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matumo5523さん
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そら豆さん
7usagiさん地震のあった時間、18階のビルにいた。外出に備えて、コートを着始めた時だ。
最初は 「そんなに大きくないよ。大きな地震が来るハズないよ。」 と
楽観的に仕事を続けていたが、立っていられないくらいの揺れになり
皆、ヘルメットをかぶってデスクの 下にもぐり始めた。
女性陣が、怖い怖いと泣き始めているのを見て、近寄って手を握りしめた。
手と唇が恐怖で震えていた。
地震がおさまり
「外出は取りやめですね。」と上司に確認したら、
上司「なんで??」
私「まじ??この地震の後の余震で、私と太郎くんに何かあったら心配でしょ」
上司「心配だけど、ポポちゃん一緒なら大丈夫だよ」
(うひゃー。。大丈夫かー??)
ま、いいや。じゃあ行ってきまーす。。エレベーターホールへ。( げ!!止まってる )
仕方ないので、非常階段で18階から1階まで移動した。
丸の内から大手町まで、歩いて移動中。
よその会社の人々は、ヘルメットをかぶって 皇居に避難していた。
皇居に押し寄せる人波。。(いいのか。私たちは仕事してて・・・)
勉強会をするために、行ったビルでもエレベーターが動いていなくて 15階まで階段を昇る。
途中で、壁が落ちていた。(足がガクガクで息が上がった)

サラっと勉強会を終えて、帰る途中。新丸ビルでテレビを食い入るように見る人々。
歩いてる途中、耳に入った情報。
「 10メートルを超える津波が、丸の内に向かっています 。地下道から至急出て皇居に避難してください」
テレビを見るまでは、このまま逃げようと思ったけどデマと知り、やっぱり会社に戻った。
食糧が必要だよね。電車止まってるから会社に泊まることになるかも。と
コンビニに行って、部の人数分のクッキーやらカロリーメイトを買いあさった。

不気味な空の下、帰宅困難な人々が街にあふれ出してきた。
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会社で感じたのは、それぞれのサバイバル能力だ。
●カラオケボックスを予約して、一晩歌い明かす人
●飲み屋を予約して、飲み明かす人
●会社に泊まることにして、お泊りグッズを買いに行く人
●宿を予約して、地図を取り出して出発しようとする人
●自宅に帰る準備をする人 (2時間~8時間)
●誰かが助けてくれるのを待つ人
どうしよう。どうしよう。とただうろたえて泣く女子。数名。
ほっとけなくて、宿を探して見るが新宿・葛西・木場くらいしか空がない。
10キロ歩けるなら、新宿に泊まれば??
「そんなに歩いたことないから、無理。。」
(じゃあ、6キロ歩いた浅草に泊まるから、一緒に来る??宿に聞いてみるよ。。)
「そんなに歩けません」
(じゃあ、どうしようっか)
「わかりません」
(うーん・ 会社に泊まって様子見る?)
「いやです」 ← 付き合ってられず、会社に泊まることを決めた人に彼女を託して帰ることにした。
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タクシーを待つ人々。寒くて足踏みしている人が多かった

~雷門手前にあったイルミネーション前で、バスを待つ人々
丸の内から浅草まで、歩いたことがない私たちには、6キロの道のりは長く
途中、公園で休んだりして、3時間近くさまよってました。(途中で道を間違えて戻ったりしたからね)
11時を過ぎていましたが、路上には帰宅難民の人々が立ち往生していました。

せっかくなので、雷門を持ち上げてみた。
宿についてテレビを見て知った、帰宅難民者のために公共施設が開放されたニュース。
知らない人多かったと思いますよ。非常時の情報取得って、難しいものですね。
携帯の電池が心配で、ワンセグもあまり見なかったもん。
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手違いで布団が一組の宿に泊まることになったけど、路上でうろうろするよりは いいよね。
と知り合って、一か月の同僚と枕を並べて寝た。
朝、枕元を見たらティッシュがおいてあって、コンドームが添えてあることに気付いた。
うひゃー。。連れ込み宿だったんだー!!と大笑い。
宿の外には、こんな案内が。。
うーん。自分では泊まろうとしないよな。こういう宿。
でも、緊急時にはこういう宿泊コースも ありかもね。

浅草の朝。昨日の地震があったように感じないくらい、さわやかな朝でした。

でも町のところどころには、地震の足跡が残っていました。

人気もまばらな、浅草寺の入り口

浅草寺で、地震にあった皆さんのご無事をお祈り。

浅草寺の五重の塔てっぺんの飾りは、落ちてしまったそうです。

地震翌日、各駅電車しかなかったけど、やっと帰ってくることができた。
この困難時でも、朝から開けてくれたスーパーの皆さんに感謝。
生活用品が購入できて良かったと安堵する人たちであふれてました。(※生鮮食品は品薄)
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【今回の地震で必要だと思ったもの】
携帯の充電池 ・ 地図 ・ ラジオ 携帯食・飴 ・カイロ・ジャージ・レッグウォーマー
明日から、計画停電などでまた、帰宅難民になりかねない 私は、会社に帰宅用のリュックと
運動靴を持っていくことにした。
そして、今まで買ったことがない、家用の非常袋とアルファ米を購入。
リュックに非常用の道具一式をまとめたりしながら、 電化に頼った生活を改めて思い知りました。
テレビで流れるニュースを見てると、胸が痛くなりますが、
今は、ひとりひとりのつながりを信じ、自分には何ができるのかを考えたい。
現地のみなさん、心を強くもって負けないでください。
明日は、いいことあるといいね。
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