太田典生の「毎朝1話」良い話のおすそ分け

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2015.02.10
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では、貪欲にまみれた道ではない、我々のとるべき『もう一つの道』とは何でしょうか?

それは、欲、貪りというものが生まれたら、その瞬間に自分の『目がなくなった』ということを、理解することです。智恵が消え、精神的な病気に陥ったのだということを理解しなければなりません。

例えわずかでも欲が生まれると、論理性、合理性がなくなって、物事が見えなくなると思ってください。
ダイエットしたいと思っている人が目の前に好物を並べられたら、「食べたい」という欲が生まれてくる。
食べたいと思って、欲に負け、欲に征服され、食べてしまう。
そうすると、今までダイエットを続けてきた苦労は水の泡となって消えてしまいます。それと同じです。

貪瞋痴に征服されると、とにかく大変危険なのです。
我々が生きているこの世の中は、どのような感情で動いているのかと考えると、貪瞋痴そのものなのです。
世の中を見渡しても、自分の感情のままに行動する『子供』ばかりで危険極まりない状態です。


お釈迦さまが仰っているもう一つの道とは、「大人になりなさい」ということなのです。

国と国の諍いをみても、全く子供みたいです。
社会になぜ平和がないかというと、「人間が成長していないから」ということに尽きます。
怒りと欲、そのなかで高慢や見栄や、自分が偉いのだとか、誰にも負けませんとか、そういったくだらない子供の考え方ばかりいっぱい持っているのです。

例えば、イスラム教では、彼らの聖書であるコーランに「我々は唯一の神を信頼している」と書いてあるだけなのに、そこから、「私たちだけが偉大なる神を信仰しているのだから、私たちだけが正しいのだ」というような、色々な妄想を創り出してしまう。
その妄想をもとに、世界中でテロや戦争、殺戮を繰り返しています。
それが、本当の幸せなのでしょうか?

このように、欲も怒りもよくないのです。
このくらい危険なのだと理解しておかなければなりません。
欲と怒りが生まれたら、もう無知となってしまうのです。
無知というのは、言葉を換えれば『病気』といってもよいくらいなのです。


この世の中に、『大人』なんていないのです。
未熟な生命が誕生して、肉体だけがどんどん大きくなって、衰えて死ぬ。
中身はそのまま、未熟なまま輪廻転生して、また未熟な一生を繰り返す。
「そこをなんとかしなさい。成長しなさい、大人になりなさい」というのが、お釈迦さまの言葉なのです。





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Last updated  2015.02.10 05:48:57
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