2019.06.02
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カテゴリ: マンション騒音

~重量衝撃音に対する対策~





みなさんこんにちわ、
引越初心者です。

マンションの騒音問題で一番難しいのいが
足音などの重量衝撃音に対しての対策です。

表層材だけの対処ではLH=重量衝撃音の改善には限度があります。

子供の足音などに関わる音の種類は重量衝撃音と呼ばれ、軽量衝撃音と区別されます。
遮音フローリングの性能表記はほとんど、LLと呼ばれる軽量衝撃音を対象としたものです。
なぜなら、そもそも重量衝撃音に関する対策は現状では乏しく、この重量衝撃音=LHの改善にはスラブ厚の関係が密接に関わっているため、
対策を講じ難いのが実情です。


住んでからどうこうできる問題ではほぼないからです。

重量衝撃音が躯体に響かないよう、ジョイントマットやコルクマット、あるいは防音対策グッズとして販売している静音ライトなどのカーペットなどで少しはマシになる程度、過度な期待は禁物です。

コンクリートスラブ厚の年度別変化


ではそもそもマンションのスラブ厚ってどうなってるの?という話しです。下のグラフを見てください。スラブ厚を竣工年度別にみると年代を経るごとにスラブが厚くなっていることが分かります。

1989年度では200mm以上の物件は
4.4%に過ぎなかったのが、

1998年度竣工のマンションでは67.1%に達し、

2001年度竣工では87.5%に達しています。

マンション内では上下階だけではなく、隣戸との音の問題もあります。この隣戸との間のコンクリートを「界壁コンクリート」といいますが、その厚さもやはりスラブ厚と同様に90年代後半から急速に厚くなっています。

これは集合住宅に関わる生活騒音問題を解決するためだけにとは言えませんが、ここ20〜30年の間にマンションの構造自体が進化していることを意味しています。

30年前のマンションは躯体は厚みが薄いということ、そしてそれは音の問題が起きやすいことを意味します。

金額だけで中古マンションを選ぶと後悔します、特に子育て世代の方は要注意です。






マンションにおける苦情の多くは重量衝撃音


少し前のデータでありますが、マンションにおけるクレームやトラブルの多くは、重量衝撃音によるものとされています。

つまり、足音の問題になります。マンションのトラブルの多くは階下からの苦情によるものがその原因の多くであるといえます。

集合住宅における床衝撃音は、他人の生活環境を悪化させると同時に自らの生活も周囲に対する気兼ねからいろいろ制限されるはめになるので、設計あるいは施工に際しては、床衝撃書の低減について十分配慮する必要があります。

一旦施工されたものは改善するにしても簡単に直せるものではないので十分に対策を検討すべきなのですが、これといった対策がないのが現状です。


重量衝撃音への対策


重量床衝撃音は、同じ床の厚さでも、それを支える梁の状態(大梁か小梁)の条件や、梁で囲まれた部分のそのコンクリート床の面積(広さ)によっても様々な諸条件が組み合わせって変化します




人が歩く音、飛び跳ねたりする低い音、洗濯機の振動
63~125Hz

●軽量衝撃音とは?
スプーンを落とした音、椅子を引きずる音、靴履きでの歩行音
125~250Hz




躯体のスラブ厚が150mmからスラブ厚を厚くすれば同様の面積においても、L値の改善することが分かります。

住まいの総合サイトより
http://w-wallet.com/souon14.html


では昔の躯体のマンションのスラブ厚を変えることはできるのでしょうか?
あまり現実的ではありませんが、あるにはあります。

コンクートスラブ増し打ちにによる遮音性能の改善


コンクリートのスラブの増し打ちです。
それがスラブと一体になって働くためスラブ自体の剛性が増し、遮音性能が向上します。

この場合のスラブの剛性は、増打した発泡コンクリートの重量分を厚さに換算し、もとのスラブ厚に加えたものに等し
いといわれています。

発泡コンクリートを60mm増打したときの改善度は、直床工法で3-4dB(遮音等級では1ランクぐらい)です。

スラブ厚120mmの場合の実験 (集合住宅における床衝撃音の遮音性に関する実験研究より)
https://www.nishimatsu.co.jp/solution/report/pdf/vol2/g002_06.pdf




浮き床工法による遮音性

遮音・防音を考えるなら、浮床工法があります。この工法はRC造(鉄筋コンクリート造)やSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)の集合住宅や大型の一般住宅などで、床の遮音効果を高めるために用いられている工法の1つになります。

コンクリートスラブなどの床構造体と床材とを離し、その間に防振材を挟み込むことで、床の音が直接構造体に伝わることを防ぐことができるのです。

20年〜30年前のマンションの重量衝撃音の対策をするなら、この湿式二重床が1番効果が見込めることが考えられます。

しかし、コンクリートの増し打ちをするにも、クラックを職人がすべて手作業で埋めなければならず、膨大な手間がかかります。

そして管理規約上、この工法が承認されるか、
費用面の増大、クリアすべき問題は多いです。

●湿式浮床工法
一般に、コンクリートスラブの上にグラスウールやロックウールなどの防振材を敷き、その上にコンクリートを流し込む方式。厚めにグラスウールなどを床に敷き詰め空気層を作りその上に防水加工を施し、配筋をしてコンクリートの床をその上に作る方式




●乾式浮床工法
木材や合板、ボード、成形材などでつくった床構造体を床材の間に支持脚を挟み込む方式。
他の根太床工法、置床工法と合わせて、「二重床工法」と総称することもある。

SUMOより引用
https://suumo.jp/yougo/a/ukiyukakouhou/


その他最近の情報を追記しました。
(2021年10月更新)











こういう記事もあります、
根本解決は難しいという話しです。




個別のケースで対策は違いますが、
いかに衝撃を吸収するかで音を和らげる方向ですね。







最後までお読みいただき、
ありがとうございます。





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Last updated  2023.01.08 22:14:34
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