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三島由紀夫 昭和28年刊行の『にっぽん製』
三島にはいくつかの顔があって一つには通俗小説家という一面があった。
特に女性に受ける恋愛小説を書き映画やテレビの原作となった。
有名な小説は何と言っても『潮騒』
ビックリな題が『獣の戯れ』(さすがに題でビビルよね)
流行語になった『美徳のよろめき』
『にっぽん製』はこの系列に入る小説。
デザイナーで洋服店を経営する女性と柔道選手の男性の恋愛小説。
中身的にはホントにどうというストーリーはない。
ハッピーエンドになるわけでなく、悲劇でもない。
あっ、これで終わっちゃうの?と言う感じの小説だ。
その点、一般の通俗小説とは一線を期しているのかも知れない。
村上春樹の小説もどちらかというとそんな感じがあるものな。
しかし、時代が時代で、冒頭にはホントにその状況が良く出ている。
ヒロインはパリから帰国する。その飛行機は48人乗りDC-6。
確か、GHQから羽田が返還されたのが前年の27年だから、海外旅行なんて言うのは夢のまた夢の時代だ。
羽田が開港されるのが30年だから、飛行場と言うより広場、軍事基地という空港だったろう。
飛行機は滑走路から「Follow Me Jeep」に誘導される。
ああ、B17爆撃機みたいだ・・・・
そんなことを楽しみながら小説を読む。
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