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2022.06.10
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カテゴリ: 古い記憶
中学生の時に幼馴染みのMちゃんと映画を見に行った時のこと。

あの時見たのは「小さな恋のメロディ」。

Mちゃんのお兄さんが雑誌「スクリーン」を定期講読していて時々借りていたMちゃんは、映画情報通で一緒に映画を見るのに最適な人だった。

Mちゃんは一つ年下でその時、同級生のIちゃんも一緒だった。

その時の思い出は映画よりも、映画が終わったあとIちゃんが「姉ちゃんのアパートに寄っていく」だった。

彼女についていくと、アーケード街に入り、店と店の間の狭い路地に入り、古い建物の外階段を上っていく。

そこがIちゃんのお姉さんのアパートだという。

木造の古い建物。
ドアをノックして中に入ると、そのお姉さんはいた。



ファンデーションもしっかりと塗り込んであり、素顔が想像できないほど。

中学生当時の私の頭でも「このお姉ちゃんは水商売だ」と確信できた。

私達は昼食は済んでいたので、アパートを出て下の喫茶店で飲み物をご馳走になった。

たばこを吸いながら、口数少なく、ニコニコしながら可愛い妹の話を聞いていた。

その派手な外見からずっと年上に見えたけど、以外と若かったのかも。

あのお姉さん、今はどうしているだろう。
ケラケラ笑ってばかりで明るくて可愛いIちゃんもどうしているだろう。

Mちゃんも親が離婚してその後音信不通になった。

母が高校は進学校に入学してその後、教師になったらしいと教えてくれた。

中学生三人、ちゃんと制服で行ったこと。
映画の出演者が似ていない手書き看板。

アーケード街の喧騒。
派手な店の外観と対称的に、裏に廻ると古い木造の建物。
身近に見た厚化粧のお姉さん。

遠くて懐かしい記憶。





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最終更新日  2022.06.10 19:31:25
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