お隣さんの国：韓国からの手紙

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2014/12/21

大食いと少食の間

(15)

テーマ：韓国！(17935)

カテゴリ：韓国生活

「ご飯」に対する執着の強い人が多い。

何でかな？

ノギさんは
「貧しい時代を過ごしてきたからだ」
って言うけど、そりゃ違うと思う。

だって、はんらの日本の実家の両親は、
昭和一桁生まれと昭和10年代生まれで、
どっちも貧しい時代を過ごしてきてるけど、

とにかく、うちの姑もご飯に対する執着が強かった。

例えば、お餅とかパンとかサツマイモとかをお腹いっぱい食べたとする。
それでも、昼の12時とか夕方6時とかになると、
どんなにお腹がいっぱいでも
「ご飯食べなきゃ！」
と言う。

そこで、お腹いっぱいだからご飯はいいや、
という考えには絶対にならない。
それは絶対にあり得ないことなのだ。

そして、食べ物を捨てるということもあり得ないこと。
2日くらい前のおかずでちょっと古くなったなと思ったら捨てたらいいのに、

無理してでもお腹の中に入れる。

ノギさんの親戚一同が集まると、
それで、すごくストレスがたまる。
とにかく、1日中、食べ続けることになるからだ。

自分だけ、ご飯ご飯と言ってるならまだしも、

「お腹がいっぱいだから要らない」
と言っても、それも
「あり得ない！」
ということになる。

うちの姑は80代になっても、ご飯茶碗にてんこ盛りのご飯を食べていて
「最近、食欲がなくて、1杯食べるのがやっとだ」
「消化が悪い」
としょんぼりしてるのを見て驚愕したものだ。
80代でてんこ盛りのご飯を食べてるほうが間違ってませんか～？！？

でも、そんな韓国も、
ソウルなど大都市から、
だんだん変わってきた。

今では都市の50代以下は、ご飯や食べ物に執着する人はあんまりいなくなってきた。

はんらの日本語教室に、ご主人が（株）現代に通ってるアジュンマがいる。
現代では、間食として、毎日「パン」が配られるんだそう。
でも、ほとんどの人が食べずに残すんだそう。
持ち帰ってもいいのだけれど、持ち帰ると、それぞれの奥さんたちが
「太るから要らない！」
と言うので持ち帰らないんだそう。

そしてそのパンたちは、毎日そのままゴミ箱へ～

そんな話を聞いても
「まあ＠＠　もったいない！」
という人も皆無。

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