失われた【本質~The Essence~】を求めて

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2013.09.28
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その3 からお読みになってくださいね。




「フレンドは、教師養成マニュアルの中で長々と哲学について述べた上で、ヨガがスピリチュアルな側面に及ぼす影響は、身体面に及ぼす影響よりも重要だと主張している。
デイル・カーネギーの著作や、いかにもアメリカ発の自己啓発本が元ネタ、という感じの言い回しと、ヒンドゥー哲学からの言葉とを同等に使いながら、読者に向けて自分の意図するところを訴える。」



「全てのハートが自然と開き、みんなが元気になり、自己愛で満たされる、あの魔法の場所へと生徒を導いていかねば。それが指導者たる我々の務めだ。」




Yoga Mogul, by Mimi Swartz, New York Times Sunday Magazine, July 25, 2010 )



あらら...。「自己愛で満たされる(filled with self love)」と来ましたね。
魔法...
自己愛...
どーも、 最近どこかで聞いたような...。



誤解があっちゃいけませんので、大急ぎで言いますよ。



健全な、節度ある自己愛



は、生きていく上でとても大切です。必要です。




それは、【自分にYes!しか言わない】、そして、自分が見たくない、嫌な物/人には【No!しか言わない】タイプの、【自己愛人間】に付き物の幼稚で不健全な自己愛とは、違います。



その区別すらわかっていないのに、生徒に「自己愛で自らを満たせ~」なんて説教するヨガ指導者は、実に困った存在だ、百害あって一利なし、と、私は考えます。



ヨガをやっている方、こんな思いを巡らしたことはありませんか。



《今日よりも明日、明日よりも明後日...ってな具合に、少しずつでもいいから善い人間になりたい。だから、少しでも邪心を減らせるよう、ヨガで心と身体を浄化させよう。



でも、自分の中には、どこか人と自分とを比べては優越感を持ったり、はたまた逆に持たなくても良い劣等感を不要に長引かせたりするところがやっぱり残っている。
ひょっとしたら、永遠に消えることは無い...のかもしれない。




う~ん...自分、まだまだダメだなぁ。No、だ。




でも、ダメダメダメ...って、自分の至らないところを責め過ぎるのもどうかな。




だって、自分の中に「ダメなところ」がひとつも無くなったら、次に取り組むべき目標も無くなってしまうから。ダメだと感じるところにもそれなりに意味があって、役に立ってくれているのかもしれない...うん、やっぱりYesにしとこう。》




Yesに揺れ、Noに揺れる。いつまでも、ウダウダと。
でも、やっぱりYesだよ!そうだ、Yes!で行くしかないんだ!




...と再度、決意も新たに一歩前進したたところ、何者かの力によってふわっと存在のレベルが更に一段高い所へと運ばれた。そして、よりはっきりと、美しく全体の景色が見えた...。
という体験、したことあります?ヨガをやっていると、そういう瞬間って、割とちょくちょく訪れるんですけど。


人生もヨガと同じです。
「学ぶ」ってこと、「生きる」ってことは、こっちかあっちかで、ウダウダ足踏みーーー>勇気出して前進--->いつのまにか段階が上がって、視野が広くなっていることに気付く--->ちょっとだけ、生き易くなる--->また新たな悩みにぶつかり、またもやウダウダ足踏み...。
まるで、永遠に続く螺旋階段のようです。




潮の満ち干と同じで、寄せては返し、また寄せては返す...。慌てず騒がず、ただそんな自分の揺れ動くさまを見ていればいいかな、と。最近はそう思います。
(そして、遠くの津波が見えたら、ガッとギア切り替えて、全力で丘の方へ走って逃げる!と。ただボーっとしているように見えて、実はそうじゃないってのがミソ。)




Noがあるから、Yesもやって来るのです。
光があるから、闇も生まれる。同じことですね。
だから、100%【Yes!】しか言わない、自分を甘えさせてくれるような美辞麗句しか言わない精神的(スピリチュアル)指導者や、スピリチュアルな教えには、もう興味ありません。



だって、そんな100%Yes!な世界なんて、魔法が全てを支配するようなファンタジー世界にしか存在しませんから。
現実の世界には、No!もあるし、BIG NO-NO!だって、掃いて捨てるほど、ある。
あって当たり前です。無くせっこないんですよ。



そんな有り得ない世界を実在するかの如くに語る「師」なんて、私に言わせりゃ「嘘つき」ですね。ま、2012年初頭のアヌサラ問題の発覚は、「来るべくして来た」結末ではなかったか、と、個人的に思う次第であります。



さて。
ジョン・フレンドは若い頃アイアンガーヨガを学ぶため、インドまで修行に行っています。
難関と言われる講師資格を取得し、一時は北米側でもアイアンガー講師として名の知れた存在となっていたそうです。指導の上手さには定評があるのも納得ですね。基礎はみっちりと学んできているわけですから。



私がアイアンガーヨガ専門のSヨガスタジオに行き始めてかれこれ4年。
(相変わらずレベルI=初級クラスでのんびり~です。)
正直言って、「めっちゃ楽しい!」といった感じのヨガではないです。マジメですしね。
それでも、個人的には大変満足しています。おばーちゃんになっても、ショルダースタンド(肩立ち)ができない身体になっても、末永く続けるつもりです。



アイアンガーって、アヌサラの【Yes!のヨガ】とは逆で、簡単に【Yes!】って言わない、つまり、大変だとか、厳しいだとか、要するに上でジョン・フレンドが批判しているような「しんどい~。つまらん~。」な要素を排除していない、ある意味、とても現実的で、地に足が着いたヨガのスタイル、だと思うんですね。



アイアンガーは、「あんなこともできます。こんな素晴らしいこともあります。」という、約束を連発しない。余計なことは言わない、寡黙でストイックなタイプのヨガなんですね。
生徒を過度におだてていい気分にさせたり、なんてこともほとんどしません。したとしても、せいぜい、”Good job!”の一言程度。生徒のエゴを無駄に増長させるようなことも無いです。



だから、【素晴らしい私/俺様をめいっぱい賞賛してもらいたい!】という欲求が人一倍強いジョン・フレンドには、さぞや面白くなかったことでしょう。アイアンガーの指導者資格を取得しながら、結局、自分の流派・アヌサラヨガを立ち上げたのも、アイアンガーヨガの一指導者ではどうしても満たされない部分(金銭欲、名誉欲...etc.)があったから、なのでしょう。それもうなずける話です。
ヨガ講師と一口に言っても、いろんな人がいます。勿論、いていいんです...
生徒さんの害にならない範囲内でなら。



アイアンガーのストイックさを「つまらない」と感じる人もいるでしょう。
でも、音楽も、キャンドルライトも、お香も一切無い、学校の体育館みたいに無駄を一切排除したスタジオで、ひとつひとつのポーズに取り組む、アイアンガーヨガならではの時間。
私にとっては何にも代え難い、自分との身体とサシで対話する、濃密な時間であります。
家で練習するのとはまた違った独特の魅力があるんですよね。



それは、「うわー、これもできない、あれもできない。」という、自分の身体の限界を嫌と言うほど思い知らされる時間でもあります。そんな時、人はどうしたって謙虚にならざるを得ないんですよ。(家で練習する時って、どうしても好みのポーズを含むシークエンスに偏りがちなんですよ。苦手を避けて、楽な方、気分いい方、へと流れがちになります。)
限界を発見し、真正面から向き合わねばならないあの時間が、もう、嬉しくって、楽しくって。
スポーツ・体育系と無縁の人生を送ってきた人間にとっては、これが実に新鮮です。




だって、限界があればある程、それをひょいと超えた瞬間に喜びも生まれますから。Yes/Noの間を行ったり来たり...ウジウジしていたら、ある時ひょいっと持ち上げられて、レベルがひとつ上がって、「うわっ、できる!」へ到達した...まさにその喜びなんですよね。
人生と同じです。



そう。「きつい...」の先に喜びが待っているかも~?と思うことで、練習も楽しくなります。
いつ喜びがやってくるかはわかりません。ひょっとしたら、来ないかもしれない。でも、いつの日にかきっと私のところにやってきてくれるはず...。
その瞬間が来ることを信じていられるから、続けられます。というか、続けたいのです。ヨガを。



先生が「あれもできる!これもできる!君はやれる!」といくら横から叫んだって、そんなの単なる雑音でしかありません。先生の願望を、こっちに勝手に投影しないでよ、って反論したいです。黙っててくれた方がはるかに親切というものです。



自分の身体の声を聞きたいのに、うるさくしないでよ、って思います。



ヨガも、人生も、【No】にぶち当たるからこそ、小さな【Yes!】を得られた時の喜びをたくさん体験できるんです。
【No!】の部分に蓋して、「なかったことにしちゃう」ヨガなんて、考えられませんよ。そんなの、ヨガじゃない...と思います。「ヨガ風味を加えた、お手軽スピ系☆ポジティブセラピー」に近いんじゃないですかね。



...うーん、要らないなぁ、そういうの。



先週末開催されたヨガフェスタ2013の講師陣の中に、GORI宮下先生の名前を発見。
「あ~、一度取り上げなくっちゃ!」と思ったので、今日、ヨガ話のどさくさに紛れて、おすすめの一枚(+一冊)をご紹介しましょう。
「なんちゃってヨガ」ではない、正真正銘の「ホンモノ」です。



【送料無料】今日から始めるインヨガ [ Gori宮下 ]


夏に日本に里帰りした時に買ってきたインヨガ(陰ヨガ)の教則本+DVDなんですが、も~、こんな優れた教材が1500円出してお釣りが来ちゃうだなんて、日本は何て素晴らしい国なんでしょうっ!
間違いなく「買い」です。ハァハァ。(鼻息相当荒し...)



1ヵ月半のブランクの後、バッリバリに硬くなっていた私の身体と、重度の時差ぼけをゆ~っくり、心地良~くほぐしてくれたGORI宮下先生。ありがとうございました!
ずっと目をつぶったままでも次の動きがしっかりとわかる、懇切丁寧な指示が素晴らしいです。ヨガ初心者・インヨガ初心者でも安心して取り組めますよ。ぜひお試しあれ!





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Last updated  2013.09.28 17:25:13 コメントを書く
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