あおこのヲタ母日記

だんなのこと




・あおことの出会い
職場。お互い2つ目の就職先だった某財団法人で、同じ時期に面接を受けたから、同期といえば同期。だんなは研究員、あおこはアシスタントでの採用で、だんなの席が私の後ろだった。入社直後仕事のない頃、よくパソコンでパチンコをしては打ち止めを出していた。その後私は退職したが、だんなはまだそこに勤務中。出世した。

・T大→官僚
「知性派」女優K川RやT田M子を輩出したT大(伏字の意味ナシ)出身。その後国家公務員一種を約10年勤めて現職へ転職。
学歴や職歴は人格に関係ないと言っても、この人があまり自分の話をしなかったり、たまにしても「旅行なんか大嫌いだ」とか世間に背を向けるような発言ばかりだったとしても、それでも周囲が一目置いていたのは、やはりこのキャリアのおかげだろう(もっとも、本人によれば出身学部も官庁も、その中でのヒエラルキーの最下層に近いのだそうだ。学部は医学部と法学部、官庁は財務省が最高峰なんだって。よくわからん)。
実際、研究職という仕事柄、高学歴の人は沢山いたが、その中でも「T大」族はやはり特別だった。勉強マニアというか、暗記力とか口の達者さとかが既にギャグの域に達している。うちのダンナじゃないけど、T大卒の人であまりにも地名とかの暗記力がすごいので「この人はぜったいドラえもんの『アンキパン』を食べている!」と思わせた人がいたな・・・
よく官僚の「自分らが一番」「T大以外は人間じゃない」みたいな発言が世間の笑いネタになっているが、あれ、かなりホントです(笑)だんなも本気でそう思っているっぽいです。それを、自慢たらしく言うのではなく、地球が太陽の周りを回っているのと同じように当然の、自然の摂理として発言し、その理論武装がすごいので、一瞬洗脳されてその通りだ!と思いそうになる。「学歴だけで採用したって使えない、変な人っているじゃない」と言っても、「そんなのはごく一部であって、おおむね学歴と能力は比例する。学歴以外の物差しを採用基準に取り入れるのは困難で危険だから、やはり学歴を見て採用するのが一番安心」
ま、一理あるんですが。いつも「最大多数の最大安全」(「幸福」ではない)を考えるのは官僚出身ならではですかね。
一応ダンナの名誉のために書いておくと、そのことで人を激しくバカにするとか、何かのコンプレックスの裏返しみたいに自分が否定されるとキレるとかいうことはない。「学歴という基準の中で、オレは上から○番目の位置にいる(前述医学部出身者などには笑っちゃうくらい簡単に負けを認めるので、最上位とは思っていないようだ)。下位の人には下位の人の人生があり幸せがあり、学歴以外の基準で生きている人について自分の基準でとやかく言うものではない」ということを冷静に思っているらしい。


・理系
学部を書くとけっこう個人が特定できちゃうかもしれないので秘密だが、絵に描いたような理系。よくいえば論理的。結論の出ないグチめいたことを言うことはない。悪くいえば「ただ話を聞いて欲しいだけなの」みたいな情緒を解さない。いつもひとつの答えを出そうとする。
対立することも多いけれど、私のほうがだんなに影響されることも多い。
うちの夫婦の特徴は、会話に「数字」が多く出るということだろうか。私は高校時代の数学の偏差値30台のバリバリ文系だが、珠算をやってたりしたから単純計算ならT大理系のダンナより速い(自慢!)ので、「ガチャガチャを5回やって一発でマジレンジャーロボ5体が揃う確率」とかの話をするのは好きなのだ。
だんなに数学パズルみたいなものを与えると、真剣に解こうとするので、見てて面白い。「AERA」にピーター・フランクルさんの数字クイズがあって、たまに盛り上がる。
しかし理系なら、もうちょっと大自然とか宇宙の神秘とかに興味があってもよさそうなんだけどね。そういうのが全然なくて実学一辺倒。
たのじに「ちきゅうとどせいってどっちが大きいの?」と聞かれたので私が「土星のほうがずっと大きいよ」と答えると、そばで聞いてただんなが「良くそんなこと知ってるね」
最初私をバカにしてるのかと思ったら、だんなは 本当に知らなかったらしい 。「地学はやったことないんだ」っておいおい常識だろー?
理系+実学偏重主義ついでに、歴史のことを異常に知らない。
「忠臣蔵って、いつの時代の話?」とだんなが聞くので「元禄時代」と答えると「そういわれてもわかんないから、鎌倉時代とか江戸時代とかの大きいくくりで教えてよ」ときた。忠臣蔵が江戸時代の話ということをまず知らず、鎌倉時代と江戸時代のどっちが古いのかもわからないという。「日本史は取らなかったんだ」って アンタ非国民決定


・尊敬する人物
こんなヤツのこと、「尊敬する人物は?」と聞かれたら「いない」あるいは「オレ」と答えそうである。
でも、よく会話を分析してみると、どうやら一人だけ「その言動に無条件に感服している」らしき人物がいる。それは、
池袋大勝軒 の親父さん
そこそこラーメン好きのだんな、一番びいきはココ↑。
心からラーメン作りを愛し、超A級の仕事ぶり、ラーメン好きなら誰もが知ってる名店であるにもかかわらずいつまでもボロ家ボロ店に住み続ける無欲さ・・・何もかもが尊敬であるらしい。
(うちの近所に最近できたラーメン屋の店主が、あまり営業努力せずヒマな時に腰掛けてタバコを吸ってるのがどうにも気に入らないらしい・・・)
では「サウイフヒトニ、ワタシハナリタヒ」のかといえば、自分に関しては
私利私欲万歳
のようです。


・・・またつづきを書きますvv


【だんな登場日記リンク】

低値安定の生き方。
うちの夫婦の在り方。
だんなが読んでる ビッグコミックオリジナル
ブログのことダンナに教える?
語る女語らない男
勤務中ヒマな時


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