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一緒になって探し物をしてると、お嫁さんは先に出勤した息子に電話で聞いたり、私に我が子のグチを言ったりと忙しいよく見る朝の風景。
探し物も無事見つかり、自宅へ戻ると夫はすでに出社してシンとした我が家。
心が落ち着く。そして幸福感に満たされる。
私は今までずっと夢でしかないと諦めていた生活ができている。
新婚から同居で、義親と頻繁に顔を出していた親戚や友人の視線に気を使いながらの気の休まることのなかった毎日。
それでも我が子が想像以上に可愛くて夫も優しくてそれだけを頼りになんとかやってこれた。
月日がたちそれが昔ばなしになった頃、あの時もっと自分を出しても良かったんだと遅ればせながら気付いた。
自分の居場所を主張して嫌なものは嫌と言っても良かったんだと。
身近な核家族の生活をしている人の気楽さを見ていて自分には縁のないことだと諦めていた。
しかし、現在その生活ができている。
向いてないと悟った会社員生活からも解放され、息子家族の補助のような役目はあるけれど、それでも自分の好きなことを誰の目も気にすることなくできている。
若い頃の想像とは違っていた。この年齢になれば老人の生活で身体の不調も出てきて、当たり前の生活は難しいと思っていたから。
実際は小さな不調はあるものの、命を脅かす病気ではないし、普通の成人の生活ができている。
夫も過去手術の経験はあったがなんとか仕事も続けられる生活ができている。
今は亡き両親にも感謝。地道にコツコツと働いて周りとのトラブルを起こすこともなく堅実な生活のお手本を示してくれた。
この生活が長く続けられる事を願っているが年齢を重ねれば変化があるのは自然なこと。
今の幸せを感謝し、憧れの生活ができたのはそれまでの生活の慰労もあるのかなと思っている。