生命。
朝、庭に出てみると、
この冬、
唯一咲いている鉢植えのいくつかが、
しんなりしていた。
実家の母から預かったシクラメンも、
クッタりして元気がなくなっている。
これはまずい!
この一週間ほど、
なにかと忙しくて、
仕事でも私用でも日中外出することが多く、
鉢植えたちに水をあげていなかった。
この時期は昼と夜の温度差が激しいので、
日中の暖かい時間帯でないと、
水をあげることができない。
夕方あたりに水遣りしてしまうと、
下手したら、
土が凍って根腐れしてしまうこともある。
それを考えると、
鉢植えたちの存在に、
夜には気づいても、
その時水遣りするわけにもいかず、
朝になると忙しさに忘れてしまっていた。
とまあ、言い訳はあるとしても、
なんとも可哀想なことをしてしまった。
急いで、
鉢植えの一つ一つに丁寧に水を遣る。
あげながら、
「ごめんね。」
「元気になってね。」
と、
まるでひとりひとりに声をかけるように、
話しかけた。
そして、数時間おきに、
鉢植えの様子を伺いに庭に出てみる。
くったりと頭をもたげた花は、
持ち上がっては行かない。
その都度、
申し訳なさのような気持ちが湧いてくる。
しかし、植物の生命は逞しいものだ。
夜になった頃には、
どの鉢植えも元気になっていた。
よかった。
やっぱり生き生きしている姿が、
いちばんステキ。
そして私が見たいのも、
生き生きしている姿なんだと、
改めて気がついた。
生命。
植物に限らず、
生き生きとした「いのち」というものは、
逞しくて、美しい。
そして、
もういちど美しい姿を見せてくれて、
ありがとう![]()