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加藤文太郎 『単独行』 昭和16年 朋文堂 初版
この本は高校時代に出会って、私の山との関わりを大きく左右したものだ。
当然、当時は新刊書店で購入した本であるので二見書房の「山岳名著シリーズ」の一冊、「単独行」としてである。
加藤文太郎は新田次郎の小説『孤高の人』のモデルにもなっていて、そちらを先に読んで、モデルになった登山家の手記が読めると言うことで大阪の旭屋まで行って購入した。
一緒に買ったのが芳野満彦の『山靴の音』。
この人も新田次郎の小説『栄光の北壁』のモデルにもなった。
芳野さんは昨年の2月6日になくなられたそうだ。
★☆
一人で山に登る気楽さ、そして辛さ。
私は大学時代、四季を問わず北アルプスに登ったが加藤文太郎の影響が大きかった。
当然パーティーをくんで上がった訓練登山や調査登山もあったが、カメラを片手に一人で登った冬山もある。
一人の場合は慣れていると言うことも、一年に何度も入山していると言うこともあって焦りはないし、無理はしない。山頂を前にしての撤退、途中下山、酷いときには登山口近くでの断念もあった。
そんなときは「来週また来よう」と言い聞かせた。
そう、「また来週」が一番の安全だと思っている。
遠くからパーティーを組んでの登山はこうはいかない。
いつも、必死の形相でラッセルをしている大学のパーティーに遭遇した。
大きな荷物を担がされて怒号飛び交う中登る新入部員の心中はいかばかりか。
山をスポーツと見る分には異論はないが、精神論で鍛える体育会系とは全く違う場所であることを知るべきである。
まぁ、最近の登山はそんな感じではないというか、山岳部というものそのものの存在自体が希薄になっている昨今である。
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