R-BEAR　非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)

正月用の餅と銀杏が届きました。

色の付いたものは栃餅。あんこが入ったものもあります。

自家製なので手が込んでいます。栃の実は灰汁が強いので灰を混ぜて灰汁取りをします。

もちろん田舎の親戚がやってくださるのですが・・・

なかなか買ってもこれだけのしっかりした栃餅はありません。

有り難いことです。

関東の方には不思議かも知れませんが、京都では丸餅です。

正月から餅に角が立ったり、刃を入れたりするのは良くありません。

焼きもしません。焦げるのも良くありません。

凄まじき「言霊」信仰です。

雑煮は白みそ（西京みそ）です。朱塗りの椀に白みそ白丸餅のみ。

紅白を演出します。

場所によっては、頭餅を入れるらしいですが我が家は吉田（京大の近所です）の作り方らしく・・（実質よく知らない）餅と味噌だけのお供えみたいな雑煮です。まぁ儀式ですから（笑）

妻は明石の出身なのですまし汁に焼き丸餅、野菜や穴子（明石は鯛や蛸というイメージありますが一番の特産品は穴子らしいです）が入っているそうです。

野菜を少しに、焼いた鯛の切り身を入れたらメチャ美味そうだけど。

地方それぞれ、各地の雑煮オンパレードで食べてみたいものです。

雑煮記念館なんてないかな。

★☆

綺麗な銀杏です。

以前は職場にたくさんの銀杏の木があったので、掃除を兼ねて銀杏拾いをすると、コンテナ一杯ぐらいの銀杏が採れたのですが、道路拡張ですべて切られてしまったので最近は手に入りません。

以前は昼休みに隣りの水道局の職員さんと一緒に銀杏拾いをしたものです。

コンテナ一杯持って帰ると、決まって綺麗に果肉（これが臭い）を外して種状にしたものを三袋ごっそり持って来てくださいました。

私の職場で分配。持ちつ持たれつでした。（笑）

これは田舎の銀杏。綺麗な状態で頂きました。

後は炒り器でゆっくりと炒るだけ。

焦げ目が付いたぐらいが美味いです。

正月が来たなという感じです。