太田典生の「毎朝1話」良い話のおすそ分け

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2015.02.11
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人間というのは、幸福に生きていきたいと思っています。
それは、別に悪いことではありません。
冬に窓を開けて、寒さに震える必要はないのです。
きちんと窓を閉めて、カーテンがあればカーテンも閉めて、暖房があるなら暖房もつけてよいのです。
気に入った相手がいるなら結婚すればいいし、寂しいと思うなら子供を作ってもよいのです。
もっと美味しいご飯を食べたいから、仕事をがんばってお金を稼ぐ、それもよいのです。

そういうことではなく、「幸せになるためにはどうすればよいのか」ということです。
もっと卑近な例で言うなら、例えば、商売を軌道に乗せるためにはどうすればよいのでしょうか?
貪瞋痴(=三毒)の心で商売をやったとします。

自分が儲けることだけ考えていると、全然うまくいかないはずです。

そこで、もう一つの道を考えてみましょう。
商売は人間と人間の関わりだから、『相互に助かる』ということで商売は成り立つはずです。
私が何か品物を持っている。
そこに買う人がいる。買う人はそれを必要としている。
互いに必要があるということで、商売は成り立つわけです。
それを買ってあなたは助かる。
それを売って私は助かる。
このように、商売の場合は、どうやればお互いに助かるのか、互いに幸福になるのかと、相手の気持ちも考えなくてはいけないのです。

外交でも同じです。
日本と中国の間の外交では、どうすれば中国の方も幸せになれるかと、日本側も考えなければなりません。


パレスチナ人も、どうすればイスラエル人が幸せに安心して生活できるかと考えればよいのです。
イスラエル人はどうすれば自分の民族、土地を成長させられるかだけを考え、パレスチナ人はどうすれば自分の宗教を守り、育っていけるのかということばかりを考える。
すると、永久に対立するばかりです。

どうして色々な会社が倒産するかというと、バランスを崩しているのです。
バランスが崩れると、問題が起きます。

人生は短いのだから、楽しく、仲良く、幸せに生きた方がよいということを、忘れないでいて欲しいのです

貪瞋痴に流される生き方はよくない生き方であるけれども、人間が幸福に生きていきたいと思うことはごく普通のことであり、悪いことではありません。
ただ、他人を不幸にして自分が幸福になるという考え方は、それ自体に論理の間違いがあることに気づいて、正しい幸福を探すべきなのです。

人生は短いのだから、その短い時間を、楽しく幸せに、仲良く生きればよいのです。
短い人生のなかの10年も20年も、お嫁さんやお姑さんと喧嘩して過ごすほど、馬鹿な生き方があるでしょうか。10年も20年も苦しみながら生きるのは、無知な生き方といえるのではないでしょうか。

人間なんて、いつ死ぬかわからないのです。
どんな瞬間にでも、死が訪れる可能性はあるのです。 
とにかく、人間というのは短い時間しか生きていません。
その短い時間を、1日でも損してはいけないのです。
1日でも悩んだり、無駄にしてはいけません。





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Last updated  2015.02.11 05:53:29
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