小村和也の建築家日記

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2004/01/27
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カテゴリ: カテゴリ未分類
子供が成人を迎える歳になった私でも、目の前の出来事に振り回さ


この2週間あまり、結構苦しんだことがあった。
ちょっとしたベルトの掛違いでクライアント(施主)とトラブった。(と思い込んでいた)
でも、今日、その投げかけられる言葉の向こう側にあるものが見えてきた。

考えさせられたのは建築家としての「覚悟」というものだった。

プロは言い訳は聞かない。しかし発せられる言葉に思わず言い訳めいた
言葉を出したくなる。
でも、じっと相手の言葉を吸収しつづけた。



でも、次第に見えてきた。いや感じてきた。
そして、いつか安藤先生が私に言ってくれた言葉を思い出した。
「建築家は施主には絶対勝たれへん。施主の気持ちにいかに近づけ
るかや。なれるかや。それしかでけへん。そこが勝負や!」

私は気づいた。発せられる言葉しか感じようとしなかった。
その言葉の向こう側にある「思い」に気づこうとしていなかった。

そのことに気づいた瞬間。施主は私に、「きついことを言ってしま
った。でも私の気持ちを分かってくれるか!」
私は初めてうなづくことができた。

一生一代、大きなお金をかけて建物を建てる。このことがどんなに
大変なことか。

施主と心が一つになった。「一緒に思い出に残る工事をしよう。
一緒にさすが!といわれる建物を創ろう!どうかよろしく頼む!」
こういってクライアントは頭を下げた。

私は感動で胸が一杯になった。

この2週間ほんとに苦しかった。でもその先にこんなにも信頼し合


この世の仕組みって、つくづく不思議なものだと思う。

人の心を真正面から受け止める広い心と大きな器がプロには必要で
あることを深く教えられた出来事であった。

肝に命じよう!ほんとに、人のために尽くす覚悟を持て!!
わかったな!







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Last updated  2004/01/27 09:50:49 PM
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