Freepage List
Keyword Search
Comments
Calendar
全てはあの夜の出来事がきっかけだったのかもしれない。 めったな事じゃ笑顔なんて見せる事はなかったけれど、 ヤツが微笑めば真夜中も光り輝いた。 俺もヤツも翔も引くことを知らないから時にはブッ壊れるほど ぶつかる事も あったけど、だけどあの頃の俺達、間違いなく 天下無敵のチームだった。 冷たい風とか、オイルの匂いとか、マックスコーヒーが理由も 無く大好きで、何をするにも一緒だった。 何でもできると思ってた。何だってやれると信じてた。 あの夜、ヤツが127号線で逝っちまう迄、、、。 あれからいくつもの夏を迎えたけれど、俺達の時計はZUTTO 16歳の夏でとまったまま。 翔、俺もヤツの笑顔、はっきりと思い出せるぜ。 P.S.いつかまた、もう一度俺達一緒に疾走ろう。 平成12年 8月8日 夜騎士三代目総長 江張 國光 ~「房総与太郎路薫狼琉」~ |