つなげ“希”動力-袖番号96、伊東勉のページ楽天版(更新停止。書庫ログ)

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2007年04月12日
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 いっせい地方選挙。日本共産党は都道県知事選挙こそ勝利はできなかったものの、都道府県議選挙で100人+2人、政令市議会議員選挙では124人当選、という結果を出しました。当然、多数者革命を目標としている所としてはこんな所で足踏みしているヒマなんてない所ですが、とにかく「(自分達の利権を脅かす)余計なことを言う」「対政権は一つでいい」と共産党をはじき出してしまえ、という動きが激しかった中で、一定の成果を出す事ができた事に安堵しています。全国のこのたたかいに臨まれた皆様のがんばり、頭が下がる思いです。
 先日の「審判」から数日が経過した。日本国某所、海の見える砂浜で、一人じっと海を見つめる男がいた。いっせい地方選挙の後半戦の裏方に携わっている1並びのデブ、伊東勉である。

びー:おい、伊東?

伊東:なんだ?

びー:何か、この出だしどこかで見たことないか?

伊東:さぁな。

びー:さぁな、じゃねぇだろ。
 134号の出だしに少し手を加えただけだろ!誰がどう考えたって!


伊東:いや、続編だから、出だしも同じにした方がいいと思ってな。

びー:勝手にしろ(笑)。今ころ全国で「ああまた伊東がバカやっているよ」とあきれ返っている事と思うぜ。

伊東:今更変えようないよ。ま、だべりタイムしているヒマもないから、さっさと本題入っていこうぜ。

びー:ああ。

1.各政党の結果から~

びー:さて、各政党の得た議席と得票数は以下の通り。
日本共産党 285万7026票 得票率7.5%
 100+2議席 議席占有率4%

自由民主党 1466万4650票 得票率38.4%
 1212議席 議席占有率47.6%

民主党 627万5984票 得票率16.4%
 375議席 議席占有率14.7%

公明党 295万455票 得票率7.7%
 181議席 議席占有率7.1%

社会民主党 71万829票 得票率1.9%
 52議席 議席占有率2%

国民新党 2万800票 得票率0.1%
 1議席 議席占有率0.03%

諸派 69万9734票 得票率1.8%
 40議席 議席占有率1.6%
(内 岩手政和会 4万8326票 得票率0.12%
 4議席 議席占有率0.15%)

無所属 998万5098票 得票率26.2%
 583議席 議席占有率22.9%


 では、伊東どうぞ。


伊東:どうぞったって…。ま、気づいた事だけコロコロと語っていくとするわ。
 まずは自民党。前回が1309議席が97議席減。岐阜、山梨、福島の-7、群馬、千葉の-10、埼玉の-11、神奈川-8、長崎、広島の-9…自民党の悪政に察知し、動き出している所ではこの通り激しく議席が減った。
 自民党の場合は、先日党員の減少の話もニュースになっていたけども、支持層の部分にも「格差社会」によるひずみが来てしまって「もう支持してられっか!」という空気が出てる部分もあるんだよな。それが議席減に結びついていると思う。

びー:でも、代わりに伸びたのが民主党、か。
 顕著に伸びた所を見てみると北海道が+11、千葉が+15、神奈川で+12、新潟で+6、静岡も+8、愛知は+14、福岡で+7、三重と青森が0から+6。全体でも170増。
 伊東、よく見てみろよ。ここでの共産党の議席減の数を。




びー:一つ単純にいえるのは『反自民の票が民主党に行ってしまった』ってことだけど、もう一つ言えるのが「政令市による選挙区の細分化」…もっとはっきり言えば「地方選挙の小(人数当選)選挙区化」が進んでいる、という事だ。

 ここから先は、共産党側に至らない所があったから、議席を維持することが出来なかった、というのを前提にして書かせていただく。

 今、政治を語る上で必ずキーワードにでてくるのが『二大政党化』だ。他の政党は、この二大政党に多かれ少なかれ影響力を与えることで、自分らの生き残りを図っている。だけども、共産党はどうだ。いい意味でも、その逆でもいいが自力で勝ち進むのを基本にしている。

 大阪・大正区の小谷みすずさんの例もあるけども、政令市のある府県の府県議会議員選挙ってのは、定数が極端に少なくなる事が多いだろ。定数2とか3とか。
 そりゃみんな同じ条件だから、通らないのは力が弱いからだ、といわれればその通りだが、この「少人数しか当選できない制度」というのは、実は意見の幅を狭める事にもなるんだよ。

 例えばな…一つの意見に対して50の意思があったとする。比較表にすれば、以下の通りか?
 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○-21
 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●-19
 ◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎-10
 これに対して定数が10の議員選挙があったとすれば、この意見そのままが民意となれば以下の通りになる。
 ○党-4~5議席 ●党-3~4議席 ◎党-2議席。


伊東:ふむふむ。

びー:じゃあ、これが人口10ずつ、定数2ずつ5つの選挙区になるとするだろ。政令市と同じだ。こういう意見配分になったらどうする。

○○○○○/●●●●/◎ 当選は○、●  
○○○/●●●●●/◎◎ 当選は●、○
○○○○/●●●●/◎◎ 当選は○、●
○○○○○/●●●/◎◎ 当選は○、●
○○○○/●●●/◎◎◎ 当選は○。●◎で決戦。
 定数2だから、第一党の○、第二党の●までが引っかかりやすくなっているけど、第三党の◎が当落に引っかからなくなるわけだよな。このサンプルでは辛うじて第5区で当落に引っかかってくるわけだけど、意見が反映されるのは、全区だったら2なのに、この表でも0.5だ。もっとも0.5議席なんてないから、1か0かって所だろう。そうなれば、その区の政治に◎党の意見は反映しなくなる、という事だ。


伊東:じゃあ、有権者10、定数1の5選挙区となると…。

びー:こうなるな。

○○○○○/●●●/◎◎ 当選は○
○○○○○/●●●/◎◎ 当選は○
○○○/●●●●●/◎◎ 当選は●
○○○○/●●●●/◎◎ 当選可能性ありは○●
○○○○/●●●●/◎◎  同上
 ○党が2~4議席、●党が1~3議席の可能性を持つ。もっとサンプル増やせばよかったが仕方ないな。でも、はっきり言えるのは◎党の意見が反映しにくくなる、という事だ。まさか、勝てそうな選挙区にこぞって移動する、というわけには行かないだろ。

 少人数しか当選しない選挙区、というのは、つまる所多様な意見を拾うというのには適しない制度さ。しかし、世の中には多種多様な人が住んでいるわけさ。それを果たしてくみ上げられるのかっていう疑問もあるわけよ。


伊東:実際、共産党議員のいない愛知では、俺達の出した請願は「俺達ー、そんなものやんないしー」といったかどうかは知らないがまともに扱われていないわけだろう。だから、今回の選挙ではまず「共産党議員のいない議会」は防ぎたかった。少なくとも、議員がいれば「まったく議会に反映されない」という事だけは防げるからな。

びー:そんな状況なだけに、佐藤正雄さんを落とした福井、松岡徹さんを落とした熊本は本当に悔しい思いをしていると思う。また、先に触れた激しく減った所に関しても、民主党がかなり激しく攻め込んだのだと思う。
 「反政権の想いは民主党へ」ってな。


伊東:ま、民主党に関してはお手並み拝見、と行きますか。
 有権者に対して「反政権」とか「格差是正」とか言って当選したわけだろ。きっちりやれるかどうか、見てみようじゃないの。まさかどこかの県みたいに「建設的野党」とか言って、途中で折れるんじゃないだろうね?

びー:その時は、そういう態度とりましたって事を有権者に教えてやりな。

2.その他諸々。

伊東:ま、選挙戦通じて-7のマイナスを喫してしまいましたが前回当選できなかった(少なくとも)14の選挙区で当選を果たしたわけだし、今まで当選に絡めなかった所で激しく追い込んだ所もあった。
 選挙の反省で「よかったばっか言ってんじゃねぇ」という声もあります。それは正しくその通りで、結果がどうあれ安住してはいけないのはその通りです。だけども、一つだけ反論許していただければ「じゃあ、うつむいて黙り込んでいれば何か成果は出るのか」というモノです。

 確かに、一時期達成した最高到達点に比べれば、議席数が落ちているのは事実だし、自分達の活動に問題点がないというものではありません。しかし、政治の舞台でたたかい、楔を打ち続けてきたからこそ、今の力を維持しているのであって、そうでなければとっくに「空白20県」になっているでしょう。
 いい加減「賢くなれ」という言葉にはうんざりです。
 「今日の出来事」new-eraさんが語っていた記事で、今の自分の心境にピッタリな言葉があったので、許可を得た後紹介します。 

びー:ま、全国展開している政党だし、政治家というのは、何言われても仕方がない部分というのはある。
 だがな、政党が、政党なりの視点で問題点を見つけ、その克服のために動く事に関してまで何のかの言われるのはおもしろくないぞ。同じ問題点を持って、幅広く行動できれば、一番それに越した事はないし、そういうのをやってはダメだなどとは考えない。そんなんだったら、前号の記事なんか書きやしない。

 だけども、今があんまり酷すぎるからそれよりはマシだろうと、その『避難場所』に行ったはいいけども、実はそこも…でした、という危険性もある。だったら、その危機打開のために自分達が主体となってたたかい、一緒に動きませんかという事を言って来たんだが、その事すら話を聞いてもくれずに「黙って票だけよこせ」ではな…。


伊東:もう今更それ語っても仕方ない。言えばまた荒れる。

 オレの所カスだ何だいうのは一向に構いやしない。
 ある意味では事実だからね。
 でも、共産党批判をする人の中には、お高くとまってものを語る人もいる。
 それが気に障る事も少しでいいから分かってほしい…が無理だな。

びー:「犯罪行為」と「政治論争」の区別もつかない奴は放っとけ。結果、犯罪行為を是認した人の言う事何ざ気にする事はない。お前は黙って自分のやるべき事をやれ。

伊東:ああ。そうするよ。


びー:何にしろ、後半戦は目の前だぞ。
 住民の役に立つ議員・政党は誰なのか。
 くらしを守る盾になれるのは誰なのか。
 それを示してやりな。


伊東:おう。

 さて、今回の対論記事をご覧いただきましてありがとうございました。
 これにて、前半戦に関する事については一まとめとして、次のたたかいに向けて走り続ける事にします。拙文を読んでいただきましたありがとうございました。

びー:今日はここで失礼するぜ。おやすみなさい。





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最終更新日  2007年04月12日 23時22分02秒
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