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2026年09月05日
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カテゴリ: 教育
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娘たちが小学生の頃、「遊びながら学ぶ」という考え方に、僕は懐疑的でした。
「勉強は勉強、遊びは遊び。きちんと机に向かうことが大切だ」という信念がありました。
妻がたまに娘たちとカードゲームをしながら「これって算数の練習になるんだよ」と言っても、「そんな遠回りなことをしなくても、ドリルをやらせればいい」と思っていました。
その考えが変わったのは、ある日曜日の夕食後のことでした。
■ 何気なく始まった「クイズ大会」
その日、長女が「パパ、問題出して」と言ってきました。
「どんな問題?」と聞くと「なんでもいい」と言います。
何気なく「じゃあ、日本で一番長い川はなんでしょう?」と聞きました。
長女と次女が考えて「信濃川!」と答えました。正解でした。
「じゃあ次は私が出す番」と長女が言いました。
「都道府県で一番人口が少ないのはどこ?」
僕も答えられませんでした。「一緒に調べてみよう」と言って、スマホで確認しました。
「鳥取県か、知らなかった」と言うと、娘たちが「パパも知らないことあるんだ」と嬉しそうにしていました。
気づいたら1時間が経っていました。
■ 「クイズで学ぶ」が定着していった理由
その日以来、週末の夕食後に「クイズ大会」をする習慣が自然に生まれました。
続いた理由を振り返ると、3つのことがありました。
① 「勝ち負け」があるから、燃えた
学習の場では正解か不正解かを淡々と確認するだけですが、クイズ形式にすると「誰が最初に答えられるか」という競争要素が生まれました。
次女が「私が先に答えられた!」と喜ぶ姿、長女が「惜しかった、次は負けない」と言う姿——その感情が、「もっと知りたい」という気持ちにつながっていきました。
娘たちが問題を出す番になると、学校で習ったことや興味のあることを問題にしてきました。
僕が知らない問題もたくさんありました。「パパも知らない」という場面が、娘たちのモチベーションを高めていました。
「大人が知らないことを子どもが知っている」という場面が、子どもの自信を育てていました。
③ 「調べること」が自然になった
わからない問題が出ると、家族全員でスマホや本で調べるようにしました。
「答えを知っている人が正解を言う」ではなく「みんなで調べて確認する」というスタイルが、「わからないことは調べればいい」という習慣を、ゲームの中から自然に育てていきました。
■ 我が家で定番になったゲームと学習効果
クイズ大会以外にも、様々なゲームを試しました。特に効果があったものをご紹介します。
① 都道府県カルタ
都道府県の特産品や名所をヒントにしたカルタです。遊んでいるうちに、娘たちが自然と都道府県の位置と特徴を覚えていきました。
社会のテストで「地理は得意」と言っていた長女の基礎が、このカルタから来ていたと思っています。
② 算数トランプ(計算カード)
数字の書かれたトランプで足し算・掛け算のゲームをしました。「大富豪」のルールを計算に応用したゲームで、次女が「算数って面白いかも」と言い始めたきっかけになりました。
③ 親子でことわざ・慣用句クイズ
「急いては事を仕損じる——この意味は?」というクイズを出し合いました。
言葉の意味を調べながら、その言葉にまつわるエピソードを話し合う時間が、自然な国語の学習になっていました。長女が「国語の読解は、言葉の意味をたくさん知っているかどうかだ」と言っていたことの土台が、ここにありました。
■ 「ゲームで学ぶ」の落とし穴と対処法
正直に言います。うまくいかなかった面もありました。
競争が激しくなりすぎると、負けた子が「もうやらない」と言うことがありました。特に次女は負けが続くとすぐに機嫌が悪くなりました。
対処法として、「チーム戦」を取り入れました。長女と次女が同じチームになって、パパとママのチームに挑戦する形式にしたのです。
チームになると、娘たちが「こっちじゃない?」「私はこう思う」と相談し始めました。その話し合いが、また別の学びになっていました。
■ 娘たちが大学生になった今も続いていること
帰省のたびに、食後に「クイズ大会」をすることが今でも続いています。
大学生になった娘たちが出す問題は、専門的な内容も増えてきました。長女が「デザインの歴史クイズ」を出してきたとき、僕はほとんど答えられませんでした。でも教えてもらいながら「へえ、そうなんだ」と言う時間が、最高に楽しかったです。
「学ぶこと」が「遊ぶこと」になっている家族の文化が、あの何気ないクイズ大会から生まれていたのです。
「ゲームで勉強なんて遊びだろう」と思っていたあの頃の僕に、今の娘たちとのクイズ大会の様子を見せてあげたいと思います。
遊びの中から生まれた学びは、机の前で身につけた知識より、ずっと長く娘たちの中に残っていました。





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最終更新日  2026年09月05日 19時03分29秒
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