Angel RISA

Angel RISA

2011年09月24日
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共働きのため、学童で遊ばせており、17時に迎えに行くことになっています。
事件はなんでもない金曜日に起きました。
りさが学童からいなくなってしまったんです。17時に迎えに行ったとき、先生も「行方が分からない」と。パニックになりました。ランドセルもなかったので、どうやら一人で帰ってしまったようです。車ですぐに家に行きました。でもいません。ますますパニックになりました。私は走って通学路を捜し回りました。主人にも電話して、主人は仕事を中断し、一緒に捜してくれました。18時過ぎ、さんざん捜し回った挙句、再び家に行ったら玄関にちょこんと座っていました。嬉しそうな顔をして私の元に歩いてきました。私は、彼女をはたきました。「何してるの!」そう言って怒りました。りさは驚いて大泣きしました。私も怒りながらも安堵の涙が止まりませんでした。主人が来て、私たちをなだめすかして家の中に入りました。学童に連絡すると、先生が仰いました。「今、学童の生徒や親御さんが校内や周辺を捜索してくれてますので、安心しました。無事を伝えて、帰宅してもらいます」。一時間以上もみんなりさのために捜索してくれたんです。我が家では、みんなで泣きながら夕食を食べました。夕食は主人が作ったカレーです。私は作る気にはなれませんでした。はたいたこと、怒ったこと、本当に正しい判断だったのか、夕食を家族3人で食べながら悩み続けました。りさは、泣きながら夕食を食べました。多分、褒められると思ったのでしょう。それが、急に怒ってはたかれた。その不条理を感じていたのでしょう。「みんなが心配するでしょ」。主人が何故私が怒ったかを説明してくれました。その夜は3人で布団を敷いて寝ました。りさは、泣きながらもやがて眠りにつきました。主人が言いました。「正しい判断だったと思うよ」。私はそれを聞いて、再び大泣きしました。初めて号泣というものをしました。捜し回って見つけてはたいた。その私の判断が正しかったと言ってくれる人がいる。この幸せに感謝です。号泣していると、りさが起きてしまいました。「お母さん…ごめんね」。そう言いました。「でも自分で帰ってこれるようになったよ」。そう自慢気に話していました。「そうね」。私は、娘の思いを受け止め、そして続けました。「お母さんが思っている以上にしっかりしてるのね。お母さんもごめんね、だね。でも心配したんだよ。みんなで捜したんだよ。」後はまた涙で何も言えませんでした。
週末はりさの提案で、ホームセンターでお花をいっぱい買いました。そして、それを学童の玄関の花壇に植えました。
月曜日、いつものように学童に迎えに行くと、りさはランドセルを背負って嬉しそうに走ってきました。先生がその後ろを走ってきて、「お花、ありがとうございます。好評ですよ!」と仰いました。「ありがとうございます…」私はそう言ってまた涙が出てきてしまいました。「みんなでお花に水をまいたの」りさの友達が言いました。りさは何を考えているのか分からないな、と思いました。ここまで予想して花を買いたいと言ったのか、ただ欲しかっただけなのか。とにかく、色々考えて生きている。それだけは確実に言えることです。これからも色んな考えを披露して欲しいです。でも心配させないでね。愛するわが子への2つの難問です。





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Last updated  2011年09月24日 06時10分03秒
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