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2015年10月10日
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テーマ: 感想(16)
カテゴリ: 独り言
もう出版から9年ほど経っており、映画化されて2年が経つがエコレンジャーは今になってやっと手にとって読んだ。最近は戦争に触れ、考える機会が多かったので、これもその一つである。

ここで物語の紹介をするつもりもない。本書の中で多くを考えされた特攻と戦争について、感想でも書こうと思う。なおエコレンジャーの戦争に関する知識は一般教育で得た程度なので、かなり無知なので、ここで書くこともかなり稚拙な内容になると思うがご容赦いただきたい。

まず特攻について考えてみた。なぜ特攻が戦略として隊員は受け入れることができたのかの一つに、多くの日本人の中にある、何かのために命を賭すという日本人の精神があると考えている。この精神は日本人として誇るべき精神と考えているが、時にこれが間違った方向に行った最たるものが特攻だったように思う。特攻という戦術が間違ったことなのかどうかを戦後の平和に生きた価値観で判断するのは無理がある。ただし特攻という戦術が全く通用しなくなった時点での強行は完全に間違いではあったろう。このあたりは戦時中に 真っ向から軍部に対して特攻に反対した美濃部正が戦後に「特攻以外に効果的な攻撃方法がなければ、特攻もやむなし」と述べている点が非常に興味深い。

それから太平洋戦争が始まってからのアメリカとの攻防についてだが、パールハーバー以降の零戦戦闘における戦果は恥ずかしながら知らなかった。零戦を恐れながらも、状況を打開すべくとったアメリカの戦略は、やはりアメリカというべきだろう。ガダルカナルで拾われた零戦を研究し、その零戦の戦闘能力に驚愕しながらも、しっかりと対零戦の戦術を編み出した。その戦術以外で戦うことはタブーとされた。後には零戦を超える飛行能力を携えた戦闘機を開発し、その他の機器も含めテクノロジーと戦略の差で日本に勝ったと思う。もちろん日本には燃料や材料に乏しい国であることから大きなハンデを背負っていることは一般に不言われている不利な点だ。しかしそれでも太平洋戦争が始まった当時の零戦の能力がアメリカやその他の国の戦闘機の能力を遥かに凌いでいたというのは何と素晴らしいことかと感激した。一方の日本の戦略に関しては残念ながら陳腐なものだったろう。本の中で登場するヤクザの景浦が述べたコメントが非常に刺さった。「軍部の連中のとったら、艦も飛行機も兵隊も、ばくちの金と同じだったのよ。勝ってる時はちびちび小出しして、結局、大勝ちできるチャンスを逃した。それで、今度はジリ貧になって負け出すと頭に来て一気に勝負。まさに典型的な素人ばくちのやり方だ。」

今日本人は太平洋戦争についてあまりにも知らなさすぎるようだ。なんと悲しいことか
。戦争を知らずして、戦争の残酷さと、苛烈さと、虚しさをどうして知ることが出来るのか。との思いは、また別の機会に書かせてもらおうと思う。

最近はエコからだいぶテーマがそれとるなぁw





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最終更新日  2015年10月10日 23時57分13秒
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