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お薬でかなり緩和される副作用の1つが 吐き気、嘔吐
。
以前はほぼ避け得なかった副作用のようですが、今はいいお薬が出て
点滴治療の前にこれを点滴するほか飲み薬で3日ほどカバーしてくれるので
私の場合、この副作用は幸い薬が効いて出ませんでした・・。
もう1つは 免疫力低下
。
免疫力低下≒白血球数が減る、ということで、白血球数が減るのを防いでくれるお薬を
注射してもらいます。
このお薬も最近出てきたものだそうで、保険適用前の低下が信じられないくらい高い・・。
3割負担じゃない部分のお金はもちろん〇金。
いいんだろうか・・と悩み、でもありがたく、と拝み・・。
日本なら国民皆保険という考え方で救われる治療費も、たとえばアメリカなら10割負担。
より払いやすい治療費で治療が受けられる国に生まれたことに感謝。
出るとかなり体に負担のかかる副作用2つにはこうしたお薬がありますが、
他のはこの2つに比べると、現れてもまだマシ?!
(人によったらもちろん辛い!)
市販薬でも落ち着くものやどうしようもないものなどいろんな副作用が出てきます。
私の場合、当初3~4日くらい、まず胃の膨満感が辛かった・・。
みぞおちまで胃がいっぱい、な感じ。
市販の健胃薬使ってみたけど、気休め程度にしかならず・・。
食欲落ちる→体力低下
、という副作用に負けていられないので、
普通の食事は無理でも、何かそのとき食べたいもの、を食べるようにしようと
思うと、この膨満感が邪魔をする・・。
そのほかに、 腎臓に影響しやすい
、という副作用もあって、
水分をとにかくしっかり摂ることで防げる、というのがあるので、
どんどん何か飲むのが良い、のですが、膨満感が邪魔をする・・。
同じ時期に出てたものの中で次に辛かったのが 倦怠感
。
階段を上り続けているとして、もう足が上がらない、と感じるときの重さ。
重い荷物を持って歩き続けているときのようなだる重さ。
これは1週間くらい徐々に緩和されていく感じでしたが、堪えました。
時間の許す限り横になって過ごしたけれど、ヒロのいる自宅生活。
するべき家事はそうそう減らせないし、替わってもらえるところもそう多くはない。
取った対策は、車の運転と自宅に来てもらえるサービスを利用することでした。
車の運転をして外に出ると、私の場合スイッチが入って、時限的ながら
ほぼ”通常運転”に戻れる、というタイプだったので、これを利用して
ピンスポットで気力捻出。
サービスは、居宅支援、というサービス。
家にヘルパーさんが来られて規定の範囲内でヒロの世話をしてくれます。
ヒロには、ときにキツいパニックがあるので男性ヘルパーさんが来られる・・。
ずっと以前に、契約しておきませんか?、という話があったんだけど、
私には男性ヘルパーさんが自宅に入って1hなり1.5hなりおられる、ということに
かなり抵抗感があって、そのときはお断り。
でももうそんなことは言っていられない状況となり、
そのサービスを今回意を決して契約して
夕食の介助、入浴中の見守りと入浴後のお世話をお願いすることにしました。
最初の1週間が辛い、と聞いていたので、夕食の時間以降ヒロと2人になる日に
1.5hずつ入っていただきました。
散らかった掃除の行き届かないLDKとお風呂場にそれだけの時間居ていただくことは
ストレスでもありましたが、他人がおられることで、しゃんとしなきゃ、と倦怠感を
ごまかせるところもあって、49:51みたいなところで助かりました。
あとは大したことないようで、でもあるより無い方がいいに決まってる副作用が
入れ替わり立ち代わり・・。
呼吸が浅い
:ワンコの呼吸みたいに、短いスパンでハアハア・・
排出できない
:食べられない、飲めないの時期にはさすがに出なくて、腎臓は大丈夫か?
とかなり気になりました
食べるより、飲む方がまだしもでしたので、どうせ飲むなら
飲むなら野菜ジュース、乳酸菌飲料、食物繊維入り、各種栄養素入り、トクホ・・
などなどこだわって?チョイス
味覚がへん
?:水に限ったことでまだしもだったのですが、水が少し甘く感じたり
塩気があるように感じたり・・
微熱じゃない微熱
:37℃ってすご~く微妙でフラフラ感のモトに・・
顔の色がさらに黒く
:そもそも浅黒い肌がさらに日焼けしたような黒さに
下地クリームを肌にのせた直後は、黒板に白チョーク?!くらいの差でびっくり
体全体にぶるぶる感
:カメラで何かを写そうとするときにある手振れのような感じが常に
字もそのせいで書きづらい
発音しづらい
:頭で考える文章を言葉にするとどこかもつれるような違和感
あと、冷房の冷気の流れを足首だけ敏感に感じるとか、いろんなわけのわからない違和感もありました。
こういうのが全部、ちょうど8日目からふっと薄れていきました。
”私の出力”が、治療開始日に30%にドン!と落ちたのが70%に戻り、10日目には100%に。
そして12日目に一番辛い副作用が始まりました。
それは脱毛・・。
絶対に避けられない、最大級の副作用。
今日で15日目ですが、日ごとに抜ける量が増えていっています。
最初はつまんだり、梳かしたりしたときにだけ、だったのが今日は動くだけでハラハラと・・。
お風呂が辛い。
外出のために洗面所に立つのが辛い。
床を見るのが辛い。
これからさらに加速度を増してハラハラと散っていきます。
そのうちすっかりなくなります。
予定通りに進んだとして化学療法が終わるのが私の場合来年2月。
そこから3ヵ月後にやっと生えはじめるものらしいです。
そしてウィッグなど使わなくて済む長さに戻るのにそれからどれくらいかかるのか・・。
なってみて初めて解る重さでした。
化学療法を受けるかどうかを悩んでいた時期に、ある有名ウィッグメーカーのお店に
相談にいってみる、ということをしていました。
汗かきの私が使うなら、これがいいでしょう、とそのときに勧めてもらったものがありました。
他メーカーの展示会にも行ってみたので言うことですが、これより通気性のいいものはまずない、
とのこと。
もちろん自社製品のために話の上乗せもあるでしょうけれど、他社に相談に行って見る
気力も時間もありませんでしたので、その日のうちに決めました。
(予定の倍の高額でした・・)
そして今日そのウィッグを持ち帰ってきました。
本日から早速毎日外出時は使用、室内では帽子、という生活です。
ウィッグのお話はまた次に・・。