小村和也の建築家日記

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カテゴリ: カテゴリ未分類
大切なものを伝える勇気

世の中に物が氾濫し取捨選択で何が正しいのか分からないことが多い。
建築家としての活動の中で、様々なことを問われる機会が多い。

古い建物の再生については、概念としての「新築」を提言したことにより、理念
的な解釈が与えられた。小樽の指定歴史建造物のリニューアルをどうするのか
は簡単な問題ではなかった。しかし、市役所ならびにクライアントに、その
概念をもとに遠藤又兵衛邸のリニューアル計画を提案したところ、それが受け
入れられ実際のリニューアルとなった。

概念の大切さは多岐に及ぶ。住まいの中での住宅設備についてのことも建築家

がよいか、などということについては実際問題としてどう選択してよいかは分
からない。あなたの建築家としての趣味で・・・などと言われても軽はずみに
は答えられるものではない。

しかし、ここに、環境をはじめ、大きく言えば文化なるものを根底に置けばそこ
にあるべき答えが見えてくる。あくまで概念としての答えだが。

私は古建築のリニューアル屋ではない、建築家だ、との思いから、建築家として
の根本の理念を構築していく作業に長い時間を要したが、それと同じように、
住宅に当たり前に設置される様々な機器についても明確な概念が必要だった。
なぜなら、意味の無いものを取り付けるわけにはいかないのが建築家だからだ。

何時の頃からかは分からないが、そんな問いかけにも答えをぼかしている自分の
ジレンマを感じていたし、かといって特定のメーカーを意味もなしに「とりあえ

いた。

昨年末にそれに対する答えがひょんなことから訪れた。
いたって単純な判断で建築家としての明確な答えが見出せた。ためしに3名の
方々にお会いし、特定の商品を勧めた。なぜなら、これこれこういう理由でこの
商品を建築家としてお勧めすると申し上げたところ、みなさん真剣に受け止め


私はこの商品を正式に取り扱うことに決めた。なぜなら、建築家として推薦し
なければ、無責任なだれかが、間違った解釈であったり、申し訳ない言い方だが
メーカーの商品戦略の選択を迫られるからだ。

もちろん私のお勧めは強制ではない。取捨選択はクライアントの自由だ。
しかし、本日の反応でも明らかなように答えは明確だ。明確な答えが見えている
のに勧めないのはむしろ罪だ。キーワードは環境だ。健全な住環境、健康を保て
る環境の実現がキーワードだ。ほかにはなにもない。いたってシンプルだ。

昨年末に知人の奥さんが亡くなった。幼い子を残してだ。それに脳梗塞で倒れら
れた方、元気なのに悪いものが見つかり緊急入院された方。なぜだろうか・・・

主には、建築での環境汚染と食物からの環境汚染の二つがあると思う。
それをどうするのか・・・そこに機器選びのポイントがある。それを建築家と
してお勧めできるのは、ということを今まで避けていたが、もし、そのメガネに
叶うものがあるなら、それを推薦するのが責任を果たすことになると考えた。

そして本日のプレゼンとなった。答えは明白となった。





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Last updated  2006/01/07 11:26:30 PM
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