小村和也の建築家日記

小村和也の建築家日記

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

コムース

コムース

Calendar

Favorite Blog

だけど大丈夫 G. babaさん

四十路の旅路 さとう4632さん
島根の応援団長(継… よっしい@修行中さん
【井上淳の気分はカ… としろう15さん
フード・コミュニケ… 小馬0212さん
創業日記 ハッピーCさん
醸造家日記 石ばっちゃんさん
■みど■日記 ■みど■さん
La Neige diary i-yukkiさん
ローズマリーとラベ… ローズマリーとラベンダーさん

Comments

sakuranNY @ Re:建築家日記(912) 癒しの音楽と読書(08/01) 読書は苦手でしたが、併読を薦められてか…
コムース @ Re:運動いいですね(07/20) kitikiti48さん ----- 今の私は一日中歩…

Archives

2026/06
2026/05
2026/04
2004/01/07
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
安藤が私に語ってくれたことで、とても印象深い言葉がある。

「目の前にある仕事は小さな仕事かもしれない。しかし、その向こ
う側にあるものを深く見つめていったら、物件の大きい小さいとい
うことは関係ないことが分かるだろう。」
「小さな住宅でも地域の風景となる。施主のものであると同時に地
域のものだ。だから、両面を見据えて設計していかなければいけな
い。」

「常に、今見えている向こう側を見つめて行くんだ!」

安藤は現在、フランスで、アメリカで、ドイツで、その街の原風

な世界が見えているのだろう。

別れの日がやってきた。

建築士会の安藤忠雄講演会を私が企画し責任者として行なった。
全国から人が集まった。
800席のホールは満席となり、参加者は安藤節に酔いしれた。

講演会は終わった。

その日の内に夜行で大阪へ帰る予定となっている。

駅まで送る車の中で安藤の思わぬ言葉を聞いた。

「もう建築家はしないのか?」
なぜこのような問いかけをされたのか分からなかった。
正直に答えた。

なるかもしれません。」

その日を境に、私は安藤との思い出を封印した。

その夜、私は泣いた。そして言い聞かせた。「これでいいんだ。」

その後、20年後の再会を果たすまで安藤事務所へ赴くことはなかった。

続く





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2004/01/07 12:30:06 PM
コメント(4) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:建築家日記(13)   自分史(10)(1/7)  
i-yukki  さん
>「目の前にある仕事は小さな仕事かもしれない。しかし、その向こう側にあるものを深く見つめていったら、物件の大きい小さいということは関係ないことが分かるだろう。」<br>「小さな住宅でも地域の風景となる。施主のものであると同時に地域のものだ。だから、両面を見据えて設計していかなければいけない。」<br><br>「常に、今見えている向こう側を見つめて行くんだ!」<br><br>この言葉を読ませていただいて、驚きました。<br>私が花の仕事を始めようと決めるきっかけをくれた<br>方に、同じようなことを言われたんです。<br>目から鱗でした。<br>特に贈り物は、頼んでくださったお客様が贈られる<br>相手のことを考えて、作らせていただくんですよね。お客様のことを考え、さらにその先を考える。<br>贈り物を作らせていただくときは、いつもこのことを思い出します。<br>送り先様の喜びが、お客様の喜び。<br>お客様の喜びが、私の喜び。深い・・・と思いました。<br><br>以前安藤さんが古いお寺を改築された時のことを、<br>TVで拝見しました。<br>お寺はとても斬新に感じたんですが、確か古い門を残されたんです。<br>お話を聴き、すごい人だな・・・と思ったことを思い出しました。 (2004/01/08 02:00:50 PM)

Re:Re:建築家日記(13)   自分史(10)(1/7)  
コムース  さん
i-yukkiさん<br><br>「常に、今見えている向こう側を見つめて行くんだ!」<br><br>この言葉を読ませていただいて、驚きました。<br>私が花の仕事を始めようと決めるきっかけをくれた<br>方に、同じようなことを言われたんです。<br>目から鱗でした。<br>特に贈り物は、頼んでくださったお客様が贈られる<br>相手のことを考えて、作らせていただくんですよね。お客様のことを考え、さらにその先を考える。<br>贈り物を作らせていただくときは、いつもこのことを思い出します。<br>送り先様の喜びが、お客様の喜び。<br>お客様の喜びが、私の喜び。深い・・・と思いました。<br><br>以前安藤さんが古いお寺を改築された時のことを、<br>TVで拝見しました。<br>お寺はとても斬新に感じたんですが、確か古い門を残されたんです。<br>お話を聴き、すごい人だな・・・と思ったことを思い出しました。<br>-----<br><br>よいお話ですね。<br><br>一つ一つの職業、仕事に、みんな深い意義がありますね。<br>たまたま私は建築家という仕事をしていますが、もし他<br>の職業を選択していたとしてもi-yukkiさんのおっしゃる<br>ように、あるいは安藤さんが志されているようなそんな<br>自分でありたいなと思います。<br><br>お花を贈られる方との共同作業とも言えるかもしれませんね。<br>送られるお客様の思いにi-yukkiの思いが重なる。<br><br>よいお仕事ですね。<b… (2004/01/08 05:52:22 PM)

Re:建築家日記(13)   自分史(10)(1/7)  
>その日を境に、私は安藤との思い出を封印した。<br> その夜、私は泣いた。そして言い聞かせた。<br> 「これでいいんだ。」<br><br> その後、20年後の再会を果たすまで安藤事務所へ<br> 赴くことはなかった。<br><br>この一文を読んだ時、私も今の道を進んだ動機を改めて<br>再確認をしました。インパクトを受けた人に会う為に<br>コムースさんは20年の歳月を経た。<br>私はいま8年になろうとしています。そして偶然にも、<br>いま教わっている方(先生)がその方の後輩なんです。<br>近いのでいつでも会えるのに会いたくない。<br>(一人前になるまでは)人生ふと過去にやり残した<br>ことが再燃する。なんか同じ気持ちです。<br><br>安藤氏は建築家を知らない私も知っています。<br>大阪にいた時、安藤氏の著書「建築を語る」を手にし、<br>サインをいただきました。大事にしています。<br>彼の専門分野を超えた哲学に惹かれました。六甲の集合<br>住宅を見に行ったり、日経新聞の若者への提言は楽しみ<br>にしていました。当時熱く語られ、視野の広い方だなと<br>いう印象でした。 (2004/01/09 08:33:59 AM)

Re:Re:建築家日記(13)   自分史(10)(1/7)  
コムース  さん
フードコミュニケーターさん<br>>>その日を境に、私は安藤との思い出を封印した。<br> その夜、私は泣いた。そして言い聞かせた。<br> 「これでいいんだ。」<br><br> その後、20年後の再会を果たすまで安藤事務所へ<br> 赴くことはなかった。<br><br>この一文を読んだ時、私も今の道を進んだ動機を改めて<br>再確認をしました。インパクトを受けた人に会う為に<br>コムースさんは20年の歳月を経た。<br>私はいま8年になろうとしています。そして偶然にも、<br>いま教わっている方(先生)がその方の後輩なんです。<br>近いのでいつでも会えるのに会いたくない。<br>(一人前になるまでは)人生ふと過去にやり残した<br>ことが再燃する。なんか同じ気持ちです。<br><br>安藤氏は建築家を知らない私も知っています。<br>大阪にいた時、安藤氏の著書「建築を語る」を手にし、<br>サインをいただきました。大事にしています。<br>彼の専門分野を超えた哲学に惹かれました。六甲の集合<br>住宅を見に行ったり、日経新聞の若者への提言は楽しみ<br>にしていました。当時熱く語られ、視野の広い方だなと<br>いう印象でした。<br>-----<br><br>メッセージありがとうございました。<br><br>人には忘れられない人がいますね。<br>人を愛することや人を想うこと、人生の師と想えるこ<br>と、とても大切なことですね。<br><br>例え一方的な想いであっても、そんな存… (2004/01/10 12:57:44 AM)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: