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2011.10.12
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カテゴリ: 演劇
●FUKUSHIMAの本質を問う -原発事故はなぜ起きた?-

東京電力福島第一原子力発電所の事故は技術経営のミスに起因する
天災でも偶然でもなく,100%予見可能な事故だった
同志社大学ITEC副センター長の山口栄一教授はそう指摘する
山口教授は,現在「FUKUSHIMAプロジェクト」の委員長
技術経営の観点から原発事故の本質に迫る調査活動にあたっている

──技術経営および理論物理の専門家として,今回の原発事故をどのようにご覧にな
っていたのか?

私は,原発反対派でもなければ,推進派でもない

津波襲来とともに全電源を喪失して制御不能になったという論調には違和感を覚えた
日本のエンジニアは所属する組織よりも,社会正義や倫理観で動く傾向が強い
「対策はこれで十分」と言われても、社会のために必要だと思えば“最後の砦”
を用意する
そんな彼らが,電源喪失と同時に制御不能に陥るような設計をするはずがない
その直感に従って調査を始めたところ,やはり“最後の砦”が見つかった

──それは何ですか?

簡単に,無電源でも一定時間原子炉を冷却できる仕組みがあった
1号機には炉の内側と外側の温度差で動く「隔離時復水器」
2号機と3号機には隔離時復水器の進化版である「原子炉隔離時冷却系」がそれぞれ設置されていた
その結果,津波で電源を喪失した後も,1号機は約8時間,2号機は約63時間,3号機は約


いずれも,稼働時間はほぼ設計どおりであり,現場のエンジニアはそれが“最後の砦”
だと知っていた
やがて冷却が止まって原子炉が制御不能の状態に陥るとわかっていた
1号機の場合は,毎時25tの水を入れ続ければ熱暴走を防止できた
貯水タンク内の淡水では到底足りません

もはや,・・海水注入以外の選択肢はなかった






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Last updated  2011.10.13 00:24:22
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