R-BEAR 非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)

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2010.03.20
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カテゴリ: 愛する本

100

『地図だけが知っている 日本100年の変貌』

この本は、以前ダイエーの中の本屋で見つけた本だった。

毎週のように歯医者に通っている私はダイエーの駐車場に車を駐めている。

そのダイエーと言うのが駅と隣接しているので仕方なくタイムパーキングになっているのだ。

1時間駐めれば500円はかかるが、買い物をすると90分は無料になる。

だから歯医者のたびに本を買っているというわけだ。

しかし、この本は来週買おうとチェックしながら次に行くと売り切れていた。

これほど悔しい事はない。逃がした魚はやたらにデカイ。

欲しくて欲しくて通販で買った。(近所じゃ小学館新書を扱っている店が少ない)

★☆

地図を示して各都道府県の変遷を語るという本である。

京都は「消えた巨椋池」である。大きさは富士五湖の山中湖よりデカかった。

巨椋池というのは京都南部では有名な池で昔から漁業を中心に発展してきた。

しかしながら近くで一級河川宇治川、木津川、桂川が合流し大雨のたびに氾濫していたのである。

今でも近くの民家には当時の水位を示す汚れが壁に残っているものがある。

何しろあの巨大な琵琶湖から出て行く川というのは宇治川一本なのであるから(流入する川は3桁なのにである)

明治政府は干拓を第一目標としてまずは淀で合流していた河川の道筋を変更。

続いて水を抜いての干拓にかかった。

やってみると合流していた水がなくなったことで、いよいよ巨椋池の水は淀み、水質は悪化、蚊が大量発生・・・病気が・・・

何とも人間というのは情けないものである。

しかし徐々に干拓が続き今では一面の水田になっている。

面影もない。

ただ、今でも地名として、槇島・向島・目川と残っているのみである。

★☆

地図は雄弁に歴史の変遷を語ってくれる。

政治や欲が渦巻いているが、淡々と事実を示すだけである。






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最終更新日  2010.03.20 08:23:50 コメントを書く


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