小村和也の建築家日記

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会報「Arts&Craft」


神聖なる建築

自分で設計した建物であっても、時間とともに我が子のように一人立ちして
いる雄姿を見ると期するものがある。

こういう瞬間に、たまたま私の身体や思考を経由して神のデザインがもたら
されたと思える。

私の設計した建築は結構インパクトがあるように思う。一人の個性的な人物
のように建築が存在する。明らかに地域の原風景になりえていると思う。

皮膚科クリニックと調剤薬局の建物が並んでいる様はとてもよい空間を地域


国屋の家、比津の家、浜乃木の家、坂本の家、などなど、すべてが街のランド
マークになっている。

もともと自然体でしかも表情のある建築を目指しているのだから、おのずと
建築にその気持ちが現れてくるのだろう。

建築家然として意識せずにその建築を訪れると、自分でもハッとする。

もはや作家たる建築家の元を巣立って一個の生命体となり、それは「神聖なる
建築」へと昇華を続けている。

単なる洋風とか和風とかという概念を越えて、一個の生命体の誕生こそが建築
の創造だ。

建築を構成する一つ一つの材料も、大切な細胞として他の細胞と組み合わさっ
ている。築百年の商家は、古材と新材が見事に融和し始め、人間としての基本的


こうして建築を擬人化して感じ取ろうとすると、確かになにかのエネルギー、
生命の息吹を感じる。

建築はとても神聖だ。建築家は、さしずめ神官のごときものだ。






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Last updated  2006/03/02 12:51:56 AM コメントを書く


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