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若い頃に、仕事で時々山に入ることがありました。その時たまたま見つけたウドを、気まぐれを起こして1本だけ、根から掘ってきて我が家の裏庭に植えました。
それがだんだん増えて、この時期になると毎年のように裏庭に、4~5本程度のウドが律儀に出てくるようになりました。

私のような歳になると、「春は山菜採りが楽しみです・・・」などと行って山に出かける人も多いかと思います。
私はそれほど山菜を好んで食べるわけでもないので、この裏庭のウドを、季節の風味として、「酢味噌和え」などにして一回食べるだけで十分です。
5本生えていても食べるのは1~2本だけ、昔のアイヌの方達の知恵に習って、私も絶やさないように気を付けています。
残ったウドは放っておきますので、どんどん成長して夏には2m以上の背丈になります。「なるほど、これがウドの大木というものか・・・」と最初の頃は感心したものでした。
「ウドの大木」というのは、大人になっても、あまり役に立たない人間の喩えとして使われているようですが、我が家では結構役に立っています。
暑くてもせいぜい32℃どまりの土地ですから、クーラーなど必要ありません。扇風機も暑い年だけ押し入れから引っ張り出す程度です。
特に我が家は、南側と北側に窓を配置したので、ガラス戸を開けて網戸にしておくと、風が通り抜けて結構涼しくなります。
昼間は網戸があるので、裏のお宅から窓越しに部屋の中が見えることはありませんが、夜になると、部屋の中の明かりがついているために良く見えます。
そんな時に、おおいに活躍してくれるのが、我が家の裏庭の「ウドの大木」なのです。