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紹介文
『デッドエンドの思い出』は、出会いのタイミングや状況の流れが人間の関係を規定していくさまを、5つの短編によってリアルに描いた短編集である。
大学の同級生である男女の出会いと別れ、そして再会に、普遍的な人生の営みを重ねた「幽霊の家」。会社を逆恨みする男によって毒を盛られたカレーを社員食堂で食べてしまった女性編集者の心の動きを描いた「おかあさーん!」。小説家の「私」が子ども時代に実家のある街で体験した男の子とのせつなく甘美な時間を回想する「あったかくなんかない」。そして、同じビルに勤める旅の雑誌を編集する男性への5年間の思いを実らせようとする女性の思いをつづった「ともちゃんの幸せ」など、痛苦に満ちた人生の局面にそれぞれのやり方で向かい合う女性主人公の姿が肯定的にとらえられている。
半額【中古】 afb【古本】デッドエンドの思い出/よしもとばなな 【ブックス0920】小説
昔はかなり読んだ気がするけど最近パッタリ読まなくなった吉本ばなな。
彼女の作品読まなくなったの、多分日記シリーズが出たあたりからかな。
どうしてかな。
で、久々のばなな作品はこの短編集でした。
各作品はまったく別物なのに『ドラえもんとのびたが一緒に漫画を読んでいる絵が幸せの象徴だ』とかちょっとシンクロしたモチーフが出てくるのはあとがきにあるように私的な小説だからなんでしょうか。
一番印象的だったのは『おかあさーん!』という作品の、一歩間違えれば死んでしまったかも、という経験をした主人公のこれまた脳梗塞から復活した上司が以前みたいなカリカリしたところがなくなり『もっと大きな流れの中で生きているように見える』と表現するところ。
人間ものすごい経験をすると、約束の日に契約書が届かないとか、プリンを作ろうとしてタマゴを切らしていることに気がついたとか、隣にすんでいるおばさんがおしゃべりだとか、割とどうでも良くなるんだ、というのは本当。 (当社比)
小さなことでいらっとすることがないわけじゃないけど、今日プリンをお土産に持っていけなくったって人生にとってたいしたことじゃないさーと、なんていうか本当に自分を取り巻くもっと大きな何か、を感じられるようになるというか。
うまく言えないんだけど 大変なことの渦中にあるひとはその心の痛みのあとにはそれ以前には感じられなかった世界が待っているよ♡
ってワタシは一言言いたかったのさ。
ちなみにこの本の中で一番すきなのは『ともちゃんの幸せ』。
こういう神様観がとてもすきなんです。
そーゆーもんだとおもうんです。
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