太田典生の「毎朝1話」良い話のおすそ分け

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2015.02.12
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人に対して怒ったら、その怒りにまず苦しむのは誰でしょうか?

怒りは自分への毒だ、殺教者だ、敵だとお釈迦さまは仰っています。
敵は外部ではなく、自分の心の中にいるのです。
なぜ、敵を抱きしめて、大切にお腹のなかに入れておくのでしょうか。
そうなれば、敵はやりたい放題です。

我々が30分でも何かに対して怒りの気持ちを持てば、その分、人生を損しているのです。
幸福からはまた遠くなります。
そしてまた、心にその癖がついて、次から次へと怒りが生まれてきます。
慣れてしまうのですね。


人というのは、悪いことをするときは、1回目はものすごく怖いのです。
会社のお金でも、例えば最初は千円でも横領するのは怖いものです。
しかし1度やってしまえば、次から次へと続けるようになり、取り返しがつかないところまでやってしまうのです。
そして最後には破綻して、人生を無茶苦茶にして終わりになってしまう。

怒りも同じなんですよ。
1度怒ってみたら、どうということもなく2度目も怒ることができる。
3度目も同じ。どんどん慣れてくるんですね。
そして一生、怒りの人間になってしまうわけです。
そうすると、自分の大切な幸福は消えてしまうのです。

このようなわけで、貪瞋痴の世界には幸福な道がないのです。
商売繁盛の道もない。

平安な家庭を作ることも、自分自身が平安に生きることも、貪瞋痴では不可能なのです。

子供は生まれつき、貪瞋痴を持っています。
わがまま、怒り。それは叩き直して、新しい道を教えてあげなければなりません。
調和はいいことだ、仲良くすることはもっといいことだと、楽な道より難しい道の方がいいのだと。

怒りや欲による行動、欲しいから取るのだという生き方は、あまり大人っぽい生き方だとは言えません。


もうひとつの人生というのは、それとはまったく違う生き方です。
共存することで、私が助け、あなたにも助けられる、お互いに助かるのだという生き方です。
そうすると世の中は、ものすごくうまくいくのです。

自分が怒ったら、相手の人も気分が悪いし、自分も気分が悪いのです。
人が何か失敗しても「まあいいじゃないか」と許してあげれば、たまたま失敗した人も助かるし、「ああ心の広い人だ」と信頼してくれるようになり、この人の言うことを聞こうと思うようになるのではないでしょうか。
そこで怒らなかったことで、自分に対して自信もつくし、後で思い出しても楽しいはずです。





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Last updated  2015.02.12 05:36:43
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