廣島大三のお買い物ブログ
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アメリカの両親教育センター所長のホワイト博士(ハーバード大学元教授)は、誕生から3年間の発達について信頼できる情報が乏しいことと、そこから起こる、子育てにおける混乱は深刻であると唱えました。そしてこの人生最初の特別な時期の重要性と教育的意味を実証しました。 これについて、ホワイト博士は、こんな提言をしています。ホワイト博士は、赤ちゃんが3歳になるまでの間に、発達を阻む要因を3つ挙げており、乳児期の子育てをする親(特に母親)は、この3つの要因を、できる限り回避する必要があると説いています。1.育児知識の不足(無知)2.母親のストレス(育児ストレス)3.手助けの不足(孤立育児)しかしながら、近年の育児において、こうした要因は、特殊な環境で起こることではなく、ごく普通の母親に起こりうることであることが、ホワイト博士の懸念するところなのでしょう。確かに、上の3つの要因のどれも、特別なモノではなく、むしろ、普段の生活の中で、当たり前のように起こっていることです。では、なぜ、近年になって、問題視されてきているのでしょうか?私は、その要因の1つが、大家族や地域コミュニティの崩壊だと考えています。昔は、育児知識については、おばあちゃんや近所の世話焼きおばちゃんなどから、経験に基づいた適切な知識を得られました。育児ストレスについても、江戸時代以前の親は、一部の特権階級を除けば、共働きで畑仕事などに従事しており、母親には、仕事という気分転換の場と時間が与えられており、その間は、近所のおばちゃんや、おばあちゃんなど地域が面倒をみる仕組みが、当たり前の風習としてありました。それは、手助けの不足を起こさない要因でもありました。近年になって、これらの機能は失われ、そして代わりの機能も生まれていませんので、必然的に、育児知識は不足し、育児ストレスは、手助けの不足とともに増大していきました。いくら母親と言えど、1日24時間ずっと赤ちゃんの世話ばかりしていては、逃げ場がありません。それでは、煮詰まってしまいます。そのストレスは、想像以上でしょう。これが、現代の育児事情だと思います。つまり、子育てが、非常にやりにくい時代であるということです。でも、それを嘆いて、大家族や地域コミュニティを取り戻そうと思っても、それは、一朝一夕で、できることではありません。子どもは、そんなことを待たずに、どんどん大きくなってしまいます。だからこそ、それらの代わりとなるものが必要とされています。1つには、赤ちゃんのこと、発達のことを勉強することも必要だと思います。おじいちゃんおばあちゃんや、夫の協力を積極的に求めることや、気分転換の時間を、意識的に作ることも必要です。そうした1つ1つを、意識して取り入れることが重要なのではないでしょうか。ここで、知育玩具について少し触れておきます。知育玩具に関して言えば、1つ目の子育て知識の不足による悪い影響に拍車をかける結果を生むことがあります。例えば前回のコラム(http://event.rakuten.co.jp/lounge/specialist/entry/baby_toy_hiroshima_20080123.html)でも書いたように、親が遊び方を強制的に誘導してしまう場合に、知育玩具を介することによって、より具体的に、より強烈に、子どもを追い込んでしまうかもしれません。小学生に「ドリルや問題集」を無理やりやらせて、子どもが勉強嫌いになるのと同様に、親の期待を背負った知育玩具が、子どもを遊び嫌いにしてしまうことは、充分に考えられます。だからこそ、親だって、ある程度の「知識とその生かし方」を勉強して、子育てをすることが、これからの時代の子育てに、必要なことではないかと考えています。最近になって、発達心理学を学ぼうとするお母さんは、確実に増えていますし、発達に関する知識を、子育てに取り入れることは、もはや、それほど珍しいことではなくなっています。お母さんは、直感的に、現代の子育ての矛盾を感じ取って、行動を起こしているのかもしれません。※紹介しました商品が価格変更や売り切れとなっている可能性もございますのでご了承ください。
2008年01月22日