太田典生の「毎朝1話」良い話のおすそ分け

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2009.05.10
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カテゴリ: アラカルト
便利さの中で失ったもの

人間はさまざまな便利なものを創り出した。そうやって創り出した時間は、本来なら読書をするとか、考えるとか、人間として必要なゆとりの時間に当てられなければならないはずだ。
ところが現実には、そうした文明が発達すればするほど、どうしたことか人間は物を考えなくなり、本も読まなくなってしまった。
ゆとりどころか、いつしか自分自身さえ見失うほどの目まぐるしい社会を作り出してしまった。
悲しいことに、人間の習性として、楽なもの、足りたものになれてしまうと、自分から努力して何かをしようとするタガが緩んでしまい、安易な受け身の姿勢にまわってしまう。
どうも、世の中が便利になればばなるほど、それに比例して、人間が人間性を失っていくようだ。
不便というものは、人間に工夫をさせる。
人間は求めても不便を身近に置いておくべきだろう、と僧多聞さんは語る。

全く同感である。時計を外し、車を止め、加工食品などをやめてみるとよい。


お金持ちになった。物持ちになった。美味しいものを食べられるようになった。
でも、それで本当に幸せになったのだろうか?
恵まれすぎていると、人の心の痛みがわからない。
苦労して初めて、いろいろなありがたさが身にしみる。
・今日も一生懸命に打ち込める仕事がある
・今日も何事もなく家族全員が元気にそろった
・今日も三度の食事にありつけた
・今日も楽しく語りあえる友がいる
当たり前のように思っているけれども、まことに「有り難し」である。
自分が今、ここに生かされている不思議さを見つめ感謝しよう。

また風が吹いている  また雲が流れている

小鳥の歌が響いている 花の色がにおっている。





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Last updated  2009.05.10 05:31:54
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