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最初の人見知り期間を過ぎれば…相手に恐れを感じなければ、子どもでもお偉い先生でも、どんな人の前でも変わらない自分でいる。外側は何を守っているのだか…
確かに「触らないで」「放っておいて」の札をたくさんぶら下げている。
だから、とても防衛的で、拒絶しているように受け取られることが多いのだと思う。
でも、防衛は悪いこととは限らない。
何故ならそれは、丁度いい距離感を作っておいてくれるときもあるから。
それに健常者に限って言えば、防衛していない人なんて在り得ないでしょ。
私だって、いつも、誰に対しても、「触らないで」や「放っておいて」をしているわけではない。
様子を窺わせてもらっている。お互い様だ。
これは危険を回避する、動物の防衛本能と似ているのだろう。
防衛を弱めていくには安心感が必要不可欠になると思う。
「大丈夫」と「許される」がポイントになると思うのだけれど、これはとても個人的な意見なのだろうか…
扱い方を覚えてくれれば至極単純なやつなのに…と他人事のように思うのである。
でもこれは、自分だからわかるタイミングと距離感なんだろうな。
そう言えば、むか~し昔の上司がそうだったかも。
統括チーフのそいつは、キャリアのある素敵な奥さんを持ち、容姿端麗な愛人を社内に持ち、全てのブランドを統括していて、事実上会社を回していた人だった。
始めに失敗し心配を掛けたせいか、何故か可愛がってくれて、仕事の割りにお給料の少ない私によくご馳走してくれた。
何の話をしていたのかはもう覚えていない。
コンサバ系OLのきれいなお姉さま方がたくさんいる中で、ちょっと異質で掴みどころのない私は焼きもちを焼かれる対象でもなかった(と思う)。
まるで、猫と犬をちょうどよく配合したペットのような私だった。
ブランドが大きくなり始め、会社の方針が変わり、私が男の相談をしてから、関係が崩れていった。
悪いタイミングはいつも重なるのかもしれない。
後で聞いたところによると、彼は自分の進退問題が持ち上がっていたそうだ。
私が退社してすぐ、愛人と別れ、会社を追われ…
ただじゃ起きない抜け目ない気質、多分元気でやっていることだろう。
一回りくらい年上だっただろうか…
冷たく見える外見も、表面的には冷たい中身も、人のものだったから考えたこともなかったけれど、今思えば結構タイプだったかもしれないな~
好き嫌いの分かれる人だったけれど、ちょうどいい距離感の人だったかも。
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