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昨日ほ本当にぼーっとしていて、電車に乗り間違えた。
乗った時ちっとも気がつかずに、早く鞄の中にある『ナイン・ストーリーズ』「ド・ドーミエ=スミスの青の時代」の続きが読みたくて、そのことしか考えてなかった。
その列車は、私が乗り込んだ駅から3駅目で本線から分岐した。
4駅目で気がついた。
どうなるもんでもないと思って、慌てることはなかった。
だから、周りの人からは見事に、その駅は私の駅であると見えたに違いない。
誰もいないホームだった。
目の前には、見たこともない病院の名前が書かれた看板がたくさんあった。
その看板のひとつに二頭身の象が描かれていた。
看護婦の服を着て、微笑んでいた。
その象の瞳は真っ白で、途端、私は一体ここで何をしているんだ?と思った。
『ノルウェイの森』のラストのように、「ほんとうにここはいったいどこなんだ」と頭を抱えそうになった。
・・・というわけで、ちゃんと正気に戻って、無事帰宅いたしました(笑)
そして、電車を乗り間違えたお陰で(?)昨日の切ない気持ちも薄れてまいりました。
不思議なことに。。
私が降りた駅は【清音(きよね)駅】といって、まさにその名の通り、音が清かった。
そこに置いてきたんだと思います、もやもやを。
見事。
【清音駅】にはきっと、雨のもやもやがあると思うので、間違えても拾わないようにね。