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アフガニスタンに駐留するアメリカ軍によりますと、南部のへルマンド州で27日、パトロールをしていたアメリカとアフガニスタンの合同軍に対し、タリバン側からロケット弾などによる攻撃があったということです。これに対して、アメリカ軍は空爆で応戦し、80人余りのタリバン兵を殺害したと発表しました。また同じ南部のカンダハル州でもアメリカ軍とタリバンとの間で戦闘があり、タリバン兵数人が死亡したということです。アフガニスタン南部では、アヘンの原料になるケシの栽培が盛んに行なわれ、この地域を拠点に攻勢を強めるタリバンに対して、アメリカ軍などが掃討作戦を続けています。一方、東部のパクティカ州では27日、NATO・北大西洋条約機構を中心とするISAF・国際治安支援部隊の基地でタリバンによるとみられる自爆テロがあり、アフガニスタンの兵士や市民5人が死亡しています。(NHK 10月28日 20時59分)
このニュースで気になったのは「アフガニスタン南部では、アヘンの原料になるケシの栽培が盛んに行なわれ、この地域を拠点に攻勢を強めるタリバンに対して」という下りである。この文脈ではタリバンがアヘン栽培をしているあるいは住民に奨励しているような印象を受ける。
しかし、先日中村哲氏の講演を聞いたのだが、「 タリバンはケシ栽培を厳しく禁じていた。タリバン政権が崩壊した後けし栽培が盛大に復活した
」と述べていた。中村氏はアフガニスタン・パキスタンで長く医療活動・水源確保事業を続けている人物であり、アフガニスタンの実情に最も詳しい日本人である。
タリバンの悪印象を視聴者に植え付けるほど、視聴者の心ではアメリカの軍事力行使が正当化される。
タリバンを日本のメディアの報道通り、狂信的集団と見る多数派が、アメリカ軍がタリバンを掃討していることと同程度に認識しなければならないことは、
9.11以来アメリカ軍はタリバンを攻撃するつもりで(それは事実なのだが)攻撃を実行して、9.11の犠牲者を恐らくはるかに上回る民間人を死に至らしめていることである。
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