太田典生の「毎朝1話」良い話のおすそ分け

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2014.12.26
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◆介護士8年の若者は語る
食事も全介助、垂れ流しの便失禁など介助している時に、「人間はこんなになってまで生きる意味はあるんだろうか?」と思ってしまいます。
この利用者さんは私たちと同じように若い時もあり、働き、人生を楽しみ、自分がこうなるとは思わなかっただろう人生になってしまい、今は羞恥心も無くなり生活全てを介護されて生きる、こうなってまで生きている意味はあるのだろうか? 
認知症という病気は、なんて酷な病気なんだと思うようになってきた。私は介護従事者として失格でしょうか?

◆ある介護士は語る
要介護高齢者の家を訪問するたびに目にするのは、家族のエゴがむき出しとなった、尊厳とは程遠い終幕だった。高齢者介護による心身の疲労で、それまで良好だった家族の人間関係がギスギスし、虐待、共倒れに至るケースもある。
高齢者介護には高い費用がかかるうえに、家族の自由も奪われる。

しかも人生50年といわれた時代から80年となり、昔より介護期間が長くなった。
将来ある若者と違い、死を待つばかりの高齢者に、家族の対応は次第に冷たくなっていく。


若い時は、「人は楽しむために生きている」と考え、できるだけ楽しめば、それで十分いい人生ではないかと思う。
だがその思いは、やがてふりかかる「老い」の現実に裏切られる。

介護の必要な家を訪問するたびに、「なぜ生きる?」の問いかけが頭の中をグルグルと回り続ける。
介護の根底にある問題は、生きる意味の分からない者同士(太田注 若い介護者も年老いた被介護者も)が生きている、そこに行き着くような気がする。

◆元医療従事者は語る
寝たきり&ボケ老人が急増しています。
自分で食事もできない、トイレにも行けない、お風呂にも入れない、という年寄りが沢山います。
自分が医療機関で働いていた時も96歳で在宅酸素、イロウ、入浴全面介助という患者がいましたが、正直いってそこまでして本人は生きたいのでしょうか? 

本人は自分が社会の負担になっているということは理解できているのでしょうか? 
また本人はどのように感じて生きているのでしょうか? 
日本では安楽死を合法化しようという働きはないのでしょうか? 





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Last updated  2014.12.26 06:42:45
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