域中心になる。
でも首都圏において、いま住んでいる地域で元々生まれ育った
人は、そう多くはない。自宅と会社の往復の毎日だったから、
地域に仲間がいないのは当然なことかも。


自分にとっての充実したセカンドライフは、身近かにある地域
での「出会い」から始まるのかも知れない。



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Last updated  2008.01.23 00:22:16
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