つなげ“希”動力-袖番号96、伊東勉のページ楽天版(更新停止。書庫ログ)

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2012年03月31日
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 2日前に取り上げた日航労働者解雇に抗しての裁判。結果から語れば清々しいまでに経営者側の思惑に乗った判決が出てしまいました。
 「解雇しなくてもやっていけた」の稲盛発言に対しては「個人の感想」。解雇の必要性に対する疑問に関しては「稼働ベース」というワケわからんルール作られ、年齢と病歴を基準にした解雇も「合理的」有効(アメリカでさえ年齢を基準にした解雇は禁止)。営業利益が伸びた点に関しても「“要らん奴等”のクビ切ったから」。
 さらに念が入っていることに、これだけ会社側の言い分ばかり聞いた判決の割に、たった一つ「原告2人の減額されていた給与の支払い」だけ認めた、と。
 朝日新聞は、この項をもって「原告の請求をほぼ棄却」と書いたが、私に言わせればこれにしたって『多少の利益は与えるが、それをもって原告団の団結を壊そうとする仕掛け』にしか思えない(こんなんで簡単に壊れるモノでないのも知っていますが、この手の闘争に「分断工作」はつきもの)。そういう意味では、この裁判は「経営者側の圧勝」にされていました。

 でもね、こんなん許したらどーなるんでしょうね。
 「“うるさかった”り、“金食い虫”の労働者」のクビ切るのに「経営不振」を錦の御旗に立てりゃ、労働者簡単に追い出せる。経営の状態を悪く見せることは容易いと言いますからね。この裁判確定させてしまえば「大量解雇の武器」与えてしまうだけです。

 その大量解雇が何生むか。まず第一次的にあげられるのが労働者の生活難です。収入が計算できなきゃ暮らし成り立ちませんわな。
 次に「仕事の質」。事あるごとに経営者側の立場に立つ人は「労働者側も雇用の流動化を望んでいる」と言いますが正直意味不明。「職を離れた人が次の職に就きやすくして」なら意味が分かりますが、自分達でクビを切りやすくするための理由付けに使うのであれば、それは「おためごかし」といいます。
 おっと、横道それた。元に戻しますね。


 さらに話を広げれば、企業の利益収入にも関わる消費に関して。
 簡単に話すりゃ「ない袖は振れない」ってやつで、職がなくなったりして減収になれば、買い物の幅縮小せざるを得ません。まさか「3食を2食にしてでもわが社の商品買え」てわけにもいきませんしね(皮肉)。

 経営に困ったらクビを切れ、という思考は、一時的には利益をもたらすものでしょうが、その実今まで書いてきた部分のようにマイナスの影響も多くあります。まだ二審、三審と裁判が残っていますが、これ以上の労働者への侮蔑を許さないための行動を広げ大きくしなければわんないな、という事を強く思わされた裁判でした。

※この言葉は、得てして「枝葉的なテクニック」という意味で使われがちですが、実際は「根幹的な~」という意味で使われる言葉です。





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最終更新日  2012年03月31日 19時07分46秒
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