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2015年11月16日
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カテゴリ: 独り言
ISの活動もとうとう欧米に及び始めたかという事件だった。
前回の記事で明確に書けなかったが、ISの活動は基本的に地場を固め、強いスンニ派の国をつくることである。今の国際社会において、国の領土は決して戦争の結果や、国民の思いで決められるものではない。だからこそ、というかこれだけが本当の理由かもしれないが、ISは国際社会において認められる存在にはなり得ない。
少し話は逸れるが、一時期パレスチナのガザ地区での抗争が報道され続けた時期があった。もともとパレスチナの領土だったのが、イスラエルがその土地を広げており、そこにはアメリカの後ろ盾があることは、あまり大っぴらに報道しないが、これだって実際許されるべきではない。ただしアメリカの俗国要素を秘めている日本において、あからさまにアメリカを悪者とする報道は出来ない。
そう思ってISの問題を改めて考えた時、ISはテロ行為をやっている以上、倫理的に許容できないが、では欧米は正義なのかというと、これも疑問である。そもそもISを作ってしまったのは、権益を守りたい欧米の政治にもあるのだ。私たち日本人はやはりISに日本人を殺されており、かつ欧米と仲間意識を持っているので、ISを敵視する。ISは一度ならず二度までもパリという先進国の代表的中心街にテロ行為を行った、許せない。確かにそうだが、ISからすれば欧米からの空爆で多くの犠牲者が出ている。テロは一般市民を巻き添えにするので、そもそも空爆とは違うと言うかもしれない。ただし、空爆が戦闘員だけを標的にしている確証はどこにもない。この問題、感情を抜きにして一歩引いてみた時、一つひとつをどう判断するか、非常に難しい。
少し話は変わるが、フランスの国旗をフェイスブックの顔写真に重ねる活動に対し、疑問の声が上がっている。以前の同性愛を認めた時の流れや、ALSのアイスバケツチャレンジと同じだ。Facebookやyoutubeの普及でこのような活動に乗っかる人が増えたという。人は慈善活動を行っていることを人に見せて、善者振りたくなるということが理由のようだ。先日とあるフォーラムで、福島でのボランティア活動に参加する人は二種類に分けられる、という話を聴いた。一つはボランティアをしたいという純粋な気持ちでボランティアに参加している人達。このような人達はどんな隅っこでの目立たないボランティアもするし、多少地元の人達から嫌味を言われても、彼らの気持ちがわかるから、素直に聞くそうだ。もう一つはボランティアをしている自分が好きな人達。こういう人達は人に見られて初めて意味があるため、隅っこで活動するのを嫌がり、嫌味を言われると文句を言うそうだ。これはボランティア受入をやっていた人達の生の声なので、事実そうなのだろう。そしてこれがまさに写真を変える活動と重なるのは、感覚的にではあるもののほぼ間違ってないと言えるだろう。

エコレンジャーは別にISを擁護するわけでもないし、Facebookの写真を変える人には心から追悼の意を捧げている人だっているはずだ。ただ、報道や人々の反応、対応、バッシングなどを見ると、大きな違和感を覚えずにはいられなかったので、書き留めておいた。





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最終更新日  2015年11月17日 00時37分04秒
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