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「少女ポリアンナ」という物語があります。どんな苦しいとき、かなしいときでも、そのなかに、いいこと、うれしいこと、楽しいことを見つけつづける少女の物語です。そんな気持ちをみんなが持ち合えたら、世界はどんなにか平和になるだろうか…と、ふと思います。70億人も人類がいれば、1人や2人や3人…もっとあまり好きになれないひとがいても不思議ではないけど、自分が好きになれないひとのことを、魅力的に思い、大好きに思うひともいるのだから、世のなかっておもしろい。だから成り立っているとも言えると思うのです。演劇は「こころをあつかう活動」だから、ときにはぶつかりあったり、もめたりすることもあるかもしれないけれど、それも含めて、最後には全部かけがえのない体験になっていくのだと思います。どうでもいいひとのことは忘れちゃうけど、思いっきりけんかしたひとのことは、いつまでも覚えていたりするものですから。(笑)私は、青葉にかかわった一人ひとりが大好きです。おとなも子どももみんな一所懸命で、それそれに精一杯に生きている。みんなが一人ひとりそれぞれの輝きに満ちていると思います。そんなみんなと出会えた私はしあわせだなあって、つくづく思っているのです。ブログは閉じるけれども(当面は削除はしない予定ですが)、みんなのことが大好きで、応援している気持ちはこれからも変わりません。これからもサイコーにすてきなミュージカルをつくりつづけてほしいです。そして、そんななかで、ときに、すれちがいや行きちがいがあったとしても、いつかまたつながっていけるってこと、忘れないでいてほしいなあ。だって、この地球のうえで生きているかぎり、本当につながりを断つことなんて、できないのですものね。それでは本日で、ブログの更新を終了します。長いあいだ、お読みいただき、ありがとうございます。こころからお礼申し上げます。
2011.08.31
BBS(掲示板)を閉じさせていただきました。そのいきさつは、こちらをご確認ください。2011年7月12日から、横浜市青葉区小中高生ミュージカルの10年を振り返る日記を書くことにしました。あくまでも、かめおかゆみこ個人の視点ですが、これまでの流れと、そこにこめられた思いなどを知っていただくチャンスになれば、うれしいです。目次一覧-------------------------------------ひとの気持ちがすれちがうのは、しかたのないことだと思います。生きてきた歴史もちがえば、価値観もちがいます。家族でさえも同じというわけにはいきません。ときにはぶつかりあうことがあっても、それはそれで、人間なら当然だと思います。ただ、そのときに、お互いを尊重しあいながら、お互いの思いをきちんと伝えあえる関係でありたいなあ…ということを強く思います。その意味で、きびしいご意見をくださったこのかたとも、直接お話ができたら、どんなによかったかなあと思うのです。たとえ意見の一致を見なくても、ああ、このひとは、そのような思いで生きているのだと、じかに感じることができれば、意見はちがったままでも、どこかつながるところが見いだせるような気がするのです。このブログの掲示板で、意見のすれちがいが起きたときも、すれちがいそのものは問題ないと私は思っていました。ただ、自分という存在をかけがえのないものとして思うと同時に、自分以外の、意見のことなる存在をも尊重したうえでのコミュニケーションであってほしかったなあという思いはあります。結果として、掲示板を閉じなくてはならなくなったことは残念ですが、でも、それもすべてはこのブログを運営してきた私に責任があると思っています。10年かけて伝えてきたと思ったメッセージ(つながる思い)は、本当の意味で伝わるものになっていなかったのだと思います。いえ、こうして書いていても、受け止めてもらえるだけの説得力を、私がもっていなかったのだと思います。観客のかたからきびしいご意見をいただいたことも、そのことを自覚せよというメッセージなのかもしれません。ブログを閉じることにしたのは、私が、いろいろな意味で、自分の責任を自覚するということです。私の自覚が不充分なものであったために、せっかく書き込みをしてくれたみんなにも、もしかしたら不快な思いをさせてしまったかもしれません。そのことをお詫びしておきたいと思います。※明日で、ブログの更新を終了します。 書き込み・メッセージもできなくなります。
2011.08.30
BBS(掲示板)を閉じさせていただきました。そのいきさつは、こちらをご確認ください。2011年7月12日から、横浜市青葉区小中高生ミュージカルの10年を振り返る日記を書くことにしました。あくまでも、かめおかゆみこ個人の視点ですが、これまでの流れと、そこにこめられた思いなどを知っていただくチャンスになれば、うれしいです。目次一覧-------------------------------------2010年の「こどもの国物語2010」が終わって、しばらくみんなとは会う時間もないまま、ときを過ごし、3月13日の解散式で、久々の再会となりました。本当はこの日別の予定が重なっていて、出られないはずだったのですが、2日前に起きた東日本大震災のため、そちらの予定がなくなり、急きょ参加することができるようになりました。参加できてよかったです。ところが、解散式のあと、事務局のかたとお話ししていて、びっくりすることを聴きました。今回の公演は全体に評判もよく、アンケートでもたくさんのかたが「感動した」と書いてくださっていたのですが…。その後、事務局に、観客のおひとりから電話があり、そのかたは大変にきびしい口調で、「舞台には感動したが、脚本に問題がある。この脚本家をおろすべきだ」と、おっしゃられたというのです。さらに、このかたは、事務局だけでなく、区議会議員さんなどにも、同様の電話をかけられたらしいというお話でした。事務局では、私の気持ちを気づかって、この電話のことは、伏せたままにしていてくださいました。それで、私も、このことは、この日まで知らずにいたのです。また、そのかたと直接お話ししたいと思いましたが、連絡をとっていただくことは、かないませんでした。脚本の解釈は、一人ひとり異なっても当たり前だと思います。このかたがどのような解釈をされたのかはわかりませんが、それはそれでありだと思います。それよりも、わざわざお電話をされて、「脚本家をおろすべきだ」とまで言われるお気持ちの背景には、一体何があるのだろう…と、思わずにはいられませんでした。昨日も書きましたが、私はこのように考えています。>すべてのいさかいは、事実がどうあるかではなく、>そのひとのこころの痛みからくる…と、私は考える>ようになりました。痛みと痛みがぶつかりあうとき、>それが、怒りになったりかなしみになるのだと。そのかたに、そこまでの感情を起こさせる痛みとは、一体何なのだろうと思うと、私自身が、胸をしめつけられるような思いがしました。お互いの痛みをわかちあうことで、つながれるよ…と歌った「わかちあえば」も、このかたの胸には届かなかったのだろうか…と。また、今回の作品のなかにも書いたように、マザー・テレサが言われたことば「私は反戦集会には出ないけれども、平和の集会になら出ます」…そこから、ことなる立場のものを否定するのではなく、つながりあえるところに目を向けてほしいという思いも、このかたには、受け止めてもらえなかったのかな…と。もちろん、お芝居を見て何を感じるかは一人ひとりちがって当然ですから、こちらの思いどおりには思ってもらえなくてもしかたはないのですが、やっぱりさびしい気持ちにはなってしまったものでした。※あさってで、ブログの更新を終了します。
2011.08.29
BBS(掲示板)を閉じさせていただきました。そのいきさつは、こちらをご確認ください。2011年7月12日から、横浜市青葉区小中高生ミュージカルの10年を振り返る日記を書くことにしました。あくまでも、かめおかゆみこ個人の視点ですが、これまでの流れと、そこにこめられた思いなどを知っていただくチャンスになれば、うれしいです。目次一覧-------------------------------------話は少し前後しますが、2007年の有志上演のとき、新作は無理なので、それまでの作品から4つの曲を選んで、それを軸に作品を構成しました。そのうちのひとつが「すべてはつながる」だったのですが、この「つながる」ということは、私が青葉ミュージカルに10年間かかわってきての、一貫したテーマであったように思います。これまでさまざまな場で、多くのひとたちが自分とはことなる考えのひとたちを批判したり、ちがうということで対立したりするのを見てきました。私自身例外でなく、そんな状況におちいったことは何度もあります。そしてそんな光景が、世界じゅうどこでも、繰り広げられています。ひとのいのちはせいぜい100年しかないのに、どんなに生きても出会えるひとの数は限られているのに、なぜひとはそうやってあらそいあうのか。ちがいではなく、つながりを見て生きることはできないのか。ずっとずっと考えつづけてきました。歌は、私にとって、祈りのようなものだなあと思うことがあります。歌詞を書いているとき、歌うことによって、子どもたちがこの思いを感じ取ってくれるとうれしいなあと思ってきました。そして、本当はみんなつながっているんだよ…という思い(祈り)をこめた歌が、「すべてはつながる」でした。その続編ともいうべき歌を、2010年に書きました。それが「わかちあえば」です。すべてのいさかいは、事実がどうあるかではなく、そのひとのこころの痛みからくる…と、私は考えるようになりました。痛みと痛みがぶつかりあうとき、それが、怒りになったりかなしみになるのだと。だから、すべてをわかちあえば、怒りもかなしみも消えると思うのです。お互いの痛みを感じあうことで、つながることができると思うのです。「チャイナタウン」のなかの「なぜわかりあえないの?」(「闇のなかから」)という問いは、「浦島伝説」の「なんのために生まれてきたのか」(「海の祈り、陸(おか)の夢」)でこたえをさぐり、「すべてはつながる」を経て、たどり着いたのが「わかちあえば」だったのです。10年をかけてきた私の思いは、伝わっているのでしょうか。それとも、そんな思いは、絵空事に過ぎないと一笑に付されるでしょうか…。※「ハヤブチノヌシ、帰るとき」と「青葉水物語」は、けっこうまじめにブログを書きましたので、ここでは割愛します。あと3日、どうしても書き残しておきたいことを書いたら、このブログを閉じます。(削除は当分しない予定ですが、書き込みもメッセージもできなくなります)
2011.08.28
BBS(掲示板)を閉じさせていただきました。そのいきさつは、こちらをご確認ください。2011年7月12日から、横浜市青葉区小中高生ミュージカルの10年を振り返る日記を書くことにしました。あくまでも、かめおかゆみこ個人の視点ですが、これまでの流れと、そこにこめられた思いなどを知っていただくチャンスになれば、うれしいです。目次一覧-------------------------------------たった10回の稽古で20分の劇をつくりあげる。子どもたちは本当にがんばってくれました。今年は上演ができないというなかで、有志上演とはいえ、劇ができることがうれしかったのだろうと思います。このとき中心になって支えてくれた子たちは、いま、中学3年生~高校生になっています。年月のたつのは早いなあと思います。翌年転校で九州に行ったJ君、元気にしてるかなあ。そんなことを思い出します。そして翌2008年。青葉ミュージカルは再開になりました。うれしかったことは、舞台監督や音響や照明などのスタッフのひとたちまでもが、「よかったね」と、本当によろこんでくださったことでした。今日はこれから出かけて帰宅は明日深夜になります。つづきは、あさってになると思います。
2011.08.26
BBS(掲示板)を閉じさせていただきました。そのいきさつは、こちらをご確認ください。2011年7月12日から、横浜市青葉区小中高生ミュージカルの10年を振り返る日記を書くことにしました。あくまでも、かめおかゆみこ個人の視点ですが、これまでの流れと、そこにこめられた思いなどを知っていただくチャンスになれば、うれしいです。目次一覧-------------------------------------2006年は、「愛しのチャイナタウン!」の再演でした。再演をおこなったのは、このときがはじめてです。また1月の公演は稽古が真冬であまりにも寒いということで、この年の公演は9月になりました。再演で、ストーリー的には大幅には変わらないものの、さまざまなものが新しくなりました。参加人数のちがいもありましたが、装置も変わりましたし、振付もずいぶん変わりました。おもしろいなあと思いました。が、ショックなこともありました。この年、事務局は、2007年度の休演を決めました。青葉ミュージカルの財政は、毎年かなりきびしい状態がつづいていました。また、運営はすべて完全ボランティアで、かかわるひとたちの負担は、並大抵のものではなかったのです。もちろん、子どもたちのすばらしい舞台と最高の笑顔は、充分にその見返りとなるものです。それでもやっぱり、限界に達していたのだと思います。「来年は休演します」と告げたのは、「チャイナタウン」の公演が終わったその日、会場でのお疲れさまの会の席でした。子どもたちが泣きだしました。「絶対に再開してください」「再開したら絶対に参加する」と、口々に言ってくれました。いまでも鮮明に思い出します。でも、2007年が半分過ぎても、再開についての連絡はきませんでした。もしかしたら、スタッフのもとには来ていないだけで、事務局では準備をすすめていたのかもしれませんが、私は「2008年の再開にまにあうのかなあ」という気がして、ちょっと心配していました。そんなとき、たまたま、小学生の劇を上演する団体をさがしている、という情報が入ってきました。「中学生が何人か入っていてもいいですか?」というと、OKとのこと。さっそく、関係者に許可をもとめて、有志での活動というかたちで、参加することで話を進めました。実は、このブログをスタートしたのは、それがきっかけだったのです。そのあたりのことは、こちらに書いてあります。私も久々に読みかえしました。なつかしいなあ。 (明日につづきます)
2011.08.25
BBS(掲示板)を閉じさせていただきました。そのいきさつは、こちらをご確認ください。2011年7月12日から、横浜市青葉区小中高生ミュージカルの10年を振り返る日記を書くことにしました。あくまでも、かめおかゆみこ個人の視点ですが、これまでの流れと、そこにこめられた思いなどを知っていただくチャンスになれば、うれしいです。目次一覧-------------------------------------私は北海道の出身です。でも、北海道に住んでいた時間よりも、本州に出てきてからの時間のほうが、すでに長くなってしまいました。それでも、自分のなかで流れる時間の感覚は、いまだに北海道なのです。ふるさとってそういうものだと思います。だからたとえほろびてしまったとしても、こころのなかで、ずっとずっと生きつづけるのです。けっしてなくなることはないのです。そんなことを思って書いた詞です。ひとが記憶に何かを残すときは、五感をともなうのだと思います。「私たちは知らない」は、うしなわれた自然のすがたを、目で耳で感覚で、思い起こしている詞です。そして、この作品にはもうひとつ自然の詞が。 「森の目覚め」♪ 作詞 かめおかゆみこ 作曲 金子 忍 白い月が 沈んでいくよ 西の地平に 明けの明星が 輝きだすよ 東の空に ふくろうが ゆっくりと まぶた閉じれば 森は 静かに 呼吸をはじめる 冷たい空気(を) 吸って 吐いて (吸って 吐いて)(吸って 吐いて) 木々が目覚める こずえ(を)ふるわせ 川が目覚める 水音立てて 草が目覚める つゆ玉光らせ 大地(が)目覚める いのちを乗せて あらたな空気(を) 吸って 吐いて (吸って 吐いて)(吸って 吐いて) やがて 夜明けの光がさしこむと すべてのいのちが 歌いだす 喜びの歌を 歌いだす 朝が 朝が 朝が 朝が来たどちらの詞も、私のなかの北海道が生きているのでした。北海道の自然は別にほろびたわけではないですが、ふるさとに別れを告げてしまった人間とすれば、それはやはり帰ることのできない場所なのです。「私たちは知らない」は、劇の最後に、思いを継ごうとするものたちによって、ラストの1行が書き換えられます。「私たちは知らない」ではなく、「君とわかちあいたい」として、歌い継がれていきます。市民参加型の地域ミュージカルとしては、アンハッピーの物語はふさわしくないし、そのほうがいいラストであることもわかっているのですが、私のなかでは、実は「私たちは知らない」のほうが、しっくりきてしまうのです。それは、そのほうが、ふるさとをうしなった人間の実感だから…、なのかもしれません。断続的に書いてきましたが、できれば今月いっぱいで、いま書いているものを終了させたいと思っています。このブログは、2007年にスタートさせているので、それ以降は、さぼりさぼりではありますが、一応ここにすでに記録していますので…。 (明日につづきます)
2011.08.24
BBS(掲示板)を閉じさせていただきました。そのいきさつは、こちらをご確認ください。2011年7月12日から、横浜市青葉区小中高生ミュージカルの10年を振り返る日記を書くことにしました。あくまでも、かめおかゆみこ個人の視点ですが、これまでの流れと、そこにこめられた思いなどを知っていただくチャンスになれば、うれしいです。目次一覧-------------------------------------2005年度の作品の話に移ります。「森の記憶・いのちの伝言」という作品は、三浦半島・小網代の森をイメージした作品です。その冒頭で歌われるのが、前回ご紹介した「私たちは知らない」です。ある日、突然、どこからか聴こえてきた歌声。それは、どうやら、とうにほろびた、ふるさとの星を思う歌…。小網代の森は、都会の近くの森とは思えないほど、完全な生態系が保たれている森です。森にすむアカテガ二は、満月と新月の夜になると、海におりてきて産卵をします。海にゾエア(幼生)が放出されると、それを食べにプランクトンが集まってきます。そのプランクトンを食べるために、湾の向こうから、サギが飛んできます。実にみごとな食物連鎖!小網代の森をとりあげることになる数年前、偶然ですが、私は友人に誘われて、このカニの産卵の現場に立ち会ったことがありました。月があがる前の、足がつかる程度のところに入って、アカテガ二がおりてくるのを待つのです。産卵をひかえておりてくるカニは、外敵にたいして過敏になっているのですが、いったん海に入ってしまうと、産卵に集中するのか、とても無防備になるのです。海と一体化(笑)して、じっとしていると、本当にすぐそばまで寄ってきます。そのときに、上述した食物連鎖をまのあたりにしたのです。小網代の森は、いわば環境問題の象徴ともいえました。それだけに、直接的なとりあげたかたは、刺激が強すぎて、市民参加型のミュージカルには向かない気がしました。ちがう切り口が必要でした。そんななかで、もしも、この美しい環境がうしなわれてしまったら…、星そのものがほろびてしまったら…という発想が湧きました。そんな未来の物語を描くことはできないだろうか…と思うなかで、不意に浮かんできたのが、この「私たちは知らない」という歌だったのです。 (明日につづきます)
2011.08.23
BBS(掲示板)を閉じさせていただきました。そのいきさつは、こちらをご確認ください。2011年7月12日から、横浜市青葉区小中高生ミュージカルの10年を振り返る日記を書くことにしました。あくまでも、かめおかゆみこ個人の視点ですが、これまでの流れと、そこにこめられた思いなどを知っていただくチャンスになれば、うれしいです。目次一覧-------------------------------------2004年度の作品の話に移ります。「森の記憶・いのちの伝言」という作品は、三浦半島・小網代の森をイメージした作品です。今日も時間がないので曲の紹介のみ。 「私たちは知らない」 作詞 かめおかゆみこ 作曲 金子 忍 風に吹かれて 花たちが さざめいていたというよ 川面(かわも)光らせ さかなたちが およいでいたというよ はるかそらのかなた そのちいさな星の上で そんな当たり前の幸福を 私たちは知らない 雨上がりの朝 くものすに にじがかかって(い)たというよ 落ち葉かさこそ ふみしめて どんぐり あつめたというよ はるかそらのかなた そのいとしい星の上で そんな当たり前の幸福を 私たちは知らない 足あと追いかけ 雪のうえ どこまでも駆けたというよ 吹雪のおとを 子守唄に 春を待ちつづけたというよ はるかそらのかなた その青い星の上で そんな当たり前の幸福を 私たちは知らない はるかそらのかなた その美しい星の上で そんな当たり前の幸福を 私たちは知らない (明日につづきます)
2011.08.20
BBS(掲示板)を閉じさせていただきました。そのいきさつは、こちらをご確認ください。2011年7月12日から、横浜市青葉区小中高生ミュージカルの10年を振り返る日記を書くことにしました。あくまでも、かめおかゆみこ個人の視点ですが、これまでの流れと、そこにこめられた思いなどを知っていただくチャンスになれば、うれしいです。目次一覧-------------------------------------「統合」という本来の意味とはちょっとちがうかもしれませんが、神奈川高等女学校の生徒たちと、横浜二中の生徒たちが歌う「帝国軍人賛歌/花咲く田奈の森で」は、ある意味、ふたつのことなる思いが、寄り添い統合していくことをイメージした歌です。2010年度再演して、ブログでも歌詞を取り上げたばかりなので、ここではあらためて再掲はしませんが、いわゆる軍国教育を受けて「御国のためにたたかう」と血気はやる男子生徒たちにたいし、女生徒たちは、あくまでも日常の、ささやかな幸福についての思いを語ります。それがどんなかたちであれ、誰もみずから死にたいとは思いません。いのちはいつでもたった一度きりなのです。生きているあいだ、ひとは、さまざまな喜怒哀楽を体験します。どんなささやかな生きかたをしているひとであろうと、それはそのひとにとってまちがいなく尊い気持ちです。一人ひとりがそんなふうに尊い思いをいだきながら生きているのだということを、この歌をとおして伝えたかったのです。だから最後には、ことなる立場のふたつのグループは、「ああ、君、生きてあれ」と唱和するのです。いのちをうしなってしまったら、どんな感情も味わうことはできないのですから。それは、たまたまネットで見つけた「相思樹の歌」も同じです。ひめゆりの少女たちは、どれほど、生きてこの歌をともに歌いたかったことでしょうか。そんな少女たちの思いさえも消し飛ばしてしまうのが、「戦争」なのです。戦争反対と叫ぶのではなく、ただ、聴いているだけでせつなさといとおしさがこみあげる、これらの歌をとおして、いのちの尊さ、生きる意味を、感じてもらいたいと思ったのです。本当にそのことを尊重できるなら、私たちは、たたかう以外の選択ができるはずだと、少なくとも私は思っているのです。 (明日につづきます)
2011.08.18
BBS(掲示板)を閉じさせていただきました。そのいきさつは、こちらをご確認ください。2011年7月12日から、横浜市青葉区小中高生ミュージカルの10年を振り返る日記を書くことにしました。あくまでも、かめおかゆみこ個人の視点ですが、これまでの流れと、そこにこめられた思いなどを知っていただくチャンスになれば、うれしいです。目次一覧-------------------------------------「闇」がひとつのキーワードとして出てきたとき、私の意識にあったもののひとつは、アーシュラ・ルグィンの「ゲド戦記」でした。それも第1巻の「影とのたたかい」。ほろぼすものとしての闇を追い求めたゲドですが、最後には、自分の一部としてその闇を受け入れ、ひとつになります。心理学的には、これは「統合」と呼ばれるものだと思います。そして私が求めていたのもそうでした。すべての側面をひとは持ち合わせています。自分の一部を否定することも、他人を否定することも、結果的には自分を否定することにほかなりません。このことは書き出すときりがないので(笑)、説明カットですみません。闇にはじまって、闇にもどる物語として、初演の「こどもの国物語」はあったのだと思います。ひとは、闇のなかから生まれ、また闇にもどっていく生きものなのです。生きるということは、その刹那のまぼろしのようなものなのです。…少なくとも私にとっては。 ♪闇と光が出会うとき 作詞/かめおかゆみこ 作曲/金子 忍 いのちはめぐる いくとせも 生まれて 生きて わかれて 出会う 繰り返す いとなみのなか 森はいつでも 変わらない いのちはめぐる とこしえに 生まれて 生きて 愛して 死んで 繰り返す いとなみのなか 森はすべてを 包み込む 森は いのちのみなもと すべてはここから はじまった 森は いのちのみなもと すべてはここから はじまった (明日につづきます)
2011.08.13
BBS(掲示板)を閉じさせていただきました。そのいきさつは、こちらをご確認ください。2011年7月12日から、横浜市青葉区小中高生ミュージカルの10年を振り返る日記を書くことにしました。あくまでも、かめおかゆみこ個人の視点ですが、これまでの流れと、そこにこめられた思いなどを知っていただくチャンスになれば、うれしいです。目次一覧-------------------------------------ちょっと途切れがちになっていますが、ぼちぼち書き続けていきます。今日もまたまた時間がないので、アナグラムのことをちょっと書いておきます。このとき、「弾薬庫」をとりあげるとき、何かひとつキーワードを作品のなかに隠しておきたかったという気持ちがありました。それで思いついたのが、アナグラムということばあそびです。ことばを並べ替えて、別のことばをつくる。単純に並べ替える場合と、ローマ字にしてから並べ替える場合とがあります。このときは後者。弾薬庫。DANYAKUKO。さてどうしようか。あれこれひねくりまわしているうちに、出てきたのが、よだかくん。YODAKAKUN。意味的にはちょっと苦しいのですが。(笑)「よだか」といえば、宮沢賢治の「よだかの星」。賢治といえば「世界全体が幸福にならなければ個人の幸福はありえない」ということばがあります。物語のなかで、闇の国では、ひとびとは、自分の我にとらわれ、たがいをほろぼしあっていきます。そこは、賢治のめざした世界とは真逆のものです。主人公の「ゆり」は、その闇のなかで、あらそいに加わることもできず、たったひとり取り残されることになりますが、その暗闇のなかで、それまで自分が孤独だと感じていたのは、本当は自分がこころを閉ざしていたからだということに気づきます。闇の国では、「望むもの」が手に入るのですが、ゆりは、現実の世界の友だちの名前を一人ひとり呼んでいきます。あらそうことではなく、つながることで、望むものは手に入ることを知るのです。 (明日につづきます)
2011.08.11
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2011.08.05
BBS(掲示板)を閉じさせていただきました。そのいきさつは、こちらをご確認ください。2011年7月12日から、横浜市青葉区小中高生ミュージカルの10年を振り返る日記を書くことにしました。あくまでも、かめおかゆみこ個人の視点ですが、これまでの流れと、そこにこめられた思いなどを知っていただくチャンスになれば、うれしいです。目次一覧-------------------------------------昨日はどうしても時間がとれず、書けませんでした。私がインターネットに参入したのは2000年10月でした。2001年は、個人が自分のホームページをつくるのがブームになってきて、私も友人の助けを借りてつくり、またメールマガジンや日記(いまのブログの前身)もはじめました。ただ、匿名性の高いネットの世界では、そのぶん自由度も高く、ネット上のトラブルも増えていたように思います。ほんのちょっとしたことばがきっかけで、互いに会ったこともない同士が言い争いになったり、いわゆる「炎上」なんてことも起きるようになってきました。本来、文字だけのコミュニケーションは、とてもむずかしいものだと思います。多少のすれちがい、意見のちがいは、直接対面してお互いの話を聴けば、氷解してしまうこともあるのではないかと思います。その歯止めがきかないところが、ネットの特質であり怖さであるとも思います。それを、私は一種の「闇」のようなものとしてとらえたのです。過去の戦争を一つの「闇」とすれば、現代にも闇がある。その闇と闇の接点で、今回の作品を書いてみたい。そんなふうに思ったのです。そしてもうひとつ、酒井智恵子さんの『田奈の森』のなかで、戦争のさなかでありながら、女生徒たちが、休憩のひとときや、チョコレートの包み紙などにささやかな幸せを見いだしていたくだりを読み、ひとはどんなときにも幸福を見いだすことができる、ということも、織り込みたいと思いました。現在と過去の田奈の森(こどもの国)、過去の沖縄、現代のインターネット。それらをつなぎあわせながら書き進めていったのが、「こどもの国物語」だったのです。明日も早朝から出かけるので、もしかしたら書けないかもしれません。この10年の自分の活動を振り返る意味でも、できるだけまとめて書き進めたいとは思っています。 (明日につづきます…たぶん)
2011.08.02
BBS(掲示板)を閉じさせていただきました。そのいきさつは、こちらをご確認ください。2011年7月12日から、横浜市青葉区小中高生ミュージカルの10年を振り返る日記を書くことにしました。あくまでも、かめおかゆみこ個人の視点ですが、新しく参加してくれた出演者のみなさんや、青葉ミュージカルを応援してくださるみなさんが、これまでの流れと、そこにこめられた思いなどを知っていただくチャンスになれば、うれしいです。目次一覧-------------------------------------フィールドワークでは、過去のお話もいろいろと聴かせていただきましたが、やはりいま現在の「こどもの国」の魅力もはずすことのできないものでした。劇のはじまりは、このこどもの国で元気に遊ぶ、子どもたちの姿からはじめたいと思いました。それでつくったのが、この曲です。 ♪「遊ぼう! こどもの国」 作詞 かめおかゆみこ 作曲 金子 忍 夏はプールで、冬はスケート サイクリングロードでひと汗流し キャンプ場で盛り上がろう! 遊べ 遊べ ときを忘れて 急げ! 一日はあっというま! 野の草とって 料理をつくろう まきで焼いたピザの味はいかが? じゃがいも掘りにも挑戦だ! 遊べ 遊べ みんな一緒に 急げ! 一日はあっというま! 桜堤で 花見はどうかね ゆっくり散歩で 森林浴さ たまにはテニスも たしなもう 遊べ 遊べ 自然のなかで 急げ! 一日はあっというま! 牛に羊にポニーにうさぎ 動物たちが むかえてくれる みんなの笑顔が あふれるよ 遊べ 遊べ 夢中になって 急げ! 一日はあっというま!「こともの国」のサイトや、パンフレットを見ながらつくった歌詞ですが、読んでいて楽しい雰囲気が伝わってくると思いませんか? このまま「こどもの国」のテーマソングにしてもらって、園内で流してもらえたらいいなあ…なんて思ったのですが、それは実現しませんでした。残念!(笑)書き忘れていましたが、大道具をプロのかたに依頼するようになったのは、この年からでした。また前年の最後から歌唱指導の先生が加わってくださるようになりました。 (明日につづきます)
2011.07.30
BBS(掲示板)を閉じさせていただきました。そのいきさつは、こちらをご確認ください。2011年7月12日から、横浜市青葉区小中高生ミュージカルの10年を振り返る日記を書くことにしました。あくまでも、かめおかゆみこ個人の視点ですが、新しく参加してくれた出演者のみなさんや、青葉ミュージカルを応援してくださるみなさんが、これまでの流れと、そこにこめられた思いなどを知っていただくチャンスになれば、うれしいです。目次一覧-------------------------------------2004年、初めて、青葉区の題材がミュージカルにとりあげられることになりました。「こどもの国物語」です。私は北海道の人間なので、こどもの国のことはまったく知りませんでした。取材に行くことになり、係のかたに園内を案内していただきました。こうして、スタッフによるフィールドワークも、年々定着してきました。広い園内には、アップダウンあり、池ありちいさな森あり、ゆたかな自然に囲まれたすてきな場所。そしてそこに、まるでぶっきらぼうに捨ておかれたような、倉庫のように見える場所。それが、弾薬庫あとでした。私自身はもちろん戦争の体験はありません。また、北海道もあまり戦争の影響は受けていないのです。ごく一部の港町が空襲を受けたりはしていますが、それも回数も少なく、本州や沖縄のような大変な空襲の体験はないのです。それでも、酒井智恵子さんの『田奈の森』を資料に、そこで働いていた勤労学徒のひとたちのことを想像してみました。また、「もしかしたら私たちのつくった弾丸を、ひめゆりの少女たちが(自決の手榴弾として)使ったかもしれない」(事実がそうであったというのではなく、酒井さんがそのように想像したということ)という一節が強くこころに残りました。沖縄に行こう。そう決めて旅立ちました。ひめゆり平和祈念資料館に行きました。以前にもたずねたことがあるので、3度目の訪問です。が、いつも館内に流れる「相思樹の歌」を聴き、そこにかかげられた少女たちの遺影を見ると、なんとも言えない気持ちになるのです。友人の家に宿泊させてもらい、ご両親から沖縄戦のお話をうかがったのも、このときではなかったかと思います。 (明日につづきます)
2011.07.30
BBS(掲示板)を閉じさせていただきました。そのいきさつは、こちらをご確認ください。2011年7月12日から、横浜市青葉区小中高生ミュージカルの10年を振り返る日記を書くことにしました。あくまでも、かめおかゆみこ個人の視点ですが、新しく参加してくれた出演者のみなさんや、青葉ミュージカルを応援してくださるみなさんが、これまでの流れと、そこにこめられた思いなどを知っていただくチャンスになれば、うれしいです。目次一覧-------------------------------------いま、日本では、年間3万人を超えるひとが、みずからの手でみずからのいのちを絶っています。さらに、身元不明の無縁死がやはり年間数万人いるといわれ、そこにもおそらく、そうしたひとたちが含まれると思うと、その総数は5万人とも6万人とも考えられるのではないかと思えるのです。そしてその陰にはさらに多くの「未遂」者がいるわけで、これはどう考えても異常な数字なのです。みずから死に至る理由は、「病気」であったり「失業」であったり「将来の不安」であったりなど、数字化されているようですが、本当のところはそうではないのではないか…と私は考えています。自分の苦しみを、誰ともわかちあえない(受け止めてもらえない、受け入れてもらえない)と感じてしまったときに、ひとは、生きる希望をうしなうのではないかと、私は思うのです。「つながり」があればひとは死なない…。言い切れるだけの根拠をもっているわけではありませんが、少なくとも「生きる」ことを見つめるきっかけをとりもどすことはできる…。私はそう思います。そう信じているからこそ、つながる思いを、脚本に、詞に託して書いてきました。「ヨコハマ・新浦島伝説」は、総勢77名・2時間の大作になってしまったため(物理的に舞台に乗りません)、翌年から、募集学年を小学3年生以上にあげました。それ以降は、40~50名の参加者で推移しています。明日からは、4年目の「こどもの国物語」について書きます。 (明日につづきます)
2011.07.28
BBS(掲示板)を閉じさせていただきました。そのいきさつは、こちらをご確認ください。2011年7月12日から、横浜市青葉区小中高生ミュージカルの10年を振り返る日記を書くことにしました。あくまでも、かめおかゆみこ個人の視点ですが、新しく参加してくれた出演者のみなさんや、青葉ミュージカルを応援してくださるみなさんが、これまでの流れと、そこにこめられた思いなどを知っていただくチャンスになれば、うれしいです。目次一覧-------------------------------------海を汚す人間への怒りをあらわすイバラ団。その怒りをおさめようとする乙姫たち。そして、また地上でも、あらそいはやみません。そんなおとなたちにたいして、「海の子どもたち」は、こんな歌を歌って、みんなの手をつなぐのです。 ♪「すべてはつながる」 作詞/かめおかゆみこ 作曲/金子 忍(海の子どもたち) つながる つながる 海はつながる 七つの海は どこまでも ひとつの水で むすばれている つながる つながる 海はつながる つながりのなかに 我らは生きる(陸の子どもたち) つながる つながる 陸(おか)はつながる 山あり谷あり 平地あり ひとつの空の もとにつづくよ つながる つながる 陸はつながる つながりのなかに 我らは生きる(子どもたち全員) つながる つながる すべてはつながる 海と陸(おか)とは つづいてる とぎれるところは どこにもないよ つながる つながる すべてはつながる つながりのなかに 我らは生きる私のおおきなテーマである「つながり」を表現した歌です。この歌詞を書きながら、本当にこの詞のとおりだなあと、自分でも思った記憶があります。海も山もすべては、この地球という重力場のなかで、つながっています。言ってみれば、人間は、とってもちいさな、地球の出っぱりに過ぎないわけです。そんなちっぽけな人間同士が、なぜあらそいあうのか。「海の子どもたち」を演じたのは、おもに小学1~2年生の子どもたちでした。この年、77人にふくれあがった出演者のうち、20人近くを占めていました。この子たちを活かす場面を考えていったときに、さまざまな思惑にとらわれて、身動きできなくなっているおとなたちの前に、純粋な気持ちで、そこにいるひとたちの手をつなぐ存在として、登場させたいと思いついたです。体格もまだちいさな20人近い子どもたちが、おとなたち(役)の手をとって、ひとつの大きな輪をつくる場面は、いま思い出しても、涙が出てきそうです。そのときに歌われた歌が、この「すべてはつながる」なのです。 (明日につづきます)
2011.07.28
BBS(掲示板)を閉じさせていただきました。そのいきさつは、こちらをご確認ください。2011年7月12日から、横浜市青葉区小中高生ミュージカルの10年を振り返る日記を書くことにしました。あくまでも、かめおかゆみこ個人の視点ですが、新しく参加してくれた出演者のみなさんや、青葉ミュージカルを応援してくださるみなさんが、これまでの流れと、そこにこめられた思いなどを知っていただくチャンスになれば、うれしいです。目次一覧------------------------------------->どちらも、もとめるものは同じなのです。>もとめるかたちと、>もとめる方法がちがうだけなのです。その、イバラ団と、乙姫たちの歌を紹介します。イバラ団たちの思いにたいして、乙姫たちもまた、歌で返していく、問答歌というか、そんなかたちです。ともに、「海 われらが愛する 海」ではじまります。曲調はまったくちがうのですが、基本の音数は同じです。同じ思いから出発したはずなのに、なぜ、対立が生まれてしまうのか。それは永遠の課題かもしれません。それでも、そのことに気づいたら、少なくとも、そのひとは、そのあらそいをやめることができます。たたかいの土俵から、降りることができます。 「海が死んでゆく」(イバラカンザシとイバラ団の歌) 海 われらが愛する 海 美しく 豊かに 恵みをたたえ すべてを つつみこむ われらが いのちのふるさと 母のように 父のように 兄のように 友のように われらは 海を愛する 海も われらを愛する だが しのびよる黒い影 まるでそれは 悪魔のように 不気味な気配 ただよわせ おそいかかる 海に われらに (せりふ…口々に) 苦しい 息ができない 痛い 痛い からだが焼けるように熱い 助けて 泳げない 苦しいよう(など) 海 海が死んでゆく われらのいのち むしばんで 愛する海が 死んでゆく 手をくだすのは 人間 人間が すべての悪のみなもと 海 海が死んでゆく いのちの流れ 断ち切られ 愛する海が 死んでゆく ゆるすことなど できない 人間が すべての罪のはじまり 「海は裁かない」(乙姫と侍女たちの歌) 海 われらが愛する 海 喜び 悲しみ わけへだてなく すべてを 受けとめる われらが こころのふるさと 空のように 風のように 花のように 星のように われらは 海を愛する 海も われらを愛する (ここのみ、イバラ団) だが しのびよる黒い影 まるでそれは 嵐のように あらゆるものを ねじふせて ほろび尽くす 海を われらを 海 海は裁かない 怒り にくしみ かかえても すくわれぬこと 知っている たとえその身が 失せても 人間の 気づきのときを信じる 海 海は裁かない ただひたすらに ゆるすだけ 天のさだめた ことわりに 静かにその身(を) ゆだねて 人間の幸いねがい 見守るこのころ、マザー・テレサの活動や、ガンジーの非暴力主義のようなものに影響を受けていた時期のような気がします。(いまも、影響は受けつづけていますが)乙姫たちのいわば運命主義的な祈りは、非現実的であるとは思うのですが、それでも、いまも、こころのどこかで、そんな祈りが、平和をもたらしてくれることを願う気持ちは、あるような気がします。 (明日につづきます)
2011.07.27
>ひとは、どうして、>あらそいあうことをやめられないのか?>それは、私が子どものころからずっと>いだいてきた、疑問でもありました。青葉ミュージカル2年目の作品「愛しのチャイナタウン!」を書いたとき、私の胸の内にあった、思いです。それは、翌年の「ヨコハマ・新浦島伝説」にも引き継がれていました。あらそいが起きるとき、多くのひとは、「どちらかが正しくて、どちらかが間違っている」と考えます。ゆえにおらそうわけですが…。でも、本当はそうではないのだと思うのです。「ヨコハマ・新浦島伝説」のなかで、人間をほろぼしてしまえと考えるイバラ団は、「海を愛している」から、そう思うのです。同じく「海を愛している」から、乙姫たちは、「すべてをゆるそう」と、呼びかけるのです。どちらも、もとめるものは同じなのです。もとめるかたちと、もとめる方法がちがうだけなのです。「海の祈り、陸(おか)の夢」の歌のなかで、こんな問いが、投げかけられます。「何のために 生まれてきたのか 争うため? 憎しみあうため?」私は、それにたいして、こんなこたえを書きました。「いいえ すべては愛するため」さらに、こんな問いを投げかけました。 「何のために いのちつむぐのか たたかうため? 傷つけあうため?」そして、それにたいするこたえは、こうです。「いいえ すべてはわかちあうため」「正しい・間違い」で物事をみるのではなくて、「どうしたらわかちあうことかできるだろう」という視点で見たら、いま起きているあらそいの、多くを、やめることができるような気がするのです。少なくとも、あらそいを終わらせるために、歩み寄ることが、できるような気がするのです。そんなことは机上の論だと思うひともいるかもしれません。絵空事だと思うひともいるかもしれません。でも、そう思わなかったからこそ、こうして、脚本を書いてきました。詞を書いてきました。その思いは、いまも変わりません。 (明日につづきます)
2011.07.26
アップが遅くなりました。ちょっと時間切れで、とりあえず、歌の紹介だけにとどめます。これは、青葉ミュージカル10年のなかでも、最高に長い曲です。たしか、6分19秒?でも、しかたないのです。何しろ、地球の歴史、全部語っちゃったのですから。(^^ゞいま、本当に、生きたいかたちで生きていないひとが、たくさんいると思います。「何のために 生まれてきたのか」そんな問いをもつひとも、けっして少なくないと思います。その原点に還りたいと思って書いた詞です。明日、もう少し詳しく補足しますね♪「海の祈り、陸(おか)の夢」 作詞/かめおかゆみこ 作曲/金子 忍 (海のものたちの歌) はるかな昔 太古の海に いのちのたねは まかれて落ちて 海にいだかれ 目覚めのときを いくとせ超えて 待っている いのちのたねは 水底(みなそこ)深く 海鳴りの音(を) 子守歌にし 夢にうつつに まどろみながら 生まれるときを 待っている やがて いのちの歴史が はじまる それははじめ(は)微塵(みじん)のかけら 分かれてはふえ 分かれてはふえ かたちをなして 群れをつくって いのちのなかま 増やしてく けむる朝もや きらめくひざし 風ゆきすぎて 季節はめぐる いのちのにぎわい 海を満たして よろこびのときを たたえあう いのち(は) 海からはじまり 陸(おか)へとあがる (人間たちの歌) 陸(おか)のいのちは 進化をとげる 羽はばたかせ 大地を駆けり あらたなる種が 生まれて消える たどり着く先(は) 人間 流れは変わる 怒濤(どとう)のように 火起こし野(を)焼き 木を切りたおし 縦横無尽(じゅうおうむじん)に 地上を荒らし あらゆるいのちを おびやかす (激しい地響き) (全員の歌) 思い出してみよう 私たちが 何のために 生まれてきたのか 争うため? 憎しみあうため? いいえ すべては愛するため いま確かめあおう 私たちが 何のために いのちつむぐのか たたかうため? 傷つけあうため? いいえ すべてはわかちあうため (海のものたちの歌) 海は祈りを 忘れない あらゆるいのちの 幸いと 無限の夢と 無限の願い とこしえに祈る まことをかけて (人間たちの歌) 地上に生きる ひともまた あらゆるいのちと ともにあり 無限の夢と 無限の願い 未来に向かって 祈りつづける (全員の歌) 何のために 生まれてきたのか 争うため? 憎しみあうため? いいえ すべては愛するため 何のために いのちつむぐのか たたかうため? 傷つけあうため? いいえ すべてはわかちあうため とこしえに とこしえに いのちあるかぎり (明日につづきます)
2011.07.25
BBS(掲示板)を閉じさせていただきました。そのいきさつは、こちらをご確認ください。2011年7月12日から、横浜市青葉区小中高生ミュージカルの10年を振り返る日記を書くことにしました。あくまでも、かめおかゆみこ個人の視点ですが、新しく参加してくれた出演者のみなさんや、青葉ミュージカルを応援してくださるみなさんが、これまでの流れと、そこにこめられた思いなどを知っていただくチャンスになれば、うれしいです。目次一覧-------------------------------------あまりにも壮大な、かつ大人向けといっていいテーマに、どう着手していいのか悩みました。ともかくも情報を収集し、構想をふくらませました。そして、6月だったと思いますが、子安浜の元漁師のかたとご縁をつないでいただき、船に乗せていただいて横浜港湾内を案内していただけることになりました。スタッフのフィールドワークです。お天気のいい日で、風も気持ちよく、波がしらがとてもきれいでした。なあんと、ベイブリッジの下までくぐっちゃいました!最盛期には、廃漁せざるを得ないほど汚染されていた海も、最近では、ずいぶんきれいになっているそうです。その海のうえで、元漁師のかた(初老のかたでしたが)は、かつての漁師時代の話をしてくださいました。その、まるで少年のように、きらきらと輝くまなざしと、笑顔を見たとき、「ああ、書ける…」という思いがこみあげたのです。いま思い起こすと、それは、ひとが、純粋に何かを愛している表情だったのだと思います。その、海を愛する気持ちを軸に、私は作品を組み立てました。公害のために廃漁を余儀なくされた、子安浜の漁師たち。未来を見失って荒れる、地元の子どもたち。一方、海のなかの龍宮城では、人間たちのために海を汚されることを怒り、「人間をほろぼしてしまえ」と、乙姫グループにせまる「イバラ団」というグループがいました。それにたいして、乙姫は、「どんなときでもあらそいはいけない」といさめます。しかし、同時に不安に感じるのは、1000年の眠りについている龍王が、目覚める気配があること。そのとき一体何が起きるのか?そこに、浦島太郎と、そそっかしいカメが関わってきます。カメが、陸と海との結界をうっかり閉じるのを忘れてしまったために、人間の子どもたちが、龍宮城に迷い込んできます。…とまあ、このあたりはもう完全なファンタジー。ちなみに、「イバラ団」という名前は、ゴカイの一種のイバラカンザシからつけました。この生物、ちょっととげとげしている感じなのに、とってもきれいなのです。(笑)余談ついでに書くと、2年目から役はオーディションで決めることになっていましたが、このカメの役だけ、誰も立候補がいなかったのです。どうしようかと悩んでいたとき、高校1年生だったAOさんが、ぼろっと「やってもいいかも」と口をすべらせました。それをするどくキャッチした井上先生が、「言ったよね?」とばかりに、AOさんをカメ役にあてたのでした。(笑)口は災いの元の典型みたいな話ですが(爆)、がんばって、コミカルな役をうまく演じてくれました。そしてそのかいあってか、翌年は、しっかり主役に選ばれたのです。77人の登場人物を生かすため、それぞれの出番を考えながらお芝居を書いたら、めちゃくちゃ長いお話になってしまいました。フィナーレを入れて2時間の大作!次回からはまた、歌詞をまじえながら、そのときどきの思いを書いていきますが、明日・あさっては、終日仕事のため、書く時間がとれません。来週までお待ちを… (8月25日につづきます)
2011.07.22
BBS(掲示板)を閉じさせていただきました。そのいきさつは、こちらをご確認ください。2011年7月12日から、横浜市青葉区小中高生ミュージカルの10年を振り返る日記を書くことにしました。あくまでも、かめおかゆみこ個人の視点ですが、新しく参加してくれた出演者のみなさんや、青葉ミュージカルを応援してくださるみなさんが、これまでの流れと、そこにこめられた思いなどを知っていただくチャンスになれば、うれしいです。目次一覧-------------------------------------この3年ほどは、地元・青葉区の話題を題材にとりあげていますが、最初のころは、横浜市、あるいは、神奈川県から題材を考えていました。3年目、候補にあがったのが、横浜市鶴見区の子安浜の浦島伝説でした。私もまったく知らなかったのですが、浦島伝説は全国各地にありますが、子安浜の浦島伝説は、いっぷう変わっていました。なんと、浦島太郎は、いったんは陸にもどってくるのですが、おじいさんにならずに、また海にもどっていってしまうのです。ただ、もともと、浦島伝説をとりあげたかったというと、そうでもありません。この地区は、古くから、漁師の町でした。しかし、高度経済成長時代、工場がどんどん建ち、海は廃液で汚れました。漁業が立ち行かなくなるなかで、猟師たちは漁業権を放棄。でも、そのために未来をうしなった子どもたちが荒れる…。そんな時代があったのでした。そんななか、漁業権を必要としないアナゴ漁を再開するものがあらわれました。海に生きる漁師たちの思いを、地域に生きるひとたちの姿を劇にしたい。そんな思いから、この題材をとりあげることになりました。あわせて、子安浜にある浦島中学校には、全国でも珍しい夜間学級がありました。戦争や貧困等々、さまざまな事情で中学校に通うことのできなかったひとたちが、そこに通っているのです。近年では、日本にやってきたアジア系の外国人も増えています。そんなこんなのエピソードをひとつにまとめたのが、「ヨコハマ・新浦島伝説」なのです。でも、脚本化するのは、そう簡単なことではありませんでした。ひとつには、テーマとなっているものが、おとな向けである、ということがありました。小学1年生から受け入れている青葉ミュージカルは、2年目からじわりと小学校低学年の子どもたちが増えつつありました。3年目のこの年は、総出演者数は、77名にもおよび、そのうち、20名近くが、小学校1・2年生でした。せっかく出演するのだから、やはりちゃんとした出番を確保してあげたい。でも、題材が大人向けだと、どうしてもそういう子たちの出番は少なくなります。脚本づくりは難航しました…。 (明日につづきます)
2011.07.21
BBS(掲示板)を閉じさせていただきました。そのいきさつは、こちらをご確認ください。2011年7月12日から、横浜市青葉区小中高生ミュージカルの10年を振り返る日記を書くことにしました。あくまでも、かめおかゆみこ個人の視点ですが、新しく参加してくれた出演者のみなさんや、青葉ミュージカルを応援してくださるみなさんが、これまでの流れと、そこにこめられた思いなどを知っていただくチャンスになれば、うれしいです。目次一覧-------------------------------------中華学校から2人の小学生が出演してくれた話は先にも書きましたが、それだけでなく、劇のラストシーンには、大勢の、中学生たちが参加してくれていました。ラストシーンで、日本の子どもたちと中国の子どもたちが、お祭りのなかで交流するのですが、そこで、中国の子どもたちの出し物として、獅子舞を舞ってもらうことになったのです。十数人の中学生の男の子たちが協力してくれました。そして、その獅子舞のみごとなこと。彼らは、子どものころから訓練を受けていて、大変な練習をこなしているのです。迫力があるのも当然のことでした。ただ、12月の初演のときには、全体の進行の遅れなどから、合同の練習がほとんどできないまま、本番に突入。ちょっと、「その場面だけ参加しました」という感じになってしまいました。1月の再演のときには、劇の出演者たちとも交流できるような場面に組み換え、一緒の仲間という雰囲気もつくれました。そうそう。このとき、主役の在日中国人の中学生役をやってくれたMTさんは、ミュージカルに参加してきたときは、誰ともまじわらず、いつも稽古場のすみにいるような女の子でした。歌の練習のときも、みんなと離れたところで一人でぼつんと。でも、演出の井上先生が逆に、「この役の雰囲気にぴったり」ということで気に入って、主役に推したというエピソードがありました。日本語はかたことで、中国語をしゃべるという設定だったため、役づくりはとても大変だったろうなと思います。(私は中国語はわからないので、脚本には普通に日本語を書いて、かっこして、ここは中国語…と。とっても無責任な書き手でした)m(__)mそのMTさんが、昨年は、衣装デザイン担当として、ミュージカルにもどってきてくれました。うれしい循環です。明日からは、3年目の「ヨコハマ・新浦島伝説」の話に移ります♪ (明日につづきます)
2011.07.20
BBS(掲示板)を閉じさせていただきました。そのいきさつは、こちらをご確認ください。2011年7月12日から、横浜市青葉区小中高生ミュージカルの10年を振り返る日記を書くことにしました。あくまでも、かめおかゆみこ個人の視点ですが、新しく参加してくれた出演者のみなさんや、青葉ミュージカルを応援してくださるみなさんが、これまでの流れと、そこにこめられた思いなどを知っていただくチャンスになれば、うれしいです。目次一覧-------------------------------------なんだか、歌の紹介シリーズになってるみたいですが、あらすじを書くよりも伝わりやすいし、何より、歌っているみんなの顔や姿が思い出されるのです。歌っているときのみんなの顔が、とても好きでした。いろいろなひとがいるから、いろいろな気持ちはあっても、歌っているときは、こころはひとつだったんじゃないかな。そんなふうに、信じたい気持ちもあります。さて。ちょっと重たい感じの歌ばかり紹介してきましたので、今日は、とびきり「おいしい」歌(笑)を紹介します。この歌を歌うたびに、子どもたちは…、いえ、見守っている保護者のかたまでが、「おなかすいたー」と言ってましたね。こういう歌をつくるときは、本からインターネットからあれこれさがして、資料集めをすることになります。詞は、インスピレーションでささっと書けることもありますが、そういう場合でも、音の数をあわせていくときには、何度も推敲します。ときにはひとつの歌を書き上げるのに、1日以上かかることもあります。これは、資料を調べるのと、音をあわせるのとで、けっこう時間がかかった記憶があります。楽しかったですけどね♪ ♪「おいでよ、チャイナタウン」 作詞/かめおかゆみこ 作曲/金子 忍 おいしいものが たべたくなったら ここにおいでよ チャイナタウン (口々にせりふ) 「いらっしゃいませ」 「甘栗はいかがですか」 「肉まんなら当店が一番」 「どうぞ寄ってって」(などなど) はいはい、まずは、食道楽の広東料理。 海鮮料理に、ふかひれスープ。 豚の丸焼きに、お粥はいかが。 かわりだねなら、ヘビ料理。 飲茶に点心、くつろいでいってよ。 おいしいものが たべたくなったら ここにおいでよ チャイナタウン お次はこちら。北京料理。 古くは清の王朝時代、宮廷料理で愛された。 北京ダックに、ジャージャー麺。 飾り野菜に、餃子に春巻き。 お餅に饅頭はいかがですか。 おいしいものが たべたくなったら ここにおいでよ チャイナタウン こちらも注目。上海料理。 揚子江の恵みを受けて、新鮮豊富な旬の素材。 上海ガニを知らぬはモグリ。 豚バラ角煮に、シュウマイをどうぞ。 ラオチュー飲み飲み、味わっておいきよ。 おいしいものが たべたくなったら ここにおいでよ チャイナタウン 四川料理も忘れちゃ困るよ。 料理に仕込んだスパイス四十種。 麻婆豆腐に、ホイコーロー。 海老チリソースに、バンバンジー。 味の奥行き、楽しんでおくれ。 おいしいものが たべたくなったら ここにおいでよ チャイナタウン まだまだあるよ、中華料理は。 炒めて、揚げて、ゆでて、煮て、 焼いて、あぶって、蒸して、「いただきます!」 医食同源、薬膳料理。 素材を活かした、揚州料理。 とうがらしたっぷり、湖南料理。 ビーフン食べたきゃ、福建料理。 塩味ベースの、台湾料理。 ごちそうさま! いつだって おなかいっぱい いつだって 笑顔いっぱい いつだって 夢がいっぱい だからおいでよ チャイナタウン 君を待ってる チャイナタウン! だからおいでよ チャイナタウン 君が大好きな チャイナタウン!「愛しのチャイナタウン!」は、12月に初演、翌年1月に、中華街の近くにある、神奈川県立青少年センターで、再演されました。明日、もうちょっと補足を書いて、3年目のお話に移ります♪ (明日につづきます)
2011.07.19
BBS(掲示板)を閉じさせていただきました。そのいきさつは、こちらをご確認ください。2011年7月12日から、横浜市青葉区小中高生ミュージカルの10年を振り返る日記を書くことにしました。あくまでも、かめおかゆみこ個人の視点ですが、新しく参加してくれた出演者のみなさんや、青葉ミュージカルを応援してくださるみなさんが、これまでの流れと、そこにこめられた思いなどを知っていただくチャンスになれば、うれしいです。目次一覧-------------------------------------「愛しのチャイナタウン!」は、中学生たちとの共同作品だったこともあり、あまりファンタジー的な要素は含まれていませんが、ひとつだけ私のこだわりで、入れた部分があります。4人の神さまが、見守っているという設定です。4という数字には意味があって、東西南北であったり、春夏秋冬であったり、あまねくすべてを見渡しているということを象徴しています。その4人の神さまが、人間への思いを伝える歌です。 ♪「いとしごよ」 作詞/かめおかゆみこ 作曲/金子 忍 かなたのむかし いとしごに いのち与えし 天は言う ひとよ 私は そなたらの 心のなかに 種をまく 見つめたものが そだつよう 願ったものが そだつよう わがうつしみの いとしごよ 心に落ちた その種は 思いひとつで 変わるゆえ まことを見抜く まなざしを ゆくゆくすえも 忘れずに 百あれば千の 千あれば万の よろこび育つ 百あれば千の 千あれば万の 夢がきらめく 百あれば千の 千あれば万の 愛がつながる いとしごよ いとしごよ (いとしごよ…)私たちは、ふだん、客観的な事実が存在するという前提で、生活しています。それゆえに、「どちらが正しい」という議論も起こるわけです。でも、本当はそうではない…と私は思っています。実際、過去に、ひとつの事象をめぐって、ひとによって、まったくちがう見かた、判断になってしまうという体験を、一度ならずしてきています。結局、そのひとが、どう見るかが、要になるのです。「これが正しい」「あれはまちがっている」という事実が存在するのではなく、「これが正しいと考えるひと(自分)がいる」「あれはまちがっていると考えるひと(自分)がいる」だけのことなのです。どちらかが正しいと考えると、片方を否定せざるを得なくなり、あらそいが起きやすくなりますが、そう考えるひとがいるだけ…と考えるならば、お互いに考えをすりあわせることも、歩み寄ることも可能になると思うのです。そうしたら、あらそいは確実に減ると思うのです。ひととひとがつながる糸口にもなると思うのです。神さまという視点を借りて、そんなメッセージを伝えたいと思ったのですが、私自身は無宗教です。でも、人間以上のおおきな視点があるということは、なんとなく信じています。だって、こんなフクザツな宇宙を創造するなんて、誰にもできないことだと思いますから。日本の古い言葉に、「お天道さまが見ている」という表現がありますが、おおきな視点をもつことも、あらそいを起こさないひとつの方法だと思うのです。 (明日につづきます)
2011.07.18
BBS(掲示板)を閉じさせていただきました。そのいきさつは、こちらをご確認ください。2011年7月12日から、横浜市青葉区小中高生ミュージカルの10年を振り返る日記を書くことにしました。あくまでも、かめおかゆみこ個人の視点ですが、新しく参加してくれた出演者のみなさんや、青葉ミュージカルを応援してくださるみなさんが、これまでの流れと、そこにこめられた思いなどを知っていただくチャンスになれば、うれしいです。目次一覧-------------------------------------今日はあまり時間がないので、短くいきます。(^^ゞ人間が生きていくためには、「居場所」が必要です。それは、単に「住む」というだけでなく、こころのよりどころとしての「居場所」でなければ、ひとは、やすらぐことができません。私は、北海道の出身なのですが、北海道に住む多くのひとは、その何代か前に、本州や四国、九州などから、わたってきたひとたちです。私が住んでいた地域には、集落の名前に「秋田」とか「岐阜」などとついているところがあり、そうした土地からきたひとたちが、故郷を思ってつけたのだろうなと感じたものでした。私自身、北海道から出てきて、北海道に住んでいた時間よりも、こちらでの時間が長くなってしまいました。でも、こころはやはり、どこかまだ、北海道から離れられないでいるような気がします。住んでいるところが、本当に自分にとっての居場所になるためには、ある程度の時間というものが必要な気がします。それも何十年、ときにはもっと長くの時間が…。作品のなかで、ある女の子のことを、両親は中国人だけれども、女の子自身が生まれたのは日本という設定で書きました。その女の子が歌う歌です。 ♪はるかなふるさと 作詞/かめおかゆみこ 作曲/金子 忍 行ったことない ふるさとの はるかな草原 そよぐ風 日本に生まれ 知らぬのに 見聞きするたび 血がさわぐ こだまするのは この思い 私は誰? 私は誰? 誰にも言えぬ 思いなら ひとりひそかに 胸にひめ 生まれ育った この土地で 生きていこうと 思うけど こだまするのは この思い 私は誰? 私は誰?そして、そんな孤独を胸のなかに秘めている女の子にたいして、仲間たちが歌う歌です。 ♪かけ橋となり 作詞/かめおかゆみこ 作曲/金子 忍 海を越えてきた 我らは ふるさとに 思いたくし 今ここに 思いつなぐ とらわれの心 すてて かけ橋となり つながりあおう 海を越えてきた ものたち ふるさとに 思いたくし 今ここに 思いつなぐ こだわりの心 すてて かけ橋となり つながりあおうこのときから、「つながり」ということが、私のテーマになったのだと思います。あれからずっと、私は、「つながる」ということを追い求めてきたように思います。 (明日につづきます)
2011.07.16
BBS(掲示板)を閉じさせていただきました。そのいきさつは、こちらをご確認ください。2011年7月12日から、横浜市青葉区小中高生ミュージカルの10年を振り返る日記を書くことにしました。あくまでも、かめおかゆみこ個人の視点ですが、新しく参加してくれた出演者のみなさんや、青葉ミュージカルを応援してくださるみなさんが、これまでの流れと、そこにこめられた思いなどを知っていただくチャンスになれば、うれしいです。目次一覧-------------------------------------「愛しのチャイナタウン!」は、二つの中学校を舞台にした作品です。ひとつは、日本人のこどもたちが通う、関内中学校。もうひとつは、在日中国人の子どもたちが通う、中華学苑。(どちらも実際には架空の学校ですが)そこに、中華街のひとたちが加わり、互いの、すれちがう思いを表現します。この歌は、それら現実の登場人物たちに加え、イメージの世界の戦士たち(黒の兵士・金の兵士)を登場させることで、ひとのこころがぶつかりあうさまと、その苦しみを表現したものです。 ♪闇のなかから 作詞/かめおかゆみこ 作曲/金子 忍関中生たち 何も知らずに来た 何も気づかずに来た 歴史の闇に 隠された事実中華街の人たち 背を向けて 生きてきた 見ぬふりして 生きてきた 痛みの深さに 耐えることできず関中生たち 自分のことばかり 考えていた中華街の人たち 伝わるはずないと あきらめてきた全員 互いに向き合うこともせず関中生たち・中華学苑生たち 痛みにふれたそのとき はじめて とびら ひらかれた わきあがる疑問 とまどいと怒り なぜ わかりあえないの なぜ みとめあえないの なぜ ゆるしあえないの なぜ わかちあえないの なぜ!黒と金の兵士たち ひとの歴史は いくさの歴史 あらそい重ね 生まれて死んで いつしかときは 流れゆき 地上のいくさは 終わっても 心のいくさは 終わらない 心ひらけば だまされる ゆだんをするな 殺される どちらが正しい? こたえは一つ けしてゆずれぬ 正義はわれら けちらせ 情けようしゃなく たたかえ 最後の 一人まで どちらが正しい? こたえは一つ けしてゆずれぬ 正義はわれら いかり にくしみ ねたみ そねみ うたがい さげすみ あざけり のろい ひとの心に ひそむ闇 心のいくさは とわにつづく全員 なぜ わかりあえないの なぜ みとめあえないの なぜ ゆるしあえないの なぜ わかちあえないの なぜ!>どちらが正しい? こたえは一つ>けしてゆずれぬ 正義はわれら逆説的な言いかたになりますが、世界じゅうの戦争を引き起こしている根本は、この考えかたにあると私は思っています。自分(だけ)が正しいと思った瞬間に、それ以外の考えは否定すべきものとなります。そのために、>なぜ わかりあえないの>なぜ みとめあえないの>なぜ ゆるしあえないの>なぜ わかちあえないの>なぜ!という状況が生み出されてしまうのです。日本と中国の問題を取り上げた作品ではありましたが、実は私の思いのなかには、その前年、2001年9月11日に起きた、ニューヨークでのテロ事件がありました。大学生のとき、ホームレス襲撃事件で、どうしても脚本を書かずにはいられなかったように、このときも、私は、書かずにはいられない衝動を感じていたのです。ひとは、どうして、あらそいあうことをやめられないのか?それは、私が子どものころからずっといだいてきた、疑問でもありました。この作品をとおして、私はその問いを、観客に投げかけてみたかったのです。劇中では、二つの国の子どもたちは、和解します。そしてお互いをもっと知り合うための一歩を踏み出します。演じてくれた子どもたちは、何かを感じてくれたでしょうか?相も変わらずあらそいをつづける(世界じゅうの)大人たちの状況を見ながら、いまもなお、その問いが、胸のなかから去ることはありません。 (明日につづきます)
2011.07.16
BBS(掲示板)を閉じさせていただきました。そのいきさつは、こちらをご確認ください。2011年7月12日から、横浜市青葉区小中高生ミュージカルの10年を振り返る日記を書くことにしました。あくまでも、かめおかゆみこ個人の視点ですが、新しく参加してくれた出演者のみなさんや、青葉ミュージカルを応援してくださるみなさんが、これまでの流れと、そこにこめられた思いなどを知っていただくチャンスになれば、うれしいです。目次一覧-------------------------------------私が脚本を初めて書いたのは、中学校のときでした。もともと、小学生のときから、詩や物語などを書くのが好きでした。それで、中学校で演劇部に入ってからは、脚本にも興味をもったのです。脚本が初めて活字になったのは、大学1年生のときでした。学園祭で、有志で人形劇を上演することになって書いた作品でした。民話もののアレンジで、いま振り返ると、オリジナリティーには欠けていたかもしれません。それが、日本演劇教育連盟の子どものための脚本募集で選ばれて、脚本集に載せてもらえることになりました。(その脚本集は、すでに絶版ですが)活字になった2作目は、大学4年生のとき。これを書くと年齢がばれますが(笑)、横浜で、ホームレスのひとが、中学生に襲われて亡くなるという事件があり、そのことに強いショックを受けたのです。どうしても脚本にしたいという気持ちになり、2週間ほどで書き上げたのを覚えています。晩成書房の『中学校演劇脚本集6』に収録され、当時は、ずいぶんあちこちの学校で上演してもらいました。社会的な問題についての意識は、中学生のころからあったように思います。高校生のときには、あこがれていた先輩(女性です♪)が、地域の歴史問題にかかわっていたりして、刺激を受けました。演劇という手法が、社会と切り結ぶことができるということを感じたのだと思います。だから、ホームレス襲撃事件が起きたとき、脚本に…という発想になったのだと思います。ただ、いわゆる、主義主張を訴えるような作品にはしたくありませんでした。大学生当時、何人もの劇作家のかたの講義を聴く機会があって、学ばせてもらっていましたが、そのなかで、宮本研さんという劇作家のかたがおっしゃったことばが、強い印象に残りました。「ぼくはね、本当に言いたいことは、絶対に せりふでは書かないの。だって、そうしたら、 そこまで、2時間57分お芝居を観てくれた、 お客さんにたいして、失礼でしょ」それだけを伝えるのであれば、お芝居である必要がない。スピーチで充分だと。演劇は、ひとがそこに生きる、まさにドラマをとおして、観客のこころに何かを伝えるもの。それは、観客一人ひとりが異なるものであっていいし、何かを強制するものではない。そんなメッセージとして、私は受け取りました。いまだに、それができているとは言えませんが、だから、自分が、社会的なテーマをもった作品を書くときは、直接的ではないかたちを考えました。ファンタジーのスタイルをとるようになったのも、もともとファンタジーが好きということもありましたが、ファンタジーにくるんだなかで、メッセージを伝えるという方法が、私には合っていたのだと思います。で、青葉ミュージカルと何が関係あるかというと、この2年目の「愛しのチャイナタウン!」のなかには、その思いがちょっと顔をのぞかせています。中学生のみんなと相談しながらつくっているので、私の考えはあまり全面的には出していませんが、人間同士が、地上であらそいあっている姿を、もっとおおきな存在が、どこかで見ているかもしれないよ…という思いが、私のなかには、いつもあります。4人の神様は、その思いを象徴したものでした。劇の内容を書くつもりだったのですが、またまた長くなってしまったので、明日にまわします。 (明日につづきます)
2011.07.15
BBS(掲示板)を閉じさせていただきました。そのいきさつは、こちらをご確認ください。2011年7月12日から、横浜市青葉区小中高生ミュージカルの10年を振り返る日記を書くことにしました。あくまでも、かめおかゆみこ個人の視点ですが、新しく参加してくれた出演者のみなさんや、青葉ミュージカルを応援してくださるみなさんが、これまでの流れと、そこにこめられた思いなどを知っていただくチャンスになれば、うれしいです。目次一覧-------------------------------------初年度の「手古奈」には、もともとはオペラの原作がありました。それを、小畑明日香さんが中学生向きの作品にテキストレジー(改訂)したので、歌はほとんど入っていなかったのです。それを、私がさらに、ミュージカル用に、歌を入れた作品にリメークしました。そんなわけで、純粋なオリジナル作品ではなかったわけです。でも、2年目は、構想段階から話し合い、地元・横浜を意識した作品となりました。中華街にも出かけ、初めてのフィールドワーク。日本と中国の歴史についても学びました。中華学校の授業の見学もさせていただきました。またそれがご縁で、中華学校に通う2人の小学生にも、出演してもらえることになりました。2人は、片道1時間近くかかる道のりを、熱心に通ってくれました。いま、どうしているかなあ~。どうやって、財政面でミュージカル公演を成立させるか。出演者からの参加費を集めること、チケットを有料にすること。助成金を申請すること。地域の企業さんなどに、協賛金をお願いすること、などなど…。出演者の参加負担金は、1人10000円。チケットは、大人999円(前売900円)、子ども500円。これは、この10年間一度も変わっていません。このかん、横浜市内では、各地で区民ミュージカルが立ち上がりましたが、私が一度調べたかきりでは、このチケット料金は、どこと比べても一番安い料金です。(同じ金額のところは、すべて、行政の主催になっていました)この年は、私の記憶では、予算は、現在の7割程度だったのではないかと思います。新作のため、大道具をつくらなくてはなりませんでしたが、現在のように、外部に発注する金銭的余裕がありません。演出の井上先生のお友だちが、製作に全面協力してくださって、できあがりました。また、舞台上の小道具の移動なども、プロのスタッフではなく、運営委員会をになう青少年指導員や、保護者のかたがたの協力を得ておこなっていたと、記憶しています。もちろんみなさん、無償で支えてくださったのです。ちょっと、固い話がつづいてしまいました。(^^ゞ明日は、少し、劇の内容についてもふれていきます。 (明日につづきます)
2011.07.14
BBS(掲示板)を閉じさせていただきました。そのいきさつは、こちらをご確認ください。-------------------------------------横浜市青葉区小中高生ミュージカルを2年目以降も継続するかどうかについて、当時、中心になっていたかたがたは、ずいぶん迷われたのではないかと思います。何よりも一番おおきな問題は、お金です。1年目、区から下りた予算は、現在の予算の約3分の1と書きましたが、結局、その金額ではおさめることはできませんでした。中心になっていただいていたかたがたの、個人的な負担もあって、ようやく、初年度の幕を無事におろすことができたのです。 実質的に、現在の予算の半分くらいの お金がかかったことになります。区からの予算があっても、そんな状態でしたから、その予算がゼロになっても、つづけることが可能なのか。そもそも、稽古期間3か月。前準備も入れれば半年以上かかる取り組みを、日頃から多忙な教員や青少年指導員のかたがたが継続していくことができるのか。不安材料は尽きなかったと思います。それでも、継続を決定したのは、何よりも、出演してくれた子どもたちの「来年もまたやりたい」という熱いエールと、見に来てくださった観客のみなさんの「来年もぜひ見たい」という強い要望。これらに後押しされたからにほかなりません。そして、あのとき、運営委員会の中心になってくださったかたがた(いまも多くのかたが継続してくださっていますが)が、あきらめずに意を決してくださったから、青葉ミュージカルはつづいているのです。2年目を迎えた、2002年。このころ、脚本構想は、中学生と共同でおこなわれていました。初年度の小畑明日香さんをはじめ、脚本を書く中学生が、ひとりならずいたのです。何度も集まっては、どんな作品にしようかという話し合いをし、それをもとに、私が脚本を書くというスタイルをとっていました。せっかくの地域ミュージカルなのだから、題材も、地域のものをとりあげたいということで、この年の題材に決まったのが、横浜・中華街。日本と中国の子どもが、ことばや、さまざまな障壁を乗り越えて、友情を結んでいくという物語。題名は、「愛しのチャイナタウン!」です。 (明日につづきます)追伸小学生のひとには、あまりおもしろくない内容かもしれませんが、みんなが関わってきたミュージカルが、どんなふうに生まれて、どんなふうにつづいてきたのかを、この機会に知ってもらいたくて書いています。最後まで読んでもらえたら、うれしいです。
2011.07.13
BBS(掲示板)を閉じさせていただきました。そのいきさつは、こちらをご確認ください。-------------------------------------2001年に、横浜市青葉区小中高生ミュージカルは誕生しました。いまから10年前。いま、小学4年生のひとが生まれた年に、青葉ミュージカルも産声をあげたのです。はじめは、青葉区民祭りの舞台発表の一環として、区から予算がおりて、無料の上演。横浜市北部中学校演劇部の教員のかたや、地域の青少年指導員のかたたちが中心になって、実行委員会は組織されました。脚本は、地元Y中学校の演劇部員だった、小畑明日香さんが書いた「手古奈」を、演出の井上弘久先生が気に入って、私が、ミュージカル作品としてリメークするかたちでの上演となりました。大道具は、Y中学校で上演したときのものを借りました。新しいものをつくるだけの予算も時間も足りなかったのです。小学1年生からを対象に募集をかけましたが、主力は中学生。それも、Y中学校の演劇部員が全員参加というかたちで、支えてもらいました。総勢55名と記憶しています。最年少だった小2のK君は、2010年度の舞台(今年1月)で、高校2年生として参加。10年というのは、そんな年月なのでした。当日は、満席のお客さまで、大好評をいただきました。その後、「手古奈」伝説発祥の地・市川で、翌2002年3月に再演の運びになります。ただ、区が主催者になってくれたのは、この年限り。つまり、翌年度からは予算はゼロになってしまいます。当時の予算は、現在の3分の1ほどでしたが、それでも民間有志で、こうした企画を実行していくことは、簡単なことではありません。実行委員会として、存続をめぐってどうするかの、話し合いをひらくことになりました。 (明日につづきます)追伸小学生のひとには、あまりおもしろくない内容かもしれませんが、みんなが関わってきたミュージカルが、どんなふうに生まれて、どんなふうにつづいてきたのかを、この機会に知ってもらいたくて書いています。最後まで読んでもらえたら、うれしいです。
2011.07.12
いましがた、BBS(掲示板)を閉じてきました。再開はありません。これまで書きこんでいただいたかたすべてに、感謝と、そして、お詫びを申し上げます。感謝は、このブログを開設して以来、約4年、見守りつづけてくださったことへの感謝です。さぼってしまうことも多かったですが、読んでくださるかたがいればこそ、こうしてつづけてくることもできました。本当にありがとうございます。ただ、ネットの普及とともに、誰でも自由に気楽に書き込みができるようになり、そのことのよさと、私自身の、対応の遅れが出るようになってしまいました。意見を言い合えることはすてきなことですが、お互いにことばが足りなかったり、相手への敬意が足りなかったりするとき、思いもよらぬ衝突や、すれちがいを起こすことになります。ここしばらく、時間がなく、ブログの更新ができないでいるあいだに、BBSなどでやりとりされていたことの一部には、そのような事態に発展してしまっていた面があります。削除することもできましたが、これらのすべての責任は、管理人である私、かめおかゆみこにあると考え、管理人の責任で、まず、BBSを閉じさせていただくことに決めました。重ねて。書きこんでくれた子どもたち、読者のみなさんには、一切の責任はありません。すべては、私の責任です。本当にごめんなさい。ブログを開設してから4年間、いろいろなことがありました。もっといえば、横浜市青葉区小中高生ミュージカルが発足してから、11年間。本当に、いろいろなことがありました。そのすべてにかかわれてきたことは、私にとって、一生の宝ものです。どんなことがあっても、その気持ちは変わることはありません。そんな気持ちを、これからしばらく、回顧日記としてブログに記していきたいと思います。こんないきさつで、横浜市青葉区小中高生ミュージカルができあがったんだなあということを、知ってもらえたらうれしいです。そして、その流れのなかに、みなさんがいらっしゃることを、わかってもらえたら、とてもうれしく思います。コメント欄は、まだ解放しておきますので、どんな書き込みをしていただいてもかまいません。回顧日記が終わったら、コメント欄も閉じます。それまでに、書きたいこと、伝えたいことは、遠慮なく書いてくださいね。私の責任で、すべてにお返事させていただきます。こころからの感謝をこめて。大好きな、青葉のみんなと、読者のみなさんへ。
2011.07.11
かめおか青葉ミュージカル応援団♪です。子どもたちが、その子なりの表現方法で、自分の夢を表現する催し、ティーンズ・ドリームプラン・プレゼンテーション(通称・ティードリ)が、今年の青葉ミュージカルに出演した、NSちゃんと、RNちゃんが、7人のプレゼンターのひとりとして、参加しています。というところまで、前回はご紹介しましたが、さっそく、タウンニュースに掲載されました!ちょっと写真がぼやけちゃってるのですが、RNちゃんが写ってますよ~ 2011年4月7日付(タウンニュース横浜市青葉区版)で、あさって10日、第4回支援会が、おこなわれ、その席で、子どもたちのプレゼンの発表練習があります。これまでも何回も、プレゼンをどうつくるかを話し合い、打ち合わせを重ねてきました。その成果(まだ途上ですが)を、発表しますので、ぜひ、応援の気持ちで、参加なさいませんか?4月10日13時~17時。青葉公会堂会議室。参加費は、無料です。ただし、子どもたちのプレゼンのあと、意見・感想交換会に参加してくださるかたに、かぎります。参加ご希望のかたは、10日朝8時までに、こちらまでご連絡ください。また、同じ時間帯で、「子どもを支援するおとなのありかた」を学ぶ講座が、開催されます。講師は、篠秀夫さん。かめおかの尊敬する友人のひとりです。参加費は、3000円。(めちゃ安!)詳細・お申し込みは、こちら♪ティードリ早割チケット4月15日まで早割価格で、当日のチケットを購入できます。ぜひ、応援しにきてくださいね~♪大人 2500円(3000円)19歳~15歳以下 1000円(2000円)14歳以下 500円(1000円)学生チケット 3名以上で1人につき1000円(早割なし)家族チケット 5名まで計5000円(早割なし)詳細・お申し込みは、こちらまで♪
2011.04.08
かめおか青葉ミュージカル応援団♪です。またまた~、さぼってしまいました。前の日記にも書いたけど、新しい年度の活動がはじまるまでにまだ間があるので、しばらくは、青葉ミュージカルにかかわったメンバーの活動報告なんかを、していきますね。…というわけで、実は、いま、おおきな企画が進行中♪子どもたちが、その子なりの表現方法で、自分の夢を表現する催し、*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*ティーンズ・ドリームプラン・プレゼンテーション(通称・ティードリ)が、*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 5月5日、青葉ミュージカルが毎年公演をおこなっている青葉公会堂で、開催されます。ここに、今年の青葉ミュージカルに出演した、NSちゃんと、RNちゃんが、7人のプレゼンターのひとりとして、参加しています。ちらしで~す♪ もともとは、大人が、本気で夢を語る催しドリームプラン・プレゼンテーションがあり、いま、その主旨を汲んで、全国各地、ときには海外で、地域版とか、業種版とかのさまざまなドリプラが開催されています。 それぞれのドリプラは、有志が 実行委員会をつくって主催しています。その子ども版が、ティードリなんです。おとなのドリプラでは、映像とトークで夢を語るのにたいして、ティードリの場合は、ことば以外の表現方法も使っていいことになっています。また、ひとりだけでなく、仲間5人までと一緒に出演していいことになっています。そんなわけで、青葉ミュージカルに一緒に出演した、AKちゃん、KSちゃん、ROちゃん、CKちゃん、LNちゃんが協力出演。いま、準備をすすめているところです。あ、私(かめおか)は、実行委員のひとりです。明日以降は、このティードリの話題を中心に、報告していきますね。なお、4月15日まで早割価格で、チケットを購入できます。ぜひ、応援しにきてくださいね~♪大人 2500円(3000円)19歳~15歳以下 1000円(2000円)14歳以下 500円(1000円)学生チケット 3名以上で1人につき1000円(早割なし)家族チケット 5名まで計5000円(早割なし)詳細・お申し込みは、こちらまで♪もちろん、青葉ミュージカルの関係者の話題なら、ほかの話題も大歓迎♪ お待ちしてまあす♪
2011.04.05
かめおか@脚本担当です。3月13日、今年度の解散式でした。いつものように写真を撮ったのですが、がーん、パソコンに取り込むためのカードリーダーがこわれちゃいました。すぐにネットで注文しましたが、届くまでに数日かかりそうです。というわけで、しばしお待ちくださいませ。余震のつづくなか、解散式には、いつもと変わりなく、たくさんのメンバーが参加してくれました。何人か、会えないひとたちがいるのはさびしかったけど、またいつか、元気な顔を見られるといいな~♪時間いっぱい盛り上がって、時間を過ぎても、みんななかなか帰ろうとせず、閉館時間になって、「早く帰りなさーい!」…って、稽古とまるきり同じですね。さて。次年度の活動がはじまるまで、しばし、このブログに書くこともなくなっちゃうわけですが。それって、なんか、もったいない。先日、このブログの名前を変えました。 詳細は、こちら♪なので、今後は、もっと広い範囲で、青葉ミュージカルに関係する話題をとりあげていこうと思うのです。リアルタイムの青葉のようすだけでなく、たとえば、OBのひとが、いま、どんな活動をしている、とか。けっこう、演劇活動やっているひとも多いですし。そのほかにも、「おっ、これは」という話題があれば、どんどんとりあげていきたいなと思っています。ですので、青葉ミュージカルの関係者であれば、「いま、こんな活動をしてるよ~」っていう宣伝、大歓迎です。ぜひ、メールくださいませ♪お待ちしてまあす
2011.03.18
かめおか@脚本担当です。大変な震災が起きてしまいました。気持ちが落ち着かず、数日、更新もできませんでした。お亡くなりになられたかたがたに、こころから哀悼の気持ちをささげます。そして、いまも、困難な避難生活のなかにあるかたがたが、一刻も早く、通常の生活にもどれることを、こころから願わずにはいられません。さて。レコーディングのつづきです。いよいよ、最後の、女の子たちの部。男の子たちが歌う「帝国軍人賛歌」と入れ子になって歌われる、「花咲く田奈の森にて」何度か書いてきていますが、この二つの歌は、お国のために命をかけるという男の子たちと、どんなときでも、自分の内に秘めた思いは消えることはないという女の子たちとが、どちらがどちらを否定することなく、歌をとおして、生きる命の尊さを思うというところに、こころを寄り添わせていくのです。どちらがどちらを否定することなく…というのが、私の強い思いです。否定の気持ちからは、平和をつむぐことができません。 ひとは互いに、ことなる思いをもちあって生きているのですから、ちがいが生まれるのは、当たり前。それをどうすりあわせていくかが、大切なのではないかと思うのです。それが、劇中にも引用した、マザー・テレサのことば。「私は、平和のための集会には参加しますが、 反戦のための集会には参加しません」につながっています。けれども、おそらく、このときでさえ、マザーは、反戦集会をひらくひとたちを、否定はしなかったろうと思うのです。そういう考えかたもある。ただ、私は、そこには同調しない…と。前置きが長くなりました。写真をどうぞ♪ こちらも、OKが出るまで、長丁場となりました。待っているみんなも、だんだんに疲れてきます。(^^ゞ ついには、ダウンしてしまったひとも。(笑) このあと、「相思樹の歌」の録音がおこなわれましたが、私は都合で残れませんでした。ともかくも、録音無事終了です!3月13日、今年度の解散式がおこなわれました。また報告しますね~♪
2011.03.16
かめおか@脚本担当です。お休みが多くてスミマセン。レコーディングの話題のつづきです予定外の寸劇のあと(笑)、午後、最後の2曲にかかりました。が、この2曲のうち、1曲は1曲というより、ほんとは2曲。男の子たちの「帝国軍人賛歌」と、女の子たちの「花咲く田奈の森で」が、入れ子になっている曲です。まずは、男の子たちから録音! 時間、かかりました~♪順子先生も、次第に熱が入り、手振り身振りまじえての指導です。 曲がむずかしいだけでなく、せっかくうまく録音できたかと思ったら、最後のところで、外を走る救急車の音が入ってしまったり…!これが、レコーディングスタジオでの録音ではないつらさ!でも、やればやるほど、どんどんよくなっていきます。すごいなあっていつも思います。練習の様子を、ちょこっとだけ♪「帝国軍人賛歌」よりはじめの録音>あとの録音このあとも、まだ何回もやり直しをしていました~。エライ!明日は、女の子の録音の報告をします
2011.03.10
かめおか@脚本担当です。レコーディングの話題のつづきです♪午後は会場を変えて…。昼休みですが、KFくんとCMくんが、けんかをしている…と思ったら、即興で、お芝居をしているのでした。(笑)それが、なかなかおもしろくて、みんなが見入ってしまいました。午後の時間になったのに、あんまりおもしろくて、なかなか午後の録音に入れません。それで、とうとう、「何かやってみせて」ということになって、みんなにアイデアを募集したところ、「桃太郎のその後!」という声が。GSくんも加わって、3人での即興。おとものサル・犬・キジが、桃太郎のうわさ話をしているところからはじまりました。 なかなか熾烈なやりとり(足の引っぱりあいとも言う…)が展開されます。ついに、仲間割れ。 個人的には、もう少し動きがあってもいいかなあとは思いましたが、とにかくおもしろくて、爆笑の連続でした。録音をしなければいけないとわかっているのに、順子先生まで笑ってしまっています。そして、ギャラリーは…写メ、撮りまくりでしたあ~。 そして、ようやく録音のための練習に入っていきました~。でも、これからが長かったのだ~。スミマセンが、明日・あさって、留守にしますので、次のアップは、たぶん、火曜日(8日)になります♪
2011.03.05
レコーディングの報告の途中ですが、ちょこっとお知らせですこのブログのタイトルと、管理人の名前を変更しま~す前 「子どもが元気な街は、おとなも元気になれる街 -横浜市青葉区小中高生ミュージカルの日記」新 「子どもが元気な街は、おとなも元気になれる街 -横浜市青葉区小中高生ミュージカル応援日記」前 「横浜市青葉区小中高生ミュージカル実行委員会」新 「かめおかゆみこ@青葉ミュージカル応援!」もともとは2007年に、青葉ミュージカルが1年だけ休演したとき、再開の前に、有志で小公演をおこなうことになり、その宣伝も兼ねて、スタートしたブログでした。なので、青葉ミュージカル自体が運営しているのではなく、あくまでも、その実行委員のひとりである、私(かめおかゆみこ)が、応援の気持ちで、立ち上げたブログなのです。小公演は、もちろん、事務局のみなさんも認知してくれていたことなので、その宣伝をするにあたって、個人名ではなく、実行委員会という名称を使わせてもらったのです。けれども、このところ、青葉ミュージカルの活動は、どんどん広がっていって、卒業生もあちこちで活躍するようになりました。そういうひとたちのことも載せていきたいし、当初の目的はすでに終わっているいま、実行委員会という名称もそぐわないなあと思うようになりました。そこで、原点である「応援ブログ」にかえり、名前も変えてしまおうと思った次第です。というわけで、内容的には、これまでと変わりません。青葉ミュージカルを応援し、私から見た活動報告も、載せていきます。なので、メンバーのみんなも、どうぞ、気軽にどんどん投稿してくださいね♪よろしくお願いしまあす
2011.03.05
かめおか@脚本担当です。レコーディングの話題のつづきです♪最初に、まず、「幸せってなんだろ」のなかのせりふが終了していなかったひとのぶんの収録をおこないました。 歌いながらせりふを言うのと、みんなの前で、せりふだけ言うのでは、緊張の度合いもちがいます。しかも、マイクに向かってですからね。思わず、舞台発声のように、おおきな声を出してしまったり、緊張で声が固くなったりと。けっこうどきどきの時間でした。こちらは、「わかちあえば」のイントロで、かけあいで歌う2人。 順子先生のピアノの誘導で、調整をします。 出番を待っている人々。(笑) 本当に、お芝居の稽古って、出番がないときは、ひたすら、待つ!みんな、よくがんばってるなあと、いつも感心してしまいます。「わかちあえば」も何度も練習して、ようやく録音。録音した音をチェックします。 みんな、緊張して聴いています。無事、バスしてくれるかなあ。どきどき。 先生がたも、真剣に聴いています。この日は、本当は午前中にすべて終わればいいね~、なんて言っていたのが、午前中の段階で、2曲残ってしまいました。午後は、会場を移して(この部屋は午前中しか空いていなかったので)再開です!お知らせこのブログが、今日で、77777アクセス達成しました!2007年開設で、しかもときどきはげしくさぼってますので、けっして早いほうではありませんが、やっぱり、うれしいですねえ。みごと、77777をヒットしたのは、ヤフーのアドレスのかたです。77777 2011-03-01 08:43:09 ***.yahoo.net もしさしつかえなければ、「私でーす」と、書き込みしてくださるか、メッセージ欄にメールをくださいませ。何かお礼を…、できるかな~?!
2011.03.01
かめおか@脚本担当です。昨日は、レコーディング、お疲れさま~半月ぶりに、みんなの歌声が聴けて、うれしかったですよ~とくに、昨日は、むずかしい曲の連続。思った以上に、時間もかかり、私は仕事が入っていた関係で、最後の、「相思樹の歌」が聴けなかったのが、返すがえすも、心残りでした~。朝9時。マイク、編集機器のセッティング。金子忍先生と、音響担当の渡邉禎史さん(右) 半月ぶりの再会に、はしゃぐみんな。「遊びに来ているんじゃありません!」と、順子先生に叱られました~。 写真もいっぱい撮っちゃいました今日から、数日にわたって、紹介しますね
2011.02.28
かめおか@脚本担当です。「ひろたりあん」新聞さんが、青葉ミュージカルの本番の写真を、掲載してくださいました!ちょっと曲がってしもうた…。 舞台写真がばっちり♪ 今年は、お忙しくて、事前の取材に来ていただくことはできなかったのですが、こうして、事後に、ていねいに写真を掲載してくださって、感激です。いつもいつも、応援していただき、本当にありがとうございます!←感涙さあ、2回目のレコーディングの日が近づいてきました。27日9時からスタート!スムーズに行けば、午前中で終わるかもしれません。くれぐれも、体調には気をつけて、元気に参加してくださいね~!
2011.02.22
かめおか@脚本担当です。「三線」さんが、「ひまだあ~」と書き込みしてくれましたが、(笑)そうですよねー。あの本番までのハードスケジュールを考えると、ひま、ですよね~♪おまけに、今年は、春フェスにも参加しないので…。 諸事情ありまして、参加する ための条件が整わなかったのです…。とりあえずは、27日のレコーディングに全力傾注。ようすを見て、ワンコインワークショップも、再開を検討したいと思います。できたら、みんなの希望も聴きたいなあ。何かやりたいことありますか?こんなことにチャレンジしたいとか。あったら、できるだけ実現できるように、考えてみるよ~♪今日は、あまり内容のない記事でごめんね。ミュージカルとは関係ないけど、先週帰省したときの、北海道の写真をアップしますね♪行ったことのないひと、雰囲気だけでも楽しんでください♪流氷に埋めつくされた海と灯台この真っ白なところ、ぜーんぶ、海です。実家から車で5分の距離にある風景です。 鏡のように澄んだ、摩周湖風がなかったのと、晴れていたので、こんなすてきな光景が見られました。
2011.02.21
かめおか@脚本担当です。北海道から帰ってきました~サータアンダーギーさん、ストロベリーさん、三線さん、11日のレコーディングの報告、ありがと~です27日に、お土産もっていきますから、(あ、3人だけでなく、みんなにですよ)お楽しみに~さて。またまた検索していたら、青葉ミュージカルを紹介してくれているサイトが見つかりました。感謝をこめて、ご紹介します。こちらは、もしかしたら、以前にも紹介したところかもしれませんが、ブログと、メルマガで、何度もご紹介していただいています。私のお友だち「じぇら」さんのブログです。「かみさまのクレヨン黒水宣行さんのブログNPO法人国際ビフレンダーズ宮崎自殺防止センターを応援したい宮崎県のかたです。たぶん、知らないかただと思います。いろいろなニュースを掲載しているブログなので、おそらく、「自殺」というキーワードで検索して、発見してくださったのかと思います。ありがたいですねこちらは、当日の感想を書いてくださっています。大井康裕さんのブログより地域のかたに見ていただけるということが、何よりうれしいですね~「いちにちたすいち」こちら、わかりますか?はい。演出助手の目崎剛くんのブログです。こちらは、今回のラストソング「わかちあえば」のことを書いてくれたページです。「何度聴いても泣ける」と書いてくれてうれしいですが、ほんとに、この曲は、私も、何度聴いても泣けてしまうのです。練習時の音声を、あらためて紹介しますね。動画「わかちあえば」(2分23秒)こんな気持ちが、みんなのなかに広がって、つながっていけたら、きっともっと平和な世の中になるんじゃないかなあ…。本当にそう思って書きました。たくさんのひとに聴いてもらいたいです。そして、音楽つながりで、うれしいお知らせCD製作でお世話になる、地元の音楽スタジオ「U-BE」さんの試聴コーナーに…な、な、なーんと、昨年の「青葉・水物語」のCDが紹介していただいているのは、「お山の四季」でした。知らないひとが聴いたら、このミュージカル、どんな内容だろうって、想像するでしょうね。個人的には、「はじまりは、水」のほうが、みんなの高音のきれいなところが、よくひびいているので、いいなあと思ったりしないでもないのですが、(笑)でも、他のアーティストさんたちのCDとはっきり一線を画すという意味では、この選曲、なかなかなのかもあらためて、27日のレコーディングが楽しみになってきました
2011.02.18
かめおか@脚本担当です。ネットで検索してて、発見♪ここにも、応援してくれてたところがありましたよ。きっと、ここの出身のひと、いるよね?田園都市幼稚園お知らせ●2011年1月29日-001号こどもの国物語今日、明日と青葉公会堂で青葉区小中高生ミュージカル10周年記念公演が行われています。当園の卒業生たちが頑張っています。本日18時からの初演を観て来ましたが素晴らしかったです。明日は、10時30分からと14時30分からの2回の公演があります。 さて。個人的な話ですが、今日から4日間、帰省しています。なので、ブログの更新は、たぶん、できないと思います。ゴメンナサイ。代わりに、お土産、楽しみにしててくださいね~♪
2011.02.13
かめおか@脚本担当です。レコーディングの報告のつづきです。昨年・一昨年は、地元の音楽スタジオさんで、録音をさせていただいていました。が、今年は、いつも稽古場でお借りしている公立施設で録音となりました。これには理由があって、ひとつは、一般的に音楽スタジオさんでは、大人数での録音はあまりおこないません。なので、一番大きな部屋でも、20人も入ればいっぱいになってしまうのです。昨年・一昨年は、出演者総数が、40名以下だったため、ぎゅうぎゅう詰めではありましたが、20数名を詰め込んで、やらせていただきました。 曲目の関係や、個々人の都合で、 そのくらいの人数になりました。が、今年は、総出演者数が49名。さらに、レコーディングへの参加率も、高かったのです。もうひとつは、今年はCDをつくることを決めたのが、ちょっと遅かったために、音楽スタジオさんの広い部屋を確保することができなかったこと。部屋は空いていても、録音担当のかたの都合が合わなかったこと。そんなわけで、稽古場での録音を決行することになったのでした。 お借りした公立施設も、 午前・午後と、通して借りる ことができなかったため、 午前はEPさん、午後はMPさん と、電車で移動して、 2つの施設をお借りしたのでした。そして、この日は、朝から雪!幸い、交通機関に乱れはなく、みんな、無事に参加できました。ただ、寒さのために体調をくずして、お休みになった子が数人。 なかには、インフルエンザに かかってお休みになった子も…。早く治してね~でも、雪のおかげで、よかった?と思えることもありました。寒さのため、外出をひかえるかたが多かったのではないでしょうか。午前中、道路沿いの施設だったので、車の音や、裏の公園で子どもたちが遊ぶ声が入るのでは…と懸念していたのですが、全体に、静かななかでの録音をおこなうことができました。「うわー、この寒い日に、はだし?!」 と思いきや、「靴下に、穴が空いちゃったの~」というお返事でした。誰の足かは、想像してみてね♪
2011.02.13
かめおか@脚本担当です。昨日は、今年の劇中曲CDのためのレコーディング第1日目。2日間かけて、計10曲を録音する予定ですが、そのうち、1曲は、幻の曲です。何が幻かというと、当初の予定では脚本に組み込まれていたのですが、最終的に、全体の流れを考えて、歌わないことになったのです。でも、当初は歌う予定だったので、事前ワークショップでは、何回も練習をしていたのです。「せめて、CDには反映させたい」ということで、フッカツ録音?となった次第です。が、この曲、実は、難曲中の難曲?!「闇と光が出会うとき」インストゥメンタルそれに、練習をしていたとはいえ、もう、4か月も前のことになります。この日、最初、1時間ほどの練習で、録音にもちこもうとしたのですが、…そうは簡単にはいきません。9時半くらいから練習をはじめ、11時近くになりましたが、まだ、録音に入れません。11時前後になって、ようやく録音がはじまっても、すんなりと、OKが出ません。この日は、午前中に、もう1曲、やる予定になっていたにもかかわらず…。とうとう、最後に残ったのが、イントロのソプラノ部分。そこだけ録り直すことになりました。でも、それが、なかなか通りません。細かいところで、引っかかるのです。みんなの息が合っていなかったり、音が微妙に落ちてしまったり…。そして、繰り返し練習するたびに、みんなの耳も育ってきます。録音が終わったとたんに、「だめだー」なんて声があがります。歌い終わった瞬間に、どうだったか、自分たちでわかってしまうのですね。録り直すこと、数回。そして…11時51分!ようやく、OKが出ました!なんだか、本番が終わったかのような達成感と安堵感が、部屋に満ちました。で、残念ながら、私は所用で、ここで退出してしまったため、その後の展開が、どうなったかは知ることができません。参加したひと、コメント欄でいいから、ぜひ、その後のようすを教えてね♪録音準備練習風景 それにしても、ほとんど休憩もとらず(10分くらいかな)みんな、よく顔晴りました。エライ!!
2011.02.12
かめおか@脚本担当です。昨日、検索で見つけた「atitinoti」さんのブログをご紹介しましたら、「atitinoti」さんご自身が、書き込みをしてくださいました。公演前からずっと、このブログをご覧になってくださっていたというのです。このところ、アクセス数が増えて、関係者以外のかたも、ご覧になってくださっているのだなあと、うれしく感じていましたが、それを実際にうかがうことができて、さらに感激してしまいました♪しかも、「atitinoti」さんは、機会があれば、娘さんと一緒に、参加するがわにもなってみたい、とまで書いてくださって…。本当に、実現するといいなあ♪青葉ミュージカルのことを、一人でも多くのかたに知っていただきたくて、ブログの更新をつづけています。もちろん、青葉のメンバーにとっても、お互いのことを知るチャンスになればいいなという思いもあります。ここから、交流の輪が広がっていくといいなと、夢がふくらみます。今日は、そんなうれしいきっかけを、いただいたような気持ちです。さて。明日は、いよいよ、劇中曲のレコーディング第1日目。参加するみんなは、今日は、夜更かししたりしないで、朝から、いい声が出るように、万全の準備をお願いしますよ~。
2011.02.10
かめおか@脚本担当です。引き続き、舞台の感想を掲載してくださっているかたを紹介しますね♪小さなことからこつこつと「atitinoti」さんというかたのブログです。(誰なのかはわかりません)(^^ゞ「お友だちが何人も出ている」ということで、ご家族で観にいらしてくださったそうです。あらすじもていねいに書いてくださって、好意的な感想も、とてもうれしいです。お世辞でなく、本当に楽しんでくださったようで、このブログの記事に、コメントがついているのですが、そこでも、「この演劇は、ほんと、難しいけど、よかったよ」と書いてくださって、うれしかったです。ただ、「青葉区がたちあげているミュージカル」というのは、ちがうんですよね~。たしかに、「青葉区小中高生ミュージカル」ということばだけ見ると、区の主催のような感じがしちゃうかもしれないけど、(実際、1年目は主催事業でスタートしてるし)民間有志が、特定のスポンサーもなしに、ボランティアで運営してるんですよ~♪(なので、いい活動だなと思ってくださったら、 どうぞ、応援してくださいね~)それから、こちらは、地元の一般のかたのようです。足短かおじさんのブログ大人としての視点からの指摘もありますが、それはこれからの課題としてありがたく受け止めるとして、子どもたちの健闘をしっかり評価してくださっていて、うれしかったです♪ツイッターでも、発見しました♪猪田有弥さん。ツイッターネームは、yinodaさんです。http://twitter.com/yinoda/status/31515655693930496>昨日、横浜・青葉区の小中高生ミュージカル>@青葉公会堂の初日を見た。>3カ月に及ぶ練習、2時間ぶっ通しで>一途に頑張る姿に、ちょっと感動。>裏方の苦労、すごい感じました!>今日あと2回、出演者・関係者のみなさん、頑張って!たぶん、一般のかただと思うのですが、こんなふうに、第三者であるにもかかわらず、応援して告知協力までしていただけるのって、本当にありがたいです。もしも、ほかでも、感想をアップしてくださっているブログなどを見かけたら、どうぞ、教えてくださいね。感謝の気持ちをこめてご紹介させていただきます!
2011.02.09
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