June 24, 2005
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世界04年8月号の記事「ディアポラス紀行」(ソ・キョンシク)を読んで。

ナショナリズムという想像力が高まると、つまり「国民」意識が高まると、戦争(当然ながら国策による)で生物学的に死ぬことがあっても、「国民」としては死なない、、、そのような観念を持つことが可能になるようである。例えば、

「イタリアのために死ぬものは、死ぬことがない」(1937年スペイン戦争中のクリスマス、ミラノ大聖堂の巨大な吹流しに大書きされた文章)
「天皇の御為に身命を捧げることは、いわゆる自己犠牲ではなく、、、、、国民として真生命を発揚する所以」(1936年朝鮮総督府の役人の言葉)

筆者が言うには、「人は生物学的な死を免れることは出来ない。だからこそ人は死への恐れと、不死への欲求があるが、マルクス主義などの進歩主義的思考様式は、そういう問いに対して答えられず、宗教思想はあいまいに暗示するにとどまる」

この欲求不満に応えるものとして、国家のためにはもちろん、被支配者たるその構成者のためにも一見都合よく「永遠不死のものとして、「「国民」という観念が登場した」ということである。





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Last updated  June 24, 2005 07:46:44 PM
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