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私のスマホが緊急地震速報の表示になり、あの嫌な警告音と黒地に黄色のビルが倒れるイラストが表示される。
その少し前テレビで同じ警告音が一瞬流れたが一度消えて通常の番組に。
その後私のスマホと同時に警告音が。
テレビ画面はベッドでテレビを座って見ている夫の背中で見えない。
スマホを見る気にならず閉じて布団にくるまり目を閉じる。
どうか大きくなりませんようにと祈りながら。
大きく揺れたらすぐパジャマから着替えなきゃと思いながら。
適当に揃えたクローゼット奥と下駄箱上部の避難袋をイメージしながら。
数分後ユラユラと静かに揺れた。でもそれまでだった。
テレビでは場所は青森県と言っている。
この警告音は久しぶりだが緊張はする。必ず地震が来るから。
父の介護で実家にいた時も夜、地震があった。
一人でテレビを見ていた時ですぐ父の寝室に行き父とおしゃべりした。
隣に住んでいる弟も心配してきた。横になったままの父と弟と私、なんだかホッとした。
その後スマホにヘルパーの事業所の同僚から安否確認の電話が入った。仕事上とはいえうれしかった。
自宅の夫からも電話が入った。自宅は寝室の天井がユラユラと波のように揺れたと。
遠方に住む妹と友人からも心配してメールが入っていた。
つけたテレビのNHKで頭がボサボサでヒゲも伸びて着ているスーツも皺くちゃのアナウンサーが、緊張しながら地震の状況を話している。
居間の金のなる木の鉢が台から落ちて一部枝が折れ、畳に土がこぼれていたけど気持ちは温かかった。
地震は確かに大きかったけど家族もみんな無事で心配して電話してくれる人もいる。
そんな当時のことを思い出しながら、今は天国へ行った父と母を思いながら眠りに入った。