小村和也の建築家日記

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カテゴリ: カテゴリ未分類
コミュニケーション能力が問われる時代

これからの時代は、個々のコミュニケーション能力が問われる時代だ。

と書けば特別な能力を要求される時代になったのか!と錯覚するかも
しれないが、今までの時代は人間のコミュニケーション能力は時代性
や地域性が相まって、そもそも自然のうちに備わっていたものだった。
もちろんその中でも下手な人もいたのだが。

要は、現代人のコミュニケーション能力が薄らいできているために、
あえてこのような言い方をしなければならなくなってしまったのでは
ないのか。


新産業創出のためのインキュベーション施設に入居が許されたのだが、
設計事務所なかんずく建築家という立場でインキュベーションによく
入れたものだと思う。

私の事業は、社会の基本というか基盤を意識した事業であり、中心には
人間社会におけるコミュニケーションあるいはコミュニティというもの
を据えている。

真なる社会性を軸足にしている事業での理念というのはすごく先進的に
思われがちだが、実はとてもオーソドックスなものだ。

コミュニケーション能力が問われる時代!という言い方を見て、先進的
なる何か・・・と思えたとしたら、今一度原点を見つめてみる必要が
あるだろう。


よいだろう。

司馬遼太郎の本を見ていると、「見てきたようなうそを言う」というよう
なことを感じることが多い。歴史上の人物同志が果たして本当に会ったのか?
そのような会話を本当に交わしたのか?あんたはなぜそれを知りえたのか?
などというようなやぼなことは置いといて、(笑)純粋にそれにひたれば

司馬の歴史「小説」から感じ取れる人間の機微、社会の機微は計り知れない。
その文章の中に込められた司馬のメッセージをも感じる(あくまで主観)
ことができたら思考の広がりを得たのではないだろうか。

話が飛びっぱなしだが、要は、表面的な軽い会話ではなく、心底の思いを
お互いに感じあいながら交わす会話こそが真のコミュニケーションだろう。
コミュニケーション能力には知識・知恵というものも必要だろうし、それ
を思考の空間として感じ取れることも大切だろう。それは、知識という面
のごとき薄っぺらなものだけではなく、そこに空想活劇のごとき空間性を
感じる思考の空間性が必要だということだ。

そのような思考を持ちえたものが、次元の高いコミュニケーションを果たして
いけるのではないだろうか。

明るく大らかな性格!と言えば軽い人間に思われるかもしれないが、その
ひとみの奥にたぐい稀な哲学的思考が内在されている・・・これこそが理想
のコミュニティ力のある人間といえるだろう。

人をひきつける力というのは、明るい性格と思考の中身が豊かであると
いうことだ。これからの社会人は、それをしっかり意識して人格を形成して
いくことが大切だろう。

なにより、可愛げのある人間になることだ。愛想がよいとは違う。心底の
かわいらしさだ。愛される性格というのは実によいことだ。
直向き(ひたむき)さのある人間、真面目な人間と言ったらいいかな。

今話題の安藤忠雄も、直向きで真面目で可愛げのある人間だ。









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Last updated  2006/02/28 11:00:09 PM
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