太田典生の「毎朝1話」良い話のおすそ分け

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2015.03.08
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最後に、私なりの纏めを書いておきます。

根本仏教(スリランカの上座仏教)を学んできて私なりに思ったことは、折角この世で稀な存在たる人間に生まれてきたのだから、一切皆苦の世界に終わらせずに、老若男女に関係なく、誰もが、それぞれの場で、命輝かせて、幸せに生きて欲しいということでした。

命を輝かせる手段は人それぞれが、誰もが、それぞれの場で、人と比べるのではなく、自分は自分と自律し、
真に命輝くことを目的に生きれば、素晴らしい世界になるように思うのですが?

例えば、人々が自愛と我欲を貪るのも、人生を楽しみたいからだと思います。
その目的は、自らの命を輝かせるためですね。
だが「今に満足する」ということを知らないために、「もっと、もっと」と貪欲の心をつのらせて、永遠に苦の世界から逃れられずにいるように思われてなりません。

命を輝かせるには、今まで学んできたように、もう一つの道があります。
それは、三毒の熱を少しでも冷まして、心安らかに生きる道です。

そうなれば、人も寄ってきて楽しい輪ができ、自分も周りの人も命輝いてくるのではないでしょうか?

今の世の中はそれと逆のことが多く、自分さえよければいいと、痛ましい事件や特殊詐欺などが横行し、力で人を屈服させようとする人ばかりが目立ちます。
それは、2500年以上も前のお釈迦様の時代からなんら変わりません。
文明が発達しただけ、その被害は広範に及び酷くなってきています。

なかなか難しいことだが、私はその入口として(年金生活者で食費節約の目的もあるが)、3日断食を毎月2回行っています。
(70歳までは年1回だけだった。以後月1回だったのを昨年から2回にしたら効果抜群)

何も食べない2日目のなんと爽やかなことか、これは実際やり続けた人しかわからないことだと思います。
その結果、粗衣粗食でも、2,3日同じモノを食べても何の不満もおきません。
その上健康で、74歳なのに掌や顔まで艶々してきます。

それと、自分のことを話すよりも(歳とともに人の話を聞かなくなりがち)、お酒を片手に笑顔で人の話を聴き、励ますことを大切にしています。
これだけで、何の得もない老爺の「夢の間」に老若男女が寄ってきてくれます。


経営コンサルタントの頃、「情報を探し求めて自ら取りに行くのではなく、自然と情報が集まる場にしなさい」とよく言っていたが、これは高齢者にも当てはまることです。
高齢者の生き甲斐維持のためには外の人と交わることが大切な要件の一つだが、我が家に人が集まるようにすれば、わざわざ出かけることもありません。

京都は学生の街でもあり、「新しい意味での里親になりなさい」(ときどき学生達を呼んで、家庭料理でもてなし、話を聞いてやるだけ)と周りに言い、自分も実行してきたお陰で楽しい今があります。
連休時には子供連れで来てくれたり、時には泊まっていったり、今年の正月明けには10年前の卒業生達が東西から10数名も集まってきて食事会を開いてくれました。
嬉しいことです。





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Last updated  2015.03.08 05:20:32
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