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地域医療、とりわけ過疎地の医療サービスについて、問題解決の糸口が
すでに実践を通して取り組まれていることに、感動しました。
寿都診療所への政務調査で感じた印象です。
寿都にあった道立病院の移管とそれに対する寿都町の取組みの模様が、NHKのクローズアップ北海道で昨年11月放映されました。
寿都町は、地域医療の必要性から当初計画では、ベット床を持たない診療所にする計画を町民に示し、説明会を繰り返しました。
町民からは、入院施設のある医療施設は維持できないのか、医療体制の不安が続出しました。
60床あった道立病院から、0床の診療所なのですから、町民の不安はうなずけます。
町関係者は、ベット床を持てる診療所づくりに方針を変え、東奔西走しますが医師等スタッフの確保と言う大きな壁はハードルを越えることが出来ません。
そんな苦渋の中、担当者の繋がりから、北海道家庭医療学センターの存在を知ります。
話は大きく進展します。センターの地域医療への取組みの姿勢と、寿都町の求める医療への想いが手を結ぶことになります。
道立病院には、内科・外科・産婦人科・精神科の4科があり、2名の医師が常勤し、18人の看護師さんで運営していました。
しかし、2名の医者は、いずれも外科のお医者さんでした。
新しい移管後の診療所は、ベット数19床 内科・外科・産婦人科・精神科に小児科が加わった5科となり、医師の数も3人体制に、看護師さんは9名で運営されることになります。
さらに特筆すべきは、家庭医療科(別途説明)という大きなくくりに内科・外科・小児科を入れたことです。
産婦人科と精神科は、週1回別の病院から医師の派遣をしてもらいます。
住民にとっては、何よりも不安が解消したことに加え、医療の充実が図られたことに大きな喜びをもってスタートを切ったようです。平成17年4月のことです。
1年が経ちました。その時点での、今回の政務調査です。
うまく機能しているんだな~と言う印象は、出迎えてくれた町長、議長、事務局長の笑顔に象徴されておりました。
初診者が2倍になったこと
問診時間を15分以上取るようにシステムを変えたこと
それに伴い従来カーテン越しの診療室を壁のある個室にし、患者の情報を他人に聞き取られたくないと言う点に配慮したこと
午前のみの診療時間を、午後も開設したこと
他病院との連携を強化し、2次診療の必要な患者は速やかに転送するか、インターネットを活用した取組み(遠隔医療)により、専門の医師がいなくても寿都診療所に入院のまま治療に当たることが可能になったこと
診療所長以外の2名の医師は、6ヶ月~1年で交代するが、カルテの共有・グループ診療により住民の不安を解消するシステムに変えたこと
つづく
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