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8月7日と言えば、北海道の家庭では「今日は ローソク出せの日だね 用意しなくちゃ・・・」なんていう会話が交わさていました。
そんな風習のない地方の方は「え? それは一体何のこと?」なんて思うでしょうね。
北海道では、函館市やその他一部の地域を除いて、七夕は今日、8月7日に行われるのが普通です。そして、私みたいな古い人間は、この日を「ローソク出せの日」なんて言っています。
北海道にはいろんな県から移住して住んでいる方達がいますが、どうやらこの風習は東北地方から伝えられたようです。
以前、東京で7月7日の七夕の日を過ごしたことがありますが、子供たちはまだ夏休みでないし、さらに、梅雨のまっ盛りなので星も見えなくて「今一、盛り上がらないなー」と感じました。
やはり七夕には、織り姫星と彦星が見えている方がいいですね。そういう点で北海道の8月7日は案外いけてるのではないかと思っています。
私が小学生だった頃には「ローソク出せ出せよ 出さないとカッチャクぞ おまけにヒッカクぞー」なんてなんとも物騒な歌詞の歌を歌いながら、写真のような自作の「カンテラ」を持って家々を回りました。

※ 昔を思い出しながら作ってみました フィリッピン製パイン缶の利用です
子供の頃は、「カンテラ」は「缶で出来ている照らす道具」だから「カンテラ」というのだと思って全く疑っていませんでした。
ところが、最近になって分かったのですが、「カンテラ」はラテン語で、「キャンドル」や「カンデラ(照度)」と同類語だったのですね。
近所の万屋さんでは、周囲が紙で出来た小さな紙提灯も売っていましたから、それを持って回る子もいました。ちょっとしたことで火が紙に移って、提灯を燃やしてしまう子もいました。
いずれにせよ、火種を持った大勢の子供が、大人が付き添うことも無く、木造家屋の住宅街を歩き回るわけですから、今ならとても許されないでしょうね。
こうして、私が子供の頃に、回った家が出してくれたのはローソクでした。仏壇の脇に置いてある小さなローソクです。
でも、私たちはこれをもらって喜んでいました。なぜかというと、カンテラの燃料だからなのです。
そのうち、ローソクに飴などのチョットしたお菓子を添えてくれる家庭も出て来ました。グラフにすると、きっと、年々ローソクが減り、お菓子が増えるという線が引けるのではないでしょうか。

※ 応対が面倒なので玄関先に置いて勝手に持っていってもらいます
今では珍しいかもしれませんが、当町内会ではいまだにこの行事を続けています。
まれに、お菓子と一緒にローソクを入れてくれる家庭もあって、古い人間の私なんかは粋な方だなと思いますが、子供は「ローソク出せ」って自分で言っておきながら、???でしょうね。
全戸数約80戸の町内に、小学生以下の子供は多分3人くらいしか居ないと思いますが、この日になると、とたんにどこからか湧いてきたように子供が集まってきて30人くらいになります。
だからと言って、よその町内会の子供が来たわけではありません。我々の息子・娘の世代が里帰りして連れてきた子供、要するに孫たちですね。
役員会では、「子供が少なくなったのだから、もうそろそろやめても・・・」という意見も出るようですが、こういう行事はできる限り続けて欲しいものです。
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