お隣さんの国：韓国からの手紙

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2016/08/11

韓国の電気代

(14)

テーマ：韓国！(16985)

カテゴリ：韓国生活

記録的な猛暑だった1994年の次に気温が高いんだそう。

1994年というと、コーちゃんが生まれて初めての夏 in 慶州。

激貧だったので、
エアコンどころか、バストイレシャワーさえもない部屋に住んでたんだけど、
そんなに暑かった記憶はないの。

一体、今年より暑かった夏を
シャワーもない部屋で、赤ちゃんと一緒にどうやって暮らしてたんだろ～か。。。

去年の夏は、はんら家では一度もエアコンを使わなかった。

エアコンつけようかどうしようかと思ってるうちに
秋風が吹き始めたような気がする。

でも今年は、こりゃどーしようもないわ～
と思ってつけ始めた7月の末以来、
連日のようにエアコンをつけちゃう。

そうすると、気になるのが電気代。

韓国の電気代は、一般世帯の平均額が1ヵ月5万ウォン（約4600円）くらい？
物価に比べたら安い。

しかし、「累進税」という制度になっていて、
基本料金に電力量料金を足した金額を、
電気を使えば使うほど単価が高く請求されるようになっている。

ここのサイト（ハングルだけど）を見ると、100kWh以下では基本料金410ウォンに電力量料金が60.7ウォンなのだが、
300kWhを超えるとそれぞれ3850ウォン、280.6ウォン、
500kWhを超えるとそれぞれ12940ウォン、709.5ウォンとなる。

ネット上で電気料金が計算できるようになってるので計算してみると、

例えば、

400kWhで78850ウォンなのが、
401kWhになると83250ウォンと、
1kWhの違いで急に4400ウォンも上がるのだ。

ニュースでは、スタンド式のエアコンを毎日12時間使ったら、
1ヵ月の電気代が47万ウォン（約4万3千円）くらいになるだろう、
と言っていた。

スタンド式を12時間も使わなくても、
はんら家のエアコンのように古～いエアコンは消費電力がかかるだろうから、
きっと、高くつきそう。

かと言って、今年のような暑さでは、
電気代を気にしてエアコンをつけなかったら
救急車で病院に運ばれるか、
下手をすると命に係わりそう。

それで、今、この「電気累進税」が非常に問題視されている。

庶民は電気代が心配で、
普段5万ウォンだった電気代が数十万ウォンになったら払い切れない、
でも、エアコンを使わなかったら、高齢者や乳幼児は命が危ない！
と叫ばれているんだけど、

政府は知らん顔～
です。。。

政府は相変わらず
「節電を心がけて」
などと言ってるんだけど、
贅沢して電力を浪費するのと、
健康を守るためにエアコンをつけるのとは次元の違う話。

また、政府は
「電気累進税を廃止すると、お金持ちは電気を浪費し、
貧乏人は相変わらず電気が使えないから、貧しい人に不利」
などと、とんちんかんなことも言っている。

政府役人は貧乏じゃないから貧乏人の実情がわからないんだろうけれど、
貧乏人は持ち家がなく、
間借りをしている人が多い。

間借りをして、1家屋当たりの電気量が多くなると、
電気料金が膨れ上がるから、
間借りしてる人は
持ち家で暮らしてる人より、
累進税のせいでもっと多くの電気代を払わなければならないのが実情なのだ。

勿論、お金持ちたちも大きな豪邸の中を冷やすには
エアコンをたくさんつけなきゃならないんだろうし、

そんなこんなで、富める者も貧しき者も、来月の電気料金が心配な韓国国民たちだよ～ん。（ＴＴ）

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